修羅場を乗り越えて…。開幕戦。VSビダ。アウェー。
【新たな戦いの始まり】の続きです。
2013-2014・ホンジュラス1部・前期リーグ「Torneo Apertura(トルネオ・アペルトゥラ)」が、ついに開幕しました。
開幕戦の前日になっても支給されなかったチームの移動着(上の写真の僕が着ている服)は、試合当日、アウェー遠征のバスの中で支給されました。バスの中で移動しながらみんなでゴタゴタ移動着に着替える…。これぞ正に、「移動着」。何とかアウェーの会場に到着するまでに間に合ったとは言え…ありえません。
給料に関しては「試合前までに払う」事になっていたのですが、またもスッポカされて支払われず…。選手もお金の事が気になって、試合になかなか集中できません。
一体、どうなる…?
果たして、結果は…?
※黄色がパリーヤス・オネです。
パリーヤス・オネ、アウェーでビダに「2-1」逆転勝利!!
見事に開幕戦を、クラブ史上初の「1部リーグ白星」で飾りました!!
スタメンの大半が2部リーグでのプレー経験しかなく、この試合が「1部リーグデビュー戦」ながら、強いメンタルで「修羅場」を乗り越えて逆転勝利し、クラブの歴史に新たな1ページを刻みました!!
しかし…。上の動画にあるようにGKのミスが絡んでの失点があったため、喜びは半減…。GKコーチとして、もっともっとGKを成長させなければなりません(対戦相手のビダのGKは、昨年のロンドン五輪でホンジュラスをベスト8に導き、日本でも少し有名になったホセ・メンドーサです)。
ちなみに古巣のレアル・ソシエダは、4大ビッグクラブであり今季から2005年のクラブW杯でコスタリカのサプリサを「世界3位」に導いたメドフォードを監督に招聘したレアル・エスパーニャに「3-0」で完勝し首位発進。昨季「昇格1年目で奇跡の準優勝」を成し遂げたメンバーのほとんどがそのまま残ったレアル・ソシエダは今季さらにパワーアップしている模様。昨季までは心強い「味方」でしたが、「敵」として対戦する今季は正に脅威の存在です。
開幕戦を終えての順位は、こうなりました!!!!!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
1位:レアル・ソシエダ 勝ち点3 得失点差+3
2位:ヴィクトリア 勝ち点3 得失点差+2
3位:パリーヤス・オネ 勝ち点3 得失点差+1
4位:デポルテス・サビオ 勝ち点3 得失点差+1
5位:オリンピア 勝ち点1 得失点差0
5位:プラテンセ 勝ち点1 得失点差0
7位:ビダ 勝ち点0 得失点差-1
8位:モタグア 勝ち点0 得失点差-1
9位:マラトン 勝ち点0 得失点差-2
10位:レアル・エスパーニャ 勝ち点0 得失点差-3
オリンピア、モタグア、マラトン、レアル・エスパーニャという「ホンジュラス4大ビッグクラブ」が1チームも勝利を挙げられないという波乱のスタート。やはり今季も一筋縄ではいきそうにありません。今後を考えても、1部初参戦ながら地獄の「開幕から3試合連続アウェー戦」というムチャクチャ不利な日程で戦わねばならない我々にとって、この「開幕戦アウェー勝利」がもつ意味はあまりにも大きいです。
次なる試合…第2節は、2日後(今季も中3日、中2日のとんでもないハードスケジュールが続いていきます)。相手は前述した「サプリサを世界3位に導いた監督」メドフォード率いる、レアル・エスパーニャ。開幕戦をアウェーでレアル・ソシエダに完敗したとは言え、ホーム(我々にとってはアウェー)で戦う今回は話が別。強敵なのは間違いありません。
今後も「修羅場」は続いていきそうですが(汗)、チーム全員で力を合わせて乗り越えていきます!!
最後に…。試合前に支払われなかった給料ですが、勝利で飾った開幕戦の後、無事に支給されました!!これまでの1ヵ月半の、ここに辿り着くまでの壮絶な「修羅場」の事を思い出すと…給料を手にした時は感動して思わず涙が出そうになりました。何事も一歩一歩…。感謝、感謝、感謝…(下の写真は給料が入った封筒です)。
ただ…。
名前が違うじゃろ!!!!!
「Jogi Yomano」(ホヒ?ヨマノ)って…。※僕の名前は「Yoji Yamano」です。
◆連絡先メールアドレス: cafehondurasyoji@hotmail.co.jp