皆さま

 

「魂を視る畳職人【和】の物語」です。

前回の物語はこちらからお読みください。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「魂を視る畳職人【和】の物語」

~幼少期に最大の理解者との出会い~

 

左眼が見えないながら畳職人に

なった和(なごみ)ですが、幼少期から

いろいろなことがありました。

 

そのひとつ、課題とも言えた左眼が

見えないことで、小さい頃から苦労が

絶えなかったと言えます。

 

他の子どもたちから、理解されることも

あれば、理解されないこともあったからです。

 

先生からも和は、特別扱いされることが、

嫌で嫌でたまらなかったのです。

 

「和くんは、こっちで見学していてね」

 

細かい作業になると、決まって和は、

その和(わ)から出されてしまいました。

 

その度に、和は悔しい思いをしたのです。

 

「左眼さえ見えていれば」

 

和は、このことを生きてきて何度思ったか

わかりません。

 

そんな幼少期、小学生時代を過ごした和、

和にもとっておきの楽しみ、最大の理解者が

いたのです。

 

それが、同じ歳の従兄弟である洋(よう)

でした。

 

和と洋は、近所に住んでいたわけでもないので、

会えるのは、学校が長期的に休みになる

夏休みや冬休み、春休みなどだけです。

 

だから、和は、どんなに辛いことが学校で

あっても、どんなに耐え難い、見たくない

現実が家族の中で起こっても、洋と会える日を

楽しみに日々生きていくことができたのです。

 

そうして、和が洋と会える日、朝から

楽しみでなりません。

 

和にも、小学校にも友だちがいます。

気の合う友だちもいるのです。

 

でも、そのどの友だちにも敵わないほど、

洋とのそれは、特別なものでした。

 

「やあ、ひさしぶり」

 

洋がいつも和に言う挨拶です。

 

その何気ない言葉、いつも同じように言う洋の

言葉に、和は、とても落ち着き、それから高揚感を

感じていきます。

 

それは、これから、とても楽しい時間が

待っていることを和も知っているからなのです。

 

和が洋と過ごす時間は特別でした。

 

だからこそ、楽しいけど、あっという間です。

 

でも、その時ばかりは、和も自分の課題でもある

左眼が見えないこと、それを忘れられるの時間に

なります。

 

洋も和の左眼が見えないことを、気にしていなようにも

感じるのです。

 

そのことは、和自身が一番感じていました。

 

そのことが、和もうれしくて

たまらなかったのです。

 

和が洋と過ごす時間、どんどんと

過ぎてゆきます。

 

だいたい、3日間くらいを過ごします。

 

和と洋は、小学生ながらベストパートナーと

なっていったのです。

 

洋も和と同じように、感じていました。

 

和にとって、その特別な時間、

特別な機会、それは、無情にも

長くは続かなかったのです。

 

【終わり】

 

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