先日、SSCについて少し書きましたが、
今日はスポーツの中でのSSCについて書きたいと思います。
一般的にわかりやすいのが
ジャンプ動作におけるしゃがみこむ反動動作だったり
ランニング時における接地からのキックだったりします。
また、少しわかりにくいですが、
バッティング時における腹斜筋でのSSC、
ランニング時における腸腰筋でのSSCなどがあります。
日本人のバッターとメジャーリーガーでは
この腹斜筋の使い方に大きな違いがあったり、
世界のトップアスプリンターと日本のスプリンターでは
腸腰筋の使い方に違いにあらわれてきます。
実際はこれらは競技に大きく影響していることがいえます。
トレーニングを導入する際、
当然、ウエイトトレーニングでも反動を使ったり、
プライオメトリクスを導入したり
メディシンボールを使ったりしますが、
ベーシックトレーニングからスペシャルなトレーニング
に移行していく必要があります。
そして、競技力を向上させるためには
さらにそれに伴う技術を向上させなければなりません。
いくらSSCの働きを向上させても
それを効率よく利用する技術が伴ってないと意味がありません。
そのあたりがトレーニングと技術の間にある溝というか
トレーニング=技術の向上 とならない部分ではないかと思います。
技術力を向上させるためには、もちろん技術練習をしなければなりませんが、
トレーニングと技術を結びつけて行くこと大切だと思います。
スポーツ動作には多くのSSCの要素が含まれています。
トレーニングだけではなく、スポーツそのもの動きを考えないと
競技力は向上しません。
「動きをトレーニングする」
僕はこれが大事だと思います。