20世紀初頭、アメリカ西部で行われた競馬ラリーを描いた作品。
主人公の動物を愛する男クレイトンをジーン・ハックマン、その親友ルークをジェームズ・コバーンが演じている。
またレースに参加する紅一点が当時人気のあったキャンディス・バーゲン。

西部劇としては異色だが、クレイトン&ルークのコンビがカッコよく、ストーリーとしては面白い。しかしどこかテンポが悪い。やたらスローモーションが使われているせいか。


レースの参加者の一人で跳ねっ返りのカーボという若造が傍若無人な態度を取るが、クレイトンにぶちのめされ諭されて終盤は改心する。このパターンは西部劇によく見られる。


ところで漫画家・荒木飛呂彦は、絶対にこの映画を「スティール・ボール・ラン」のベースにしているはずだ(ちなみにジョジョ第二部のジョセフ・ジョースターとワムウの戦車戦は映画『ベン・ハー』をベースにしているに違いない)。