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さおりの先祖”あん”も 子供を盗まれたうちの１匹だった。
必死で我が子を探し回ったが
この世界と人間界とは
あまりにも遠かった。
一度穴を開けた空間を閉じずに
世界各国にハロウィンホテルとつながる空間を作ろうと
提案したのは”あん”だった。
研究に研究を重ね 技術者としての知識も付けていった。
ここにいても世界の動向はわかる。
それでもじっとしていられず
世界中の空間を飛び回って探し続けた。
探しまわるのに一生懸命で
培った技術を 次の世代の猫に渡すことなく
失意のうちに寿命を全うしてしまった。
こんにちは。チャンプです。
ポチっとしてもらうと 励みになります。
次第にシールドのことも
空間変異装置も 転送装置も
存在を忘れ去られていったのであった。
琥珀は空間転送装置のことは
微かに思い出したがそれ以上はわからなかった。
ハロウィンホテルに集合する手紙が届いた後
さおりから連絡があった。
頭の中に声と映像が届く 猫の技術が使われたのである。
「叔父さん、大変なの。
今すぐ手伝って欲しいの。」
「ご先祖様の事 覚えてる？
連れ去られた猫の子孫が見つかったのよ。
シールド発生兼情報収集装置が見つけて
その子孫にテレパシーを送って
見つかりにくく こちらとつなげる場所まで来るように伝えたの。
それでうちの先祖”りん”が その子孫たちを
ハロウィンホテルに転送させたのだけど
もう私たちと一緒には 暮らせない状況になっていた。
そのことはあとでいいのよ。
今すぐ絵を 世界中に配置するのを
手伝って欲しいの。
おじさんのところに数枚送るから
近くの空間ごとに それぞれ配備して頂戴。」
琥珀は 猫の大集会に何か違和感を感じていたが
これだったのかと思った。
絵は鑑賞するだけでなく もっと重要な意味があったように思うのだが
それが何なのかわからなかった。
今初めて 重要な装置であることに
気が付いたのであった。」
制作秘話
あんちゃん、りんちゃん 友情出演ありがとうございました。
あんちゃん 勝手に殺しちゃってごめんなさい。
ご先祖様が 何百年も生きるって設定には無理があって～。
同じサイズに見えても 使った画像の関係で
巨大あんちゃんと ちびっこりんちゃんなんです。
rupan-rin-anさん どうもありがとう～。
ハロウィン素材はこちらでお借りしています。
私生活で平成と令和を間違って書くという ミスをやらかし
皆さんの都合もあって 未だ解決が付かず
うんぎゃ～～～～、今日には解決するんだけどね
あ～～～な 日々でした。
情報がすっかり遅くて 今頃何言ってるの
って方もおられるでしょうが
知らない人もいるかもしれないというとこで
書いておきます。
コロナウィルスで重症化する人と 軽症で済む人の
振り分けが出来る様になりました。
「COPB2」というたんぱく質は 免役に関わっているとみられますが
このたんぱく質を持っている人は 軽症で済みます。
持っているかどうかは
血をとって調べれば 数時間でわかるので
重症の危険がある人だけを洗い出して
治療に専念できるようになります。
これで治療薬の開発にも
明るい未来が見えてきましたね。
さて ルー一族にも
明るい未来は 果たしてあるのでしょうか？
明日はいよいよラストです。
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