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 写真の黒人女性は、2004年にノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさん。2005年2月の来日時に日本語の 「もったいない」 に出会い、地球環境を守る世界共通語として 「もったいない」 を世界各地で訴えている。

   《参照》   『これから5年 日本人が気付くべきこと』 小山政彦 PHP研究所 
              【もったいない】

 

 

【アロハシャツのルーツは着物】
 アロハシャツは、およそ80年以上前、ハワイに渡った日本人移民が、もってきた 「きもの」 を現地の気候に合ったシャツに作り替えたことにルーツがあります。 (p.29)
 日本の 「きもの」 は究極のリサイクル衣料です。糸をほどけば元の反物に戻るので、仕立て直して、親から子へ、子から孫へと何世代にもわたって着つづけることができるのです。 (p.26)
 昔の人は、着物が古くなればその生地を利用して、様々なものに再加工していた。そして最後は、手ぬぐいや雑巾になるまで、その命を全うさせていたのだろう。
 それは、 「ケチ」 なのではなく 「惜しむ」 の精神である。
 「もったいない」 の対象は、物ばかりではない。
 幸せですら 「もったいない」 と思えるのが本当の日本人である。

   《参照》   『米長邦雄 ともに勝つ』 加古明光 (毎日新聞社)
               【惜福】

 

<了>