皆さま
「魂を視る畳職人【和】の物語」です。
前回の物語は、こちらからお読み
いただけます。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「魂を視る畳職人【和】の物語」
~畳の気持ち~
左眼が見えない畳職人和(なごみ)、
五感を駆使して畳を作ってゆきます。
ときには、畳の声が聞こえてくるような
気さえするのです。
「いつも僕たちを大切にしてくれて」
「ありがとう」
「あなたのように、僕たちのことを」
「愛を持って扱ってくれる」
「本当にうれしい」
「和、ありがとう」
「和の想い、僕たちに乗せた」
「その想い、それは必ず」
「僕たち畳を通して、使ってくれる」
「人たちにも伝わるよ」
和は、自分のことを愛することが
できるようになり、それが、畳に
伝わり、そうして、それを使う人々にも
伝わるようになっていきました。
これが、和と逆の場合は、難しいのです。
周囲に愛を伝える、そこから
始めたとしたら、和自身も、きっと
うまくいかないと、感じていました。
まずは、自分から、発信するのです。
和は、今日も、畳に溢れんばかりの
愛のエネルギーを乗せてゆきます。