皆さま
「魂を視る畳職人【和】の物語」です。
前回の物語はこちらからお読みください。
それでは、その続きを書いていきますね。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「魂を視る畳職人【和】の物語」
~魂を視るスタイル~
左眼が見えない和(なごみ)は、ようやっと
畳職人としての道を歩き始めます。
お客さんを持ち、和は、畳を通じて
どうしたら愛を広げられるのかを
考えました。
それが、たまたま、左眼で魂を視る
スタイルに繋がっていったのです。
和の元を訪れるお客さんたち、畳の
依頼があったら、その人の魂を視るように
していました。
そうして、その魂の望みや課題などを
視て、そこに愛を込めて、畳に注入
してゆくのです。
和の元に、訪れるお客さん。
例えば、先日和の元を訪れた
主婦のお客さん。
聞けば、旦那さんの部屋の畳を
交換したいという依頼でした。
和は、主婦の魂を視ます。
そうすると、元気のない旦那さんの
ことを、元気づけたいというシンプルな
愛の気持ちが視えたのです。
最近、外に出かけなくなって、どこか
元気のなさそうな旦那さんを少しでも
元気づけて、空気を入れ換えて、
気分一新させてあげたい、そんな想いが
愛が視えるのです。
和は、そして、そっと畳に、元気づけるような
空気が変わるような、想い、愛を込めた刺繍を
畳の縁に入れてゆきます。
和は、畳を通して、そこに想いを込めて
いるのです。
主婦は、畳の出来映えに歓びを
感じました。
「とても素敵です」
そうして、実際に旦那さんがその
畳の上で生活を始めます。
どうしたって、不思議なものです。
そこに込められた愛、それは本物なの
でした。
愛は、人にエネルギーを与えます。
旦那さんは、少しずつ元気を取り戻し、
昔は日課だった散歩を半分の距離から
始めるようになったのです。
主婦の愛が、和を通じ、畳を通じて
旦那さんに届いてゆきました。
もちろん、主婦から直接旦那さんに
届いている愛もあります。
でも、一層届きやすくなった、ただ
それだけです。
それから、和は、勝手に魂を視ているように
感じるかもしれません。
もちろん、主婦に「あなたの魂を視ます」
なんて、断りをいれてはいないのです。
言われた方も驚きます、警戒します。
きちんと、和の元に来る人は、魂レベルでは、
そのことを理解しているのです。
和もそれを理解しているからこそ、
魂を視ます。
それで、できること、愛の仲介役、
届きやすくすることを行っているのです。
和が作っているものは、畳ですが、
扱っているものは、愛なのです。