皆さま

 

久しぶりにオウムのちゃまみつが

帰ってきました。

 

ご存じない方は、下記から以前の

物語を読むこともできますよ。

 

小動物の代表格リスも、鳥かごの似合わない

フクロウもどうやら今回は登場しません。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「なぜ人生に闇と光が存在するのか考察する物語」

~オウムが自身を振り返る~

 

幸せとはなんなのか、そのことを

自身の体験によって深く納得した

オウムのちゃまみつは、ゆっくりと

羽を動かしながら、振り返ります。

 

そう、それは、どうして生きていると

光だけではなく闇と思える出来事などが

起きるのかということです。

 

オウムのちゃまみつは、生まれてくるころ

そのことを決して覚えてなどいないのですが、

生まれる前に自分で闇を持ってきたかのような

気さえしていました。

 

それは、まるで自分自身にある

白く清らかな心に、べったりとくっついた

黒い汚れのような感じです。

 

その黒く汚れた闇の部分を生まれてくるときに、

自分で持ってくることにより、それを生きながら

浄化していっているのだと思っています。

 

ちゃまみつは、そうして自身の体験を

振り返り、ゆっくりと羽を動かしながら

首もゆっくりと縦に振っていました。

 

「そうか、僕はもしかしたら」

「自分でその闇だって思うこと」

「それを持ってきたのかもしれない」

「それを浄化したり手放すことで」

「自分がもっと大きな自分が」

「光って、白くなって、純粋に」

「それこそ本当の自分に還って」

「いくのかもしれない」

 

オウムのちゃまみつにとっては、

そのことを確認する術はないものの

どこか、それは確信めいた何かが

あったようです。

 

そう、そんな風に解釈をしていくと

次にやってくるであろう闇だって、

それこそ自分がもっと本当の自分に

還っていくそのチャンスでしかないとも

いえました。

 

だから、そのことを理解しかけている

オウムのちゃまみつは、生きていくことが

あんなに辛かったのに、逆にどこか楽しみに

なっているのです。

 

それは、どこか本当の自分に還ることが

心の底からの歓びであるともいえます。

 

「よし、これからも僕は、そのことを」

「忘れずに生きていこう」

「はっはっは」

 

なんだか、ちゃまみつの肩の力は、

さらに大きく抜けているような気もします。

 

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。