明らかになった耳鳴りの原因から治し方を考える③脳の抑制系と耳鳴り
明らかになった耳鳴りの原因から治し方を考えるシリーズ
耳鳴りの正体
耳鳴りが脳の抑制系の神経活動の弱りであることが生理学研究所の2017年研究発表によって明らかになりました。
抑制系?神経活動?
聞きなれない言葉に戸惑うかもしれません。
抑制系=GABAと表記すれば「見たことある、ストレスに聞くチョコレートだね」と合点がいく方が多いでしょう。
GABAとはストレスに対する耐性を高める脳内で働く物質です。
ストレスと聞くと会社や学校の嫌なこと・・・を思い出す方もおられるでしょう。
ストレスは「嫌なこと」ももちろんですが痛み、雑音、光など普段特に気に留めていないようなこともストレスの範疇に入ります。
脳は身体に害が及ばないような痛みや雑音を『抑制系の神経活動』を働かせて無意識下
に置いています。
耳鳴りは本来ストレスとなるはずの音を無意識下に追いやることができなくなる、いわゆる脳のバグの状態といえます。
そして脳の神経活動はMRIやCT、聴覚検査では探知できるものではないので、検査の結果、耳鼻科や脳神経外科で『異常なし』と言われて、耳鳴りで苦しむ方をさらに苦しめてしまうという負のスパイラルに陥れてしまいます。
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