皆さま
「パン屋になったワタゲの物語」
新シリーズです。
前回の物語はこちらからお読みください。
https://ameblo.jp/chamamitsu0523/entry-12754055220.htm
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「パン屋になったワタゲの物語」
~手書きの広告に夢中になる~
広告のデザインの仕事をしている
ワタゲは、自宅で仕事をするように
なっていました。
仕事量が減り、会社の業績が悪化したことが
原因としてあります。
それでも、時折やってくる広告の仕事を
自宅で行いながら、手書きの広告制作も
行っていました。
カラフルなペンを揃えて、チラシの裏や
段ボールなどに、ワタゲは書いてゆきます。
「なぜ、こんなことをやっているのか?」
ワタゲは、時折我に返りそうになりましたが、
「楽しいからいっか」と思い直し、手書きの
広告を書いてゆきました。
できあがった作品は、随分と多くなって
きています。
見直して、ここはこうすればいいかな、
この色だったらどうだろう、そんなことを
考えながら、ニヤニヤとワタゲはするのです。
一通り、ワタゲは、手書きの広告を
書き尽くした感がありました。
「これならオリジナルで書ける」
ワタゲはたしかな手応えも感じて
いたのです。
「でも、これって仕事になるのかな?」
純粋な疑問が湧いてきました。
今は、会社で広告のデザインの
仕事があります。
自宅待機になってはいるものの、
給料はもらえていて、困ることはありません。
そんなことを迷っている間に、会社の業績は
回復してきて、再び仕事が舞い込むように
なりました。
でも、変わったこと、それは、自宅で
仕事をしてよくなったのです。
ワタゲは、「あの頃のように、広告のデザインの」
「仕事ができるだろうか?」そんな不安を
抱えながら、仕事を本格再開してゆきました。