1972年の大ヒットパニック映画の「続編」と銘打たれている。
ストーリーはサルベージ船の食い詰め船長が沈没したポセイドン号から金目の物を盗み出そうと船内に侵入するが、出口が塞がれて出られなくなり、生存者たちと共に脱出を試みるというもの。そこへ医師団を装った一味が、船内に秘匿されていた武器やプルトニウムを密輸しようとしてラストは銃撃戦に。

まず、主人公たちの動機が不善で、親しみが持てない。前作で言葉は乱暴だが愛と勇気を持った主人公の牧師と段違いである。まあ、皆を助けようと行動力を発揮している姿を見て、そのうち船長にもやや好感を抱くようになるが…。

脱出口を探して爆発を繰り返す船内を彷徨う絵は、前回と同じで何の新味もない。爆発シーンも明らかに前作から流用している。悪役のスベポ(ヘンな名前である)が怪しげな武装集団ということはわかるが、政府のエージェントなのかマフィアなのか正体が不明ですっきりしない。

前作はジーン・ハックマンという名優や個性豊かな脇役たちがいたが、今回は冷酷なスベポを演じているテリー・サバラス以外、見たこともない俳優ばかりである。

前作が何度見ても飽きない偉作なので比べても仕方がないのだが、興行的に失敗だったという理由が明白にわかってしまう作品。