私が統合失調症と診断されるまでー③ | 4℃の水温

4℃の水温

厳しい環境でも冷たい態度を取られても私が社会で生きていける
「安息の場」が水底でもいいからどこかには存在しますように

「川の水が岩を避けて流れていくように案外道は見つかるさ。
定番の道じゃなくても。」

 

 

 

私が統合失調症と診断されるまでー➁

 

 

前回は中学生の頃でしたが今回は高校生編です。

 

高校に進学し、今までとは環境が変わり調子の良い日が続きますが高校二年生頃の夏頃から雲行きが怪しくなります。

原因はいくつかあって、一つはいつも電車で一緒になる他校の男子高生にしつこくちょっかいをかけられていたこと。

私の学校は制服もちょっと変わっていてとにかく目立ち、少人数生の学校にこだわっていたため生徒数も少なく生徒自体も珍しく「あ、〇〇女子の子じゃん」って指さされるのもいやでした。

田舎で電車が一時間に一本あるかないかの地区に住んでいたので変わった制服と相まって余計電車で悪目立ちしていました。

私は私立の女子高に進学したので学校に行ってしまえば同世代の男子はいなかったので電車の中で騒ぎ出す高校生男子の悪ふざけとかよくわからず結構な恐怖だった事。

 

二つ目は、高校選びも進む学科選びも将来は付属の大学に進む事までお母さんが決めてしまい私はその分野には興味がなく嫌いだったけどお母さんに強要されていた事。

特種な分野だったのでもう後戻りできない事、就職するにしてもそっちの分野でしかつぶしが効かないから方向転換の仕方も当時の私にはわからなかった事。

今の分野にはこれ以上進みたくないといってもお母さんに「他にできる事なんてないくせに、何ができるの?」と否定的な言葉を投げかけられ続けていたこと。

 

三つ目は、私の進学に対しお父さんは全く納得しておらず、私立の学校に行かせるなんてお金の無駄で子供の教育費には一円も出したくないと言われ「俺が稼いだ金はすべて俺が遊ぶ金だ」と毎晩お酒を飲んで怒鳴り散らす毎日だった事。

 

高校案内のパンフレットのモデルに選ばれたら仲良かった子に「あんたが載るなんて気に入らない」とか表でも影でも散々悪口を言われまくった事などいろいろ重なり高校二年生の夏休み明けから高校に登校できない日が続きました。