皆さま

 

「魂を視る畳職人【和】の物語」です。

前回の物語は、こちらからお読み

いただけます。

 

 

 

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「魂を視る畳職人【和】の物語」

~家族関係に悩む人の課題~

 

左眼が見えない畳職人の和(なごみ)は、

新しいお客さんから畳制作の依頼をされて

います。

 

「どんな畳がいいのかしら?」

 

そう質問をされて、和は、部屋の雰囲気などを

聞いていきました。

 

そうして、ベーッシクな畳ではなく

デザインが施されたモダンな畳を

提案してみたのです。

 

女性は、和が描くデザイン画を

大変気に入り、そのまま依頼を受ける

ことになっていきます。

 

和、右眼を閉じて、その女性の

胸の辺りを左眼で視てゆきました。

 

「家族関係の課題」

 

和には、そんなイメージが湧いて

きたのです。

 

和は、それから、この女性の畳の

制作に入ってゆきます。

 

デザイン画を元に、畳にデザインを

施してゆくのです。

 

そのときの和は、もう、別の世界に

没入しているように、別人の表情を

浮かべています。

 

そうして、「家族関係の課題」それに

ついても、思考を巡らせていました。

 

この畳に、どうやって、それを

吹き込んでゆこうか。

 

和は、自身の家族関係も振り返って

ゆきます。

 

順風満帆とはいきませんでした。

 

特に親子関係では、幾度となく

ぶつかることもあったのです。

 

和も、身も心も痛い思いをしました。

 

でも、今では、大切で、貴重な体験に

変わっていったのです。

 

この体験があったからこそ、「家族関係の課題」に

ついて、畳に糸口を吹き込むことができます。

 

「この体験があったからこそ」

 

ここで、和の左眉あたりがピクンと

動きました。

 

「この体験があったからこそ」

「・・・」

「もう、子どもたちには同じ思いを」

「させない」

 

この女性には、そんな課題があることが

わかったのです。

 

女性は、自分が子ども時代、家族関係に

悩んでいました。

 

それで、大人になって、親になり、

自分の子どもにも同じような想いを

させていることに、大きな苦悩や葛藤が

あったのです。

 

それを、和は、紐解いていきました。

 

和の作り込む畳に、その糸口になる

糸を縫い込んでゆきます。

 

「キラリ」と光る糸でした。

 

デザインチックな畳に、見事に

融合しています。

 

出来上がった畳を和は、女性に

届けて、設置をしてゆきました。

 

女性は、その畳を見て、なぜだか

懐かしそうな表情を浮かべています。

 

そうして、女性は、自分の子どもたちを

呼んでくるのです。

 

和の置いた畳の部屋の空気が、フワッと

変わったことを和は気がついていました。

 

【終わり】

 

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