
時は1940年代。租界の上海で生まれ育った英国人の少年・ジェイミーは、侵攻してきた日本軍によって両親と離れ離れになり、虜囚となる。乏しい食糧と窮屈な収容所生活を強いられるが、しぶとく強かに生きぬいて、両親と再会するまでを描いている。
ジェイミーが頼りにしているほどには真摯に相手にしてくれない功利的なアメリカ人ベイシーの正体が謎。
英国人作家の体験記が原作だが、ジェイミーが零戦ファンだったというのは事実だろうか?。ただジェイミーと特攻隊青年(片岡孝太郎)の交流などはフィクションだろう。
また伊武雅刀やガッツ石松など日本人俳優も複数出演し、さすがスピルバーグだけに日本軍の様子は実態に迫っているが、英国人住居を占拠していた日本人兵士がネグリジェのような寝巻きで群舞?していたのは全くいただけない。
全般的にあまり爽快感がなく、スピルバーグの作品としては、やや平坦な印象を受けた。アカデミー賞複数部門でノミネートされたにも関わらず、全て選外となったというのも何となく頷ける。