皆さま
「パン屋になったワタゲの物語」
新シリーズです。
前回の物語はこちらからお読みください。
https://ameblo.jp/chamamitsu0523/entry-12754052724.html
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「パン屋になったワタゲの物語」
~生まれた違和感と本音~
広告のデザインの仕事をしている
ワタゲは、自宅で待機をしながら
「本当にこの仕事がしたいのか?」という
違和感が生まれてきていました。
その違和感は、自宅で時間があるから
なのか、大きくなっていく一方です。
「お金のため」
「稼げる広告を作れ」
「それでも効率化を図れ」
会社で言われてきた言葉も、同時に
思い返され、脳の中でリフレイン
されるのです。
ワタゲも広告のデザインの仕事が
嫌いではありませんでした。
これからも続けると思っていたのです。
でも、どうしてもこの違和感は拭えません。
すると、不思議と広告のデザインの仕事に
あまり手がつかなくなっていました。
自宅待機になっていてよかったと、内心
ワタゲはホッとするのです。
広告のデザインの仕事が悪いわけでは
決してありません。
ワタゲにとっては、「手応え」みたいなものが、
なくなってしまったのです。
そうして、ワタゲは、この自宅待機の時間を
利用して、「自分の手」を使ってできることを
探し始めました。
それは、フとしたときに見つかったのです。
近所を散歩しているとき、よく見るカフェの
看板、文字通り「手書き」でした。
「これ、やりたい」
ワタゲは、手書きで書かれたカラフルなその
看板、楽しげな感じ、書き手の柔らかな感覚、
そんなことを受け取っていました。
ワタゲは、早速、手書きの広告作りを
自宅で始めることにするのです。