映画「アクアマン 失われた王国」 | champagne-bar-tritonのブログ 映画と観劇と浜田省吾

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海底王国アトランティスの王である「アクアマン」の続編。
アクアマンの戦いを描く、海中アクション・エンターテインメント。


映画「アクアマン 失われた王国」

 


海底王国アトランティスの王である、アクアマンことアーサー。
優しさとユーモアを忘れない熱い男で、愛する家族と暮らす。


海の生物を操る能力を持つヒーローだが、今や育児に奮闘している。
幼い息子とのやり取りは微笑ましくて可愛く、人間味に溢れている。


一方、ブラック・トライデントを偶然手にしたブラックマンタ。
それはかつて封印された呪われた古代兵器で、世界を滅ぼす力を持つ。

 

彼は父を殺されたとアクアマンを恨み、復讐を狙っていた。
兵器の邪悪な力が解き放たれてしまい、未知なる脅威が迫りくる。


海、家族、人類を守るため、アクアマンとその一族が立ち上がる。
海中で大暴れする、アクアマンのド派手な戦いぶりが楽しい。


さらに海中から陸、空へと舞台を移し、壮大なスケール感がある。
ストームに乗って戦うなど、幻想的で夢がありファンタジック。


お調子者キャラがぴったりの、ジェイソン・モモアがかっこいい。
規格外のパワーを持つのも納得の、鍛えられた肉体美が素敵。

 


目まぐるしい海中アトラクションが楽しめて、ワクワクさせる。

スピード感があって大迫力、スペクタクルな世界観で大活躍。


このピンチに、かつての敵である弟オームの協力を仰ぐことに。
王だったオームは砂漠の牢獄に幽閉されており、脱獄させる。


王座を奪った者と奪われた者が手を組み、共闘する展開が熱い。
アーサーと違い、伝統を重んじるオームの真面目キャラも愉快。


オームのパトリック・ウィルソンも、見事な筋肉美で素晴らしい。
筋肉隆々の二人が共に強大な敵に挑む、ビジュアルも良かった。


砂漠を抜け出した二人は、ジャングルで壮絶な攻防戦を繰り広げる。
まさかの物を口にするなど、笑いの要素が挟まれるのも面白い。

 


やがて、かつて海底世界に存在した、失われた王国のことを知る。
5億の海の生物を味方につけ、一族で一丸となって立ち向かう。


妻のメラや、母のアトランナも力を合わせて脅威に挑んでいく。

女性陣が強くたくましく、また美しいのもテンションが上がる。


その過程で、アーサーとオームも次第に兄弟の確執を解いていく。
大義ある戦いの裏に、家族の愛と絆を盛り込み感動的だった。


戦いを経て真の家族になっていく、ラストの奇跡に心が温まる。
環境破壊の現実問題も描きながら、痛快で爽快な着地点だった。


全ての種族が手を取り合う理想的で幸せなラストに、希望が見えた。