皆さま
オウムのちゃまみつの物語は
下記から読むことができますよ。
思わぬ現実を目の当たりにして、
とても嫌な気分を味わうことありませんか?
それが一回だけだったらいいですが、
なぜだか、どこへ行っても同じような嫌な気分を
味わう、そんなときは原因を探ってみましょう。
オウムのちゃまみつも意を決して、
その原因を探ったようです。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「幼少期と今の自分は繋がっている物語」
~オウムが気が付くこと~
オウムのちゃまみつは、このところ
不思議なことに気が付いたのです。
ちゃまみつが、顔を出すところ出すところで
争いごとが起きていました。
看板屋さんの職場で激しく揉めている
オウムの同僚たちもいます。
行きつけの喫茶店で、マスターと
ママが喧嘩しています。
大空を羽ばたいていたら近くを
飛んでいる他の鳥たちが、激しく
争っています。
「なんで、争いばかり見かけるのだろう?」
オウムのちゃまみつは、そんな風に
冷静に思うこともありました。
でも、オウムのちゃまみつは、争いを
見る度に心の底ではドキドキしていたのです。
そう、ちゃまみつは、争いごとを見るのが
とっても嫌でした。
だから、見ないようにするのですが、
どこへ行っても争いを見るのです。
ちゃまみつは、夜になって眠る前
少しそのことを感じてみました。
どうやら、ちゃまみつは、幼少期
家から出ていってしまった父、そのことを
怒る母、その二羽のことを思い出して
いるようです。
他にも学校での争い、ちゃまみつは、
そんな争う他のオウムの子どもたちを
見て、とても違和感を感じていました。
でも、いつしかちゃまみつも
「争うことが生きるために必要」と
思い込んでいったのです。
そうして、ちゃまみつは、
「争いごとが嫌いな自分」を
消していきました。
自分の一部から消したのです。
そう、その消した自分が大人になっても
現実として現れているだけでした。
だから、どこに行っても争いごとを
見かけるのです。
そのことに気が付いたちゃまみつは、
その幼少期の争いごとが嫌いな自分を
癒し、許していくことにしました。
だって、それが、本当のちゃまみつ
なのだから。
別に、全員が争う必要なんてないのです。
ちゃまみつのように、争いごとが嫌いな
オウムだっています。
そうやって、なかったことにしていた
自分が大人になって顔を出すのです。
そんなとき、大人の自分は驚きます。
驚いて、どうにかしようとしてもなかなか
答えが見つからなかったりします。
幼少期の自分を思い返すと、その
答えのようなものが声を上げるのです。
その幼少期の自分をそっと癒し
許してあげましょう。
そうしたら、あ、オウムのちゃまみつも
争いごとの現実を見かけることもなくなった
ようです。
どんな個性を持っていたって
正解も不正解もありません。
そもそも持っているものが、
あなたそのもので、自然なのです。
それこそが魅力なのですよ。
オウムのちゃまみつは、ますます
平和主義に拍車がかかり、皆の
人気を集めるようになりました。
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。