2018/6/27 駒込界隈で、吟行句会。
それにしても暑い!そして、風が強い。梅雨晴間とか白南風、という季語が浮かぶ。
まずは、駒込駅から歩いて15分くらいの、駒込天祖神社へいく。こちらは第四日曜日に地の輪をたて、夏越し大祓もあるそうです。

大きな神社ではありませんが、
杜の中にある感じが、いいです。

参道も、銀杏並木。

白南風や鎮守の杜の神木に
参道の影を歩みて夏祓 / すなみ
そして
少し歩いたところにある、駒込富士神社。

富士塚があり、この階段を上ります。


富士塚の上に、お社が。

富士塚の石段の数梅雨晴間 / すなみ
そして
六義園へ。いつも思う、立派な門構え。

紫陽花が残っていました。
内庭大門

六義園のといえば枝垂桜。
葉桜となっても風格があります。

葉桜となりて閑かや空広し / すなみ


白南風や蓬莱島の松のあを / すなみ
滝見茶屋には、ここで涼む人が代わる代わるやってきます。

水分石(スイブンセキ、ミズワケイシ)

滝見茶屋水分石の音を聞く / すなみ
緑に包まれるつつじ茶屋。
この時期が美しく、好きな場所なんです。

渡月橋


大木を見あぐる夏の空と雲 / すなみ

椎木の緑蔭にゐる杖の人 / すなみ

六義園は、俳句を始めてから、初めての吟行に行き、いろいろ教えていただいた場所。
ここへ来ると、初心を思い出す。
始めた頃の、まだ欲のない楽しさを思い出す。
今は、いい句を作ろうとしてしまうのが、ダメなんだなぁ。
ありがとうございました
