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 海外育ちの旦那と夫婦で書いた本。語学に関するあれこれが、夫婦で会話しているマンガの中に書かれている。

 

 

【The】
① ネイティブは母音の前の 「the」 を 「ジ」 と読みとは限らない。
② 「ジ」 になることが絶対的に正しいとはいえないが、
       無意識のうちに 「ジ」 になっていることがある。
③ 何をどのくらい 「ザ」 と言うのかは国や地域、または環境などによって違う。

 環境って何・・・? 
 例えば、詩を書く(読む)人は 「ジ」 と言う確率が高いと思うし、コーラスの発声訓練を受けている人は 「ジ」 と言う方が美しい、と指導されていると思う。 (p.20)
 現在、学校でどう教えているのか知らないけど、あまりこだわる必要はないとうことらしい。

 

 

【 “~” の記号の読み方】
 人によって勝手な読み方をしている。 ”波線” と言う人、 “ニョロ” と言う人、様々。
 ワープロのインストラクターさんみたいな人たちは、何ていっているんだろう。
 ティルデ (tilde / スペイン語)  (p.84)
 元は、発音記号として文字の上部に添えられていたもの。
 ジーニアス英和辞典には、以下のように書かれている。
 ティルデ《スペイン語の口蓋音化記号》;ティルド《ポルトガル語の鼻音化記号》

 

 

【記号 @ に関して】
 インターネットのメールアドレスでは “アット(at)マーク” といわれているけれど、それ以前から単価の記号として用いられてきた。
 もともとは 「アンフォラ」 って意味の記号だったんだよ。 
 Amphora (ラテン語)
 「アンフォラ」 とは、取っ手がついたツボのこと。1つのアンフォラに入る量が 「1アンフォラ」 
 その後 「単価」 を表すマークになった。
 1536年に書かれた 「商船の積み荷明細書」にもう使われているんだよー。 (p.86)
 

【 ♯ と # 】
 タテかヨコ、いずれかが斜めの違いで、ふたつある。知らんかった。
 “シャープ” と入れて変換すると “♯”。 タテがまっすぐ。
 “ナンバー” と入れて変換すると “#”。 ヨコがまっすぐ。 (p.87)

 

 

【・・・とか】
 それにしても年々日本語の 「あいまい度」 は高くなっているよね。
 いろんなものに 「とか」 をいっぱいつけてさ。
 「とか」 は最近英語でも言うよ。
 He‘s angry. (彼は怒る)
 He‘s like all angry and stuff.
  (彼は怒ったり何だりしたりする)   (p.98)
 この場合の stuff は、 “ふるまい” というような意味合いらしい。

 

 

【シンデレラ:Cinderella】
 Cinder は “灰”、 ella は “女性化する接尾辞” (p.130)
 つまり、シンデレラは、「灰まみれちゃん」! 
 古い書籍には、「灰かぶり姫」 というタイトルのものがあったという。
 シンデレラのストーリーに良く似た話が中国にもあり、フランスのものより800年くらい古いって、最初に気づいていたのは、南方熊楠だそうです。

 

 

 まあ、この本には、雑学的ないろんなことが書かれている。 
 
<了>
 

  小栗左多里・著の読書記録

     『ダーリンの頭ン中』

     『ダーリンは外国人2』

     『英語ができない私をせめないで』