
高校生男女3人とその担任教師が、不思議なスマホアプリの作用で、1868年の幕末にタイムスリップしてしまうお話。
勝海舟と西郷隆盛の会談によって、江戸城総攻撃が回避された歴史的事実を元に、4人が飛んできた先がその前夜。
どこかちゃらんぽらんで頼りない勝(玉木宏)の居候として、生徒からの信頼感が薄い教師(石原さとみ)が、勝の周辺でどたばたしながら、最後は生徒とともに一皮むけていく。
タイムスリップものが生まれることは後を絶たないが、それだけ人気が高いのだろう。
かくいう小生もそんなひとり。
幕末高校生というタイトルだが、実質は石原が主人公なので、「幕末高校教師」とするべきなのだ。が、そうすると何か別の物語を想像してしまうので、こうしたのだろう。
歴史は好きなのでそこそこ面白かったし、映画館の動員数も良好だったようだが、名作というにはほど遠い。
タイムスリップの原因が納得行きにくいものだし、川口春奈はあっけらかんとして幕末に馴染んでいるのはおもしろかったが、バタバタする石原や、主体性のないいじけた千葉雄大の態度にいらっとなった。
結局4人のうち、このふたりの変化・成長というのがテーマとなっているので、そういう描かれ方も仕方ないのだが。
最初はいい加減に映った勝が、最後に真髄を見せたり、吉田羊が折り目正しい武家の妻を演じたところはよかった。
評価3。