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ルー一族
それは血塗られた悲しい歴史。
里山町の”さおり”は 以前からこのハロウィンホテルへの通路を知っていた。
それは代々一家の秘密として 受け継がれて来た。
かつてリビアヤマネコは 約13万1,000年前に中東の砂漠などに生息し
やがて世界へと広がり
１万年前にはエジプトで 人とも暮らすようになっていった。
猫は完全な肉食動物であり、人とは同じ獲物を狙う競合関係にあった。
しかし、やがて人間が農耕を行うようになると、
穀物倉庫などに現れるネズミや野ウサギを狩るため、
猫は人間の生活圏に足を踏み入れ、
倉庫に住み着くようになり
肉食である猫は穀物に手を出す心配がなかったことと
穀物を食い荒らすネズミなどの害獣・害虫を駆除してくれたため
人と猫とが暮らすようになったのだった。
こんにちは。チャンプです。
ポチっとしてもらうと 励みになります。
リビアヤマネコが世界へ広がり
たくさんの野生の猫同士が交配を繰り返すうちに
様々なタイプの猫が生まれたが
その中に独自の進化を遂げたものがあった。
それら特殊な猫は新たな文化を生み出し
生活拠点となったのが ハロウィンホテルを中心とする土地であった。
城壁の代わりに空間変異装置を使ったシールドが張られ
半ば異次元に近いような土地と言うより空間だった。
Denはキャッツアイ通り 
メンテの際にバグることもあって
たまたま人間界とつながるときがあった。
不幸にもその際人間が入り込み
猫を連れ去ってしまったのだった。
人間を追い返すために いくつか空間に穴をあけ
人間界へ戻すことに成功したのだが
連れ去られた猫達を取り戻すことはできなかった。
（
）
猫の技術の進歩は凄まじく いつしか人間界のそれを凌いだ。
争いもなく幸せに暮らしていた猫達にとって
戦闘術を知るものは少なく
連れ戻し隊の編成もできずに
「海外へ連れ去られた。」という噂だけが広がった。
シールドについては機密事項であり
他へ洩れることのないよう ほとんどの猫は知らされなかった。
シールドの穴を防ぐには 世界各地に空間を作り
それらに暮らすようにしたほうが安全だとの結論に至り
ハロウィンホテルへは 各地から転送装置でつながれた。
各々の空間にはシールドを張る装置が置かれたが
もしものために また人間が入って来て
空間転移装置に気づくことのないようにしておかねばならなかった。
下手をすれば 地球そのものが爆発するかもしれない。
今や猫の方が 文化レベルも技術も上だったので
技術を使いこなせないものが扱うことは
世界の破滅へとなりかねないことが充分予測できた。
文化レベルが低ければ 技術は技術でなくなり
タダの破壊兵器にしかならないのだ。
世界にはデータ収集機器が設置してあり
各生物それぞれの動向は 常に自動解析されていた。
未だ猫の文化技術レベルに達する生物は
地球上には存在していなかった。
多くの猫は シールドも 空間転移装置も
セキュリティシステムも その他の技術も
何も知ることなく暮らしていた。
今回それが 裏目に出てしまった。
シールド それは各々の空間に配置された
絵によって作られていたものであり
同時に 世界中に配置されたことによって
かつて連れ去られた猫の子孫を
探すためのものでもあった。
制作秘話
文字だけで一気に説明したよ
わかった？
連れ去られた猫役を募集しようか迷ったのだけど
アメーバの写真登録がなかなかできないの。
やっとできたら同じのが何枚も登録されたり。
すぐ収まるかと思ったら 何日経ってもぜ～んぜん駄目じゃん、
もう文で頑張ったよ。
ちょこっと（辛い役の）友情出演もして貰えました。
食事シーン、ﾊﾟﾝとミルクで朝食だと思った方もおられました。
そりゃそうよね どうしようか迷ったのよ。
夜にホテルに到着したから
深夜の食事となるのにパンとミルク？
猫は夜行性だから まぁいっかっなんて
適当に変な理屈つけて（いやその理屈合わないｿﾞ）
載せました。
ちなみにボトルにすると かなり高級感ですよ。
chyachyaponさん 茶々ちゃん
でもお顔が小さくなるのよ。
（ラベルの四隅にも 文字が入っています。
拡大しないとわからないんだけどね）
k-mickey-iさん ミルちゃん
いよいよ佳境です。 見えるかな？ こそっとお知らせ。
あ、書き入れてない子がいた。ご先祖様とか。後半の活躍した子とか。
お話が長くなったから ホテル警備係 チャンプのお話は
なしです。
そのうちまた 小説っぽいの書く機会あるかしら？
では次回後半をお楽しみください。
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posted by (C)パパメイアン
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