皆さま
オウムのちゃまみつの物語は、
下記から読むことができますよ。
何かを達成したいと力を入れて生きていると、
日々のなんてことない暮らしをないがしろに
してしまうことがあります。
でも、その日々の暮らしの先に達成したいことは、
待っているのだと思うのです。
だからこそ、日々の暮らしを大切に
したいのものですよね。
オウムのちゃまみつの場合、仕事から離れて
そのことに気が付いたようです。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「日々の暮らしに時には感謝してみる物語」
~オウムが久しぶりに仕事をする~
オウムのちゃまみつは、実はしばらくの間
休暇をとっていました。
普段は看板屋さんで働いていましたが、
師匠の雲十郎に言って、休暇をもらって
いたのです。
そうして、久方ぶりに仕事に戻っていきます。
書くことが好きだったオウムのちゃまみつにとっては、
転職とも言える仕事でした。
でも、どこかで気が付くと
「仕事=自分」「仕事=自分の価値」
そんな風になっていったのです。
こうして休暇を過ごすことで、そんな
偏りにオウムのちゃまみつは、気が付くことが
できました。
だからなのか、やっぱり仕事復帰の前日は、
「あー、なんだか行きたくないな」そんなことを
思う自分を許すことだってできたのです。
「仕事=自分の価値」と思っていたときには、
「行きたくない」なんて思ってはいけないと
思っていました。
その変化は、オウムのちゃまみつにとっても
大きなものだったのです。
そうして、オウムのちゃまみつは、久しぶりに
看板の前に立ち、羽を広げてゆきます。
くちばしに筆をくわえて、墨をたっぷりと
つけるのです。
そうして、羽ばたきながら、看板を書いて
ゆきました。
その姿は、今までになく、力が抜けていて
荒々しさは少なくなり、しなやかさが目立つように
なっているのです。
その変化にオウムのちゃまみつは、自身でも
驚いています。
それでも、こうして仕事ができていること、
成果がどうだとか、そんなことは置いておいて、
オウムのちゃまみつは、そのことに感謝を
しました。
そんな体験をすることができていること、
それこそがどれだけ素晴らしいことなのか
オウムのちゃまみつは、仕事から離れることで
実感できたようです。
オウムのちゃまみつは、今日からまた
一枚一枚、看板を書いてゆきました。
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。