聖火リレーを終えて思ったことや感じたことを正直に書こうと思います。




いろんな意見が飛び交う中で聖火ランナーとして走ることに、正直抵抗はありました。




だから、また走る事が決まった時にオリンピックの根本をネットで調べてみたんです。



こんな言葉にたどり着きました。




オリンピックは『紛争をスポーツに置き換えることで争いをなくそうという理念』なんだそうです。




もちろん選手のためにある祭典ではありますが、根本は世界平和を目的とする祭典でもあると思われます。




だから僕は、聖火リレー当日にお伊勢参りを朝からしておりました。




伊勢神宮の内宮には、天照大御神がいらっしゃいます。




と、ここで神社仏閣大好き芸人として。




知ってる方は多いかと思いますが、ここで天照大御神のお話を少し。




そもそも神社の本殿には御鏡が祀られていることが多いですよね。

御鏡に向かって神様にお願いをするのが参拝の基本スタイルで、「神様は自分自身の心の中に居る」という考えにより鏡に手を合わすというのが1つ。

僕が好きな考えは、以下の考えです。

神社の参拝は、自分のお願い事ではなく、我を捨てて、世界平和や他人の幸せを願うことで神様と出会い、それによって自分の思いをも聞いてもらえるという説。

例えば、受験に合格したいとします。

「頑張りますから志望校に受かりますように。」

ではなく、

「親に支えてもらった恩を受験合格でお返ししたいです。」

と、我を捨てて、周りの人の為に頑張ることを鏡の前で誓うと、神に会えるというんです。

鏡(かがみ)の前で、我(が)を捨てると・・・

『かみ』に出会える。



どうですか、素敵でしょ???



「誰かの為に頑張ることが大事だと天照大御神が教えて下さっている」と、三重県のロケをしている時に教わりました。



世界平和の祭典で伊勢の地に聖火リレーが来て、そこを僕が行く役目ならば、『天照大御神に聖火ランナーとして世界平和を祈る』というジャンルやら垣根やら全部越えて参拝してもいいかなと、朝からお伊勢参りをしました。



その中で、皆さんが少しでも三重県に興味を持ってもらえるものをと月読宮なども行きました。





行ったからにはと、オススメの伊勢うどん屋さんも紹介したかったし。




聖火ランナーとして走る中で唯一ひっかかっていたのは、三重県名張市出身なのに伊勢市を走ることは、名張市の方はどう感じるだろうかと思っておりました。(自分で希望先を決めれる訳でもない聖火ランナーですから、従うしかないのですが。)




でも、世界平和を祈っていたら、そんな気持ちはなくなりました。




僕は、名張市出身。




でも、三重県出身。




そう考えたら日本人。




だったら僕は、地球人。




オリンピックパラリンピックは、『世界平和』を目的とする祭典。




何も気にすることない!!!




生意気ながら、地球規模の感想を抱きまして。




それでも。




連日のニュースで、聖火リレーがきっかけで密になっている人々の空撮映像を観ましたから、とにかく密を避ける為に徹底してライブビューイングの視聴・応援を呼びかけました。







伊勢市を走る聖火リレーのメンバーです。




徹底した体調管理とPCR検査などを受けた、この日の為に人一倍の努力をしたメンバー。




コロナ対策も全力で努めながら、バスで向かいました。







《みんなで希望の光をつなぐ》というのがコンセプト。




それぞれの希望を胸に、聖火ランナーたちは走ります。




沿道には、人々が集まってました。




でも、ここで報道と違うところが1つ。




皆さん、当然しっかりマスクをしてます。




そして、黙ってしっかり拍手をしてくれてます。




黙って思いっきりに手を振ってくれてます。




黙って、いっぱい写真を撮っております。




現地では、観覧のルールを守っている人達でいっぱいでした。




少なくとも、僕が出会った三重県の伊勢市の方々は、しっかり守られておりました。






午前中にお邪魔した内宮を通過して。




最後のセレモニー会場で走るのが、僕の役目でした。




バスを降りたら、人が群がりそうだから・・・








慌ててマスクを付けて話しました。




「ルール守ってくれたら惚れてまうやろー!」




そしたら、ちゃんと密を避けようと頑張る皆さんがいて。








黙って写真大会しようねってサインを出したら拍手をして下さって。







みんなで静かにパシャパシャ。




そして、定位置に向かってトーチキス。







走ってると、NHKのライブビューイングのカメラが聖火のトーチを撮らえて、なんだか背中を押す不思議なチカラが湧きました。




そして、沿道から見てる皆さんの眼差し。




マスクで顔が半分隠れた状態なのに、声をあげられないのに、エールを伝えようと身振り手振りで気持ちを届けてくれる皆さん。




それに応えようと声を出したいけど、近いから声を発することが出来なくて、ペコペコする僕。




だから、舞台に上がって距離が出来た時に、ルールをしっかり守った皆さんが素敵だということで「わざわざ集まってくれて惚れてまうやろー!」とマスクを付けて言いました。




この制限された中でも、エールを送り合える手段があることを来てくれた皆さんから学びました。




聖火ランナー達にずっとインタビューしている方にお話を伺いました。




そしたら、沿道の方々のパワーが嬉しすぎて、聖火を持って走った人が泣いちゃって言葉に詰まる方もいらっしゃったり、喜びを必死に伝えてくださる方もいて。




報道とは違う世界が聖火リレーの現場にはあって、こんな温かいみなさんの声がガッツリと届かないのが、本当に残念です。




と、正直に教えて下さいました。




この現場の放送でも、密になる光景を映しながら、舞台の上で「集まってくれて惚れてまうやろー!」という編集のニュースがあったそうで。




それを観た人が「チャンは頭おかしい」と批判しておりました。




僕だって同感だよ、それだけ観たらチャンは頭おかしいと思うよ。




なんで、こんな放送の仕方になるんだよ。




現場とニュースの差が、あまりにも違いすぎるよ。。。




三重県が7番目の聖火リレー。




あと40都道府県が残ってるんです。




僕は、三重県の聖火リレーが1番お行儀良かったと思ってます。




ダントツ1位だと思っております。




あと40都道府県、どれだけお行儀いいか対決しましょうよ!!!!!




「そしたらウチの県もお行儀は負けてなかった!」という群馬県や福島県などが言うなら、そこをアピールしていきましょうよ!!!




全国お行儀対決やっ!!!




感染拡大防止のために、色々やむを得ない事情もあると思います。




でも、アフターコロナは《共存》も意識していくんでしたよね???




感染予防をしながら生活するのは窮屈だけど、全部を無くす極端な発想ではなく、『可能性』という未来への希望が、聖火リレーにはあると感じて欲しいです。




今後、お近くに聖火リレーが来るのなら、絶対に参加した方がいいです!!!




不思議な力がみなぎって、みんなめちゃくちゃ元気になりますから!!!




そのかわり、こういう時期ですから全力で予防や体調管理はして下さいね!!




黙ってても、パワーは伝わります!!




無理なら、ライブビューイングで御参加下さい!




東京2020オリンピック聖火リレー | NHK2021年3月25日(木)〜7月23日(金)オリンピック聖火リレーのルートや日程リンクsports.nhk.or.jp



大丈夫です、プロが準備した映像なので素敵ですし、黙って走るお行儀の良さに、これもまためちゃくちゃ感動しますから!




この聖火リレーで磨かれたルールや考え方が、日本を一周して東京に行った時、研ぎ澄まされたピカピカの未来が待っていると思います。




それこそが、【希望の光】なのではないでしょうか。




これが、僕の聖火リレーの感想です。




長い文章、お付き合いありがとうございました。




みんなで繋ぎましょうねっ☆彡




そのためには、みんなが「聖火リレー素晴らしかった!」と叫ぶべきだ!!!!!!




みんなで盛り上げよう!!!!!!




地球人 チャンカワイ より