プリティ・ウーマン以来、溌剌としたジュリア・ロバーツ出演の映画である。

映画人気女優とごく平凡な書店主が恋に落ちる話。この一行のプロットを知っただけで、ラブコメ好きはすでに興味津々となる。

ウィリアムが経営する書肆は旅行書専門店で、あまり儲かっていない。ある日、閑古鳥が鳴く店内にふらりと美しい女性が入り、本を買って立ち去って行く。それが女優アナだった。
直後、オレンジジュースを買いに出たウィリアムは街角でアナとぶつかり、しこたまジュースで服を汚してしまう。自宅へアナを案内し必死に謝りながら、あれこれ対処しようとするウィリアムの姿に好感をもったアナは、突然のキスをする。

これが好機となって友人たちと行う妹の誕生パーティーにアナを招待し、お互いの恋愛感情が高まっていく。
だがこれで最後までうまく行っては面白くないので、二人の仲に波乱も訪れる…。

起承転結がはっきりしている所が、この映画の人気がある所以であろう。
そしてジュリア・ロバーツの鋭角的な美しさと、ヒュー・グラントの温かい人柄がほどよくミスマッチしている。

周囲のウィリアムの友人たちもいい味を出していて、特に冒頭からちゃらんぽらんだったスパイクが最後にビシッとしたことをいうのが痛快である。

またいつか見たくなる作品である。