皆さま

 

オウムのちゃまみつは、いつまで

ここにいてくれるのでしょうか。

夏休みの間だけなのかなあ。

過去の物語は下記からお読みすることが

できます。

 

ただただ生きる生き方もひとつですが、

どんな風に生きると自分が心地いいのか

決めてみるのも、またひとつです。

 

そうして、誰かにその生き方だって決めて

もらう必要なんてないのです。

 

自分で決めてしまえばいいのです。

 

オウムのちゃまみつが、そのことについて

考えてみて、決めてみたようですよ。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「どんな風に生きたいかは、個人で決めればいい物語」

~どう生きたいか知ったオウム~

 

オウムのちゃまみつは、久方ぶりに

休暇を取得していました。

 

思えば、看板屋で仕事をしていて、

ここまで走り抜けてきたのです。

 

師匠の雲十郎も、オウムのちゃまみつの

申し出を快く受け入れてくれました。

 

休暇を取得することもオウムのちゃまみつ

自身が決めたことなので、後悔もありません。

 

そうして、ゆっくりと休暇を過ごしていると、

オウムのちゃまみつは、普段は考えることの

ないことも考えることになりました。

 

「これからどんな風に生きていこう」

「なんだか、それを決めた方がいい気がする」

 

どうして、そんな風に思ったかは

わかりませんが、たしかに直感的に

そう思ったのです。

 

今も多くのオウムたちが、どんな風に

生きていくなんて、わからずにいるような

そんな時代でもありました。

 

そのこともあってからか、オウムのちゃまみつは、

このことを決めていきたいと思ったのです。

 

「これからどんな風に生きていくのか」

 

頭で考えると、いろいろと出てくるには

出てきます。

 

「豊かになって豊かさを分け合おう」

「今の仕事である看板書きを極めてみよう」

「多くのオウムたちを助けたい」

 

たしかに、そのどれもが嘘では

ありません。

 

どこかにその想いはあるとも言えました。

 

でも、オウムのちゃまみつの魂から、

発せられたものとは少し違っていたのです。

 

オウムのちゃまみつの魂から発せられている

想いは、もっともっとシンプルでした。

 

オウムのちゃまみつは、静かにその声に

耳を傾けます。

 

「・・・」

 

オウムのちゃまみつが、静かに呼吸を

深めました。

 

「楽しく生きたい」

 

オウムのちゃまみつにもその声が届きます。

 

自分でもその声は意外なものだったのです。

 

でも、そのことは、羽に染み入る水のごとく

自然と自分の心の内に染み入ってきました。

 

「楽しく生きたい」

 

「楽しく生きたい」

 

「楽しく生きたい」

 

オウムのちゃまみつは、もっと高尚なことを

待ち望んでいたのかもしれません。

 

でも、魂の声はそれだけシンプルでした。

 

「じゃ、楽しく生きるか」

 

以前のオウムのちゃまみつだったら、

「楽しく生きる」ことについても、

「他のオウムに迷惑をかけることになる」

「楽しいだけでは生きられない」

「そんな甘いことでどうする」

「仕事できるのか?」

そんな風に思っていたに違いありません。

 

でも、今のオウムのちゃまみつならば

理解することができます。

 

楽しく生きるからって、何もしないわけでは

ありません。

 

そこには、自分で決めて生きるという

自分軸が備わっているからです。

 

要するに、何事にも「楽しんで生きる」という

選択をして生きるということです。

 

それは、決して他のオウム任せという

わけでもありません。

 

「自分で楽しんで生きると選択する」のです。

 

他のオウムとの関係も楽しめばいいし、

仕事だって楽しんで行うことを選べばいいし、

住まいだって、趣味だって、なんだって、

食事だって、楽しめばいいわけです。

 

それが、シンプルながらオウムのちゃまみつが、

生きたい、その方法というだけでした。

 

そう決めるだけで、オウムのちゃまみつは

なんだか指針ができたようで、さらに楽に

軽く生きることができるように感じています。

 

そんな歓びを表現するかのように、

オウムのちゃまみつは、大空に向かって

大きく鳴きました。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。