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「あなたと共に生きた龍の物語」
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https://ameblo.jp/chamamitsu0523/entry-12752712126.html
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本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「あなたと共に生きた龍の物語」
~忘れられゆく龍~
龍は、女の子に愛のエネルギーを送り
続けました。
時には、グッとこらえて見護り、
時には、優しく包み込むのです。
そのいずれも龍から発せられるエネルギーは、
愛でした。
その愛を受けて、女の子は、どんどんと
成長をしてゆきます。
そして、女の子も人間で言う、思春期などを
迎えてゆきました。
龍は、少しだけ寂しい気持ちになって
います。
それは、女の子が、赤ん坊だった頃や
幼稚園に通っていたときに比べて、
段々と龍とコミュニケーションをとることが
なくなっていったからです。
大きくなった女の子は、地球で
起きる出来事、どちらかというと
現実的なことに一生懸命になって
ゆきました。
もちろん、龍もそのことは、わかっている
つもりではあります。
でも、自分が忘れられてゆくような気がして、
寂しくなっていました。
だから、龍は、そんな状態になっても
毎朝、女の子に声を掛け続けるのです。
返事はなくとも。
そうして、女の子は、ファッションに興じ、
恋愛にのめり込み、地球でしかできない
経験をしてゆきます。
人間関係に悩み、家族関係に悩み、
様々な悩みを経て、いきました。
今までの女の子は、そんなとき、
自分の部屋で、龍に悩みを相談していたのです。
でも、いつしか、女の子は、友だちに
相談したり、自分で苦しみながら答えを
出そうと苦しみもがくようになっていました。
龍は、「僕はここにいるよ」そう、何度も
メッセージを送っているのです。
でも、地球の現実に夢中になっている
女の子には、なかなか龍の気持ちは届かずに
いました。
そんな龍が右肩に乗っている女の子も
成人になってゆくのです。
着物を着て祝われて、龍も、なんだか
感慨深い気持ちになっていました。
「いつか思い出してくれるのだろうか」
それでも、龍は、女の子の右肩に
乗り続けて、暖かく見護り続けているのです。
時には、龍だって葛藤しながら・・・