皆さま

 

「魂を視る畳職人【和】の物語」です。

前回の物語は、こちらからお読み

いただけます。

 

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「魂を視る畳職人【和】の物語」

~大きな哀しみが成長させた~

 

見えない左眼をカバーするように、

右眼を駆使して畳を編み込んでいる

和(なごみ)は、大きな哀しみを体験していました。

 

誰しも別れというものを体験

してきています。

 

和にとって、それが大きな喪失感を生み、

ここまで生きるのも大変だったのです。

 

それは、和が小学生の頃のこと

です。

 

和には、同じ年齢の従兄弟が

いました。

 

従兄弟の名前は洋(よう)と

言ったのです。

 

同じ男の子、同じ年齢ということで、

和と洋は、とても仲が良かったのでした。

 

なんとも気の合う従兄弟同士で、

両親同士も驚くほどだったのです。

 

例えば和の小学校で、トランシーバーが

流行っていて、洋と会うときに

トランシーバーを持って行ったら。

 

洋も同じくトランシーバーを

持ってきたりと。

 

そんなこともあって、和と洋は

とても気が合ったのです。

 

和も洋と会える日を本当に楽しみに

していました。

 

そのときばかりは、自分の左眼が

見えないことも忘れて、洋と遊ぶことに

没頭できたのです。

 

ところが、そんな和と洋ふたりの

間に、別れがやってきました。

 

洋が、遠くの国へと引っ越すことに

なったのです。

 

和は、そのとき、ひとしきり

泣きました。

 

「もう、会えないのか」

 

洋の家族たちからは、それくらいの

雰囲気が感じられるのです。

 

それほど遠くなのか、洋の家族に

何かがあったのか、それはわかりません。

 

そうして、和と洋は、物理的に

別れることになったのです。

 

和は泣いていましたが、洋は、

笑顔を浮かべて言いました。

 

「和、必ずまた会おう」

 

和は、泣き崩れていましたが、

この洋の言葉はしっかりと和の

胸に刻まれるのです。

 

【終わり】

 

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