昔、留学前に一時身体を壊したことがありました。
ほんの一週間ほど全身の倦怠感や腰が痛い状態が続いたため、留学前ということもあり、病院で検査を受けました。
血液検査には異常はなく、尿に潜血反応があるのみで、医者からは「なんで来たんや」といった感じの対応を受けました。
まぁ血液検査で異常がないならということで、中国へ旅立ちました。
留学して１週間は毎日、酒と羊をひたすら食いまくるという、最初の勉学の志しは消え失せていましたが、２週間ほどしてから腰に激痛が走りだし、遂には尿が真っ赤になるほどの血尿が出てきました。
あ、これはあかんやつや・・・
中国の地方に留学していたのですが、民間の病院は行ってはダメ(適当な医師ばかりの為)軍関連の病院へコネを使って受診しました。
そこで受けた診断が【腎結石】尿管に石が詰まってしまい腎に尿が溜まって腰痛になっていたようです。
超音波で石を砕く処置をした後に、中医師に漢方薬を処方してもらい、およそ半月で完治となりました。
※ちなみに『ケッセキガー』という韓国語があるらしく、『結石になったよ』と言ったら韓国の留学生はかなりツボにはまっていました。
前置きが長くなりましたが、今日は腰痛と内臓の関わりを紹介します。
知るだけで治ってしまう腰痛の原因【その８】
私が経験した腎結石ですが内臓の中でも腎臓が一番腰に近い場所にあるため、腎臓の反応はダイレクトに腰痛に関連します。
腎臓、大腸、女性だと卵巣の腫れによる腰痛。
腰痛持ちで大小便が毎度出ていないならば、腰痛の原因は間違いなく腎と大腸にあります。
出すものだしましょう。
大腸で便がどうしても出ない場合は、腸閉塞、腸捻転また大腸がんの危険性もあるので我慢せずに早めに受診したほうがよいでしょう。
※昭和の鍼灸界の巨人間中喜雄氏は従軍医として戦艦に乗船していた際に多数の腸捻転の将校を治療したと語っています。繰り返す腸捻転や腸の違和感、痛みはやはり鍼灸が効果があるんですね。でも一番は運動が大切ですが・・・
鍼灸臨床医典―初心者のための取穴法解説/医道の日本社
￥2,160
Amazon.co.jp
腎臓の不調による腰痛は腎臓の炎症である腎盂腎炎は女性に多いですが、
尿管や尿路の結石は男性に多い傾向があります。
他にも高脂血症の薬である【スタチン】が腎臓の炎症と関わりがあることは意外と知られていません。コレステロールが高くなると無条件で出される薬ですね。
元々は先天性の高脂血症の為の薬として開発発売されたものなので、一般の人は飲んでも意味ないんですけどね・・・
このスタチンは日本人が発見し、アメリカで商品化されたのですが、日本の製薬会社が積極的に売り出さなかったのは、犬の動物実験で腎臓に結晶が溜まることが懸念されたためだそうです。
当時すでに肥満体国だったアメリカは【スタチン】の存在をしるとすぐさま商品化しました。
その後、日本も右に倣えと積極的に売り出しています。
コレステロールの薬を飲んでいて、腰痛がという方は知らず知らずのうちに腎臓に炎症が起こっている可能性があるでしょうね。
っていうのはこのブログだけで、日々の診療では言いません。
鍼灸師が薬の指導はしてはダメですからね。
世界で一番売れている薬/小学館
￥1,728
Amazon.co.jp
PS．痛みってなんなんでしょうか？
私は身体が発する警報だと考えています。
腰痛にしろ、腹痛にしろ。
地震が起きて、津波が来るぞ～！逃げろ！！
って警報が鳴ったらどうしますか？
逃げますよね。
痛みも身体が逃げろ～って叫んでいる状態ですよ。
あなたは逃げる準備はできていますか？
■阪急石橋駅徒歩３分の鍼灸専門院■
池田市石橋１-２３-５ 神戸屋ビル１階
072-761-5589
□初診時の治療の流れについて
□施術料金について
□アクセス
□患者様の声
メールでのご予約はこちらから
●お問い合わせフォーム
電話でのご予約はこちらから
●072-761-5589
□木もれび鍼灸院のホームページ
□薬膳教室のブログ
伝統はりきゅう専門の鍼灸院です。
本当の治療の為の治療院をお探しの方のための鍼灸院。