『神宿る島~宗像・沖ノ島関連遺産群』② | 砂時計365日

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日記、備忘録として。
気ままに撮った写真の整理として。
俳句、山登り、バレーボール、が好き。

神様に近づく旅の二日目。
今日は宗像市の神湊港からフェリーで「大島」に渡り、中津宮を参拝します。
また大島には、海の向こう…50km先に沖ノ島を望める「沖津宮遙拝所」があり、ここから沖津宮をお参りすることができます。沖津宮のある沖ノ島は女人禁制、男性も厳しいきまりをもって入ることを許される、神聖な島なのです。その神秘性が「神宿る」と言わしめるものなのでしょう。
女人の私は、神様に一番近づいてもこの場所、ということです。

まず中津宮に参拝。小さな島に作られた神社ですが、その厳粛な雰囲気は、歴史と島に住む信仰厚き人々に支えられ、また自然のままの森や湧き水の清らかさがずっと受け継がれていることがわかりました。

こちらは、神の湊、という名の湊。ここからフェリーに乗ります。



大島が見えてきました。



宗像大社中津宮



御神木と本殿・拝殿

こちらの注連縄はよく見ると縄に透明な糸がかけられています。それは縄が傷まないようにと、この島の漁師さんが作るときに、釣り糸で巻いたものだそう。島の人々が海の安全を祈り、信仰の厚いことがあらわれているところのひとつだそうです。

こちらは、本殿を囲む塀ですが、木材は沖ノ島の倒木を使ったものだそうです。本来は沖の島のものは草木一本持ち出し禁止ですが、倒木の朽ちるよりはとここへ運んできたそうです。
この先に神様の逸話の残る、湧き水が。



こちらは、沖ノ島遙拝所。

この扉を開けた正面に沖ノ島が見えます。でも扉は年に三回しか開かないそうです。



晴れて、海は青くみえましたが、霞んでいて島影すら見えませんでした。

さて、昼過ぎには宗像に戻り、周辺を回りました。こちらは古き宿場町。赤間宿。



くそして世界遺産関連遺産群のひとつ、新原・奴山古墳群。世界遺産登録に向けて周辺整備中といったところか。今はただ、そのまま古墳の山が並んでいました。





歴史を感じる…