柴又帝釈天 -庭園・彫刻ギャラリー-(葛飾区)2024.05. | 今よりは風にまかせむ。

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爺様猫のチャマとふたり暮らし。
休日に自然や文化・歴史にふれたプチ旅に出るのが楽しみです。
緑に包まれたベンチでおにぎりを頬張る… 空を見上げる…
流れる雲を見送る… 深呼吸~~~
すべての煩わしさから解き放たれて、静かな喜びが胸に満ちてきます。

 

\Мちゃんと関東プチ旅-第1弾!/

まずは柴又帝釈天を皮切りとして

東京 → ♡アラジン♡ → 神奈川へ

 

 

♪見せてあげよう 輝く世界~

 

指折り数えて楽しみにしていた

劇団四季のミュージカル 『アラジン』 

 

あ、こちら寅さんネ ↓ ( ̄w ̄)ぷっ

 

 

 朝早く長野を出てМちゃんがやって来ました。

 「開演までの時間、何をするか考えておくからね」

 の約束通り、ふふっ今日の計画はバッチリです。

 

  尚 「帝釈天には行ったことある?」

  М 「ナイナイ」 ヾノ゚ェ゚*)

  尚 「じゃ行こう  ワタシを信じて・:,。,★」

 

 ♪A whole new world~

 

東京駅から 魔法の絨毯 千代田線→京成線で

まっぷし下町、葛飾区柴又駅に着きました。

 

 Ψ( ̄∀ ̄)Ψ 柴又の輝く世界見せたる

 

 

 \関東プチ旅 第一弾!/ は5月のこと。

 お楽しみ♪の 劇団四季のアラジン を見る為に

 長野県の上田からやって来たМちゃんと

 公演の当日と翌日にプチ旅を楽しみました。

 今回はその時のことをUPします。

 

 \関東プチ旅 第二弾!/ は6月です。

 東京ドームの野球観戦 に誘ってみたら

 「え~行く行く~♪」 と。 暇人ですねーwww

 なので前日と観戦当日にプチ旅しました。

 先日UPした上野不忍池の蓮の記事は

 観戦日の朝イチに訪ねた時のものです。

 

 \関東プチ旅 第三弾!/の8月編も

 日程間近になっています。

 メインイベントは 毎年恒例の花火大会

 遊んだ日にブログ記事が追い付かなーい!!

 ヤバイよ、ヤバイよ~~~。 (≧~≦)

 

 

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2024.05.11.Sat


 あんな雲になりてえんだよ

 

・・・って寅さん、

雲ひとつないんですけどー な

京成柴又駅前です。

 

フーテンの寅像 1999年

 

しばらく来ない間に

妹さくら像も立っていました。

 

さくら像 2017年

 

寅さん像の足元には

山田洋次監督の言葉が刻まれています。

 

 寅さんは損ばかりしながら生きている
 江戸っ子とはそういうものだと 
 別に後悔もしていない
 人一倍他人には親切で家族思いで
 金儲けなぞは爪の垢ほども考えたことがない
 そんな無欲で気持ちのいい男なのに 
 なぜかみんなに馬鹿にされる
 もう二度と故郷になんか帰るものかと
 哀しみをこらえて柴又の駅を旅立つことを
 いったい何十返くり返したことだろう
 でも故郷は恋しい
 変わることのない愛情で自分を守ってくれる
 妹のさくらが可哀想でならない
 ----ごめんよさくら いつかはきっと
 偉い兄貴になるからな----
 車寅次郎はそう心に念じつつ
 故郷柴又の町をふり返るのである
             1999年8月 山田洋次 

 
 
 
帝釈天参道
 
映画 『男はつらいよ』 の舞台。
帝釈天参道は、名物の団子屋、煎餅屋、蕎麦屋、
佃煮屋、玩具屋、土産物屋、仏具屋が
昔ながらの風情を 残し演出し軒を連ねています。
 
 
寅さんの実家のモデルとなった団子屋の前で
Мちゃんの足はピタリと止まって動きません。
善光寺の参道、おやき店の前でもそうでした。
 
 М ~(0 0)~ 
 尚 「ったくもうしょうがないなー食べてく?」
    ┐(-。ー;)┌ やれやれ
 
髙木屋老舗
 
 М  (o´艸`) 迷う~
 尚 「コレとコレ、くださーい♪」
 М 「早っっ 2本もいく~?」
 尚 「いくっ」
 М 「そうね、私も同じのー」
 
 お昼は鰻か天婦羅をと考えていましたが
 んーなのはベツバラ、別腹。
 店先の長椅子をお借りして頂きました。
 
 \( ̄(oo) ̄)/ \( ̄(oo) ̄)/ 旨し
  
ヨモギの香る草団子、つゆの滴るみたらし団子。
柴又に来てコレを食べないのは野暮ってもんよ。
米はコシヒカリ、ヨモギは筑波産、小豆は十勝産
なのだそうです。
昔は江戸川のヨモギだったのでしょうが
今じゃ犬のショ・・・ とっても美味しかったです。
 
 
└(=^‥^=)┐♪┌(=^‥^=)┘
 
 
 尚 「昔はここ、よく来てたんだよ、鰻が・・・」
 М  ~(0 0)~   ←品書きの“天丼”に釘付け
 
Мちゃんは鰻を食べない風習の家に嫁いでから
鰻を一度も食べたことがありません。
また食べたいとも思わないと言う変人ですw
 
 尚 「ランチ候補にしとこうか」
 М ~(0 0)~  ←ニヤニヤしてる
 
蒲焼 川千家
 
 
 
柴又帝釈天 (経栄山題経寺)
 
柴又駅からの参道はたぶん300mくらいです。
“寄り道食いしん坊” をしなけれはあっと言う間。
 
 尚 「(公衆)トイレ行っときー、中はないよー」
 М  ヽ(^。^)ノ はーい
 
二天門
 
   ◆柴又帝釈天
   寛永年間(1629)開基の経栄山題経寺という日蓮宗のお寺。
   下総中山法華経寺第十九世 禅那院日忠上人のお弟子の
   題経院日栄上人が葛飾柴又へ寄った際に、見事な枝ぶりの松と
   霊泉を見つけ、この地に庵を開いたのが柴又帝釈天の始まり。
 
 
   ◆二天門
   明治29年、江戸期建築の最後の名匠 坂田留吉棟梁作。
   帝釈天の配下の四天王のうち、
   南方守護の増長天、西方守護の広目天を安置する。
   他は? d(^◇^)
   東方守護の持国天、北方を守る多聞天は帝釈堂内です。
    
ナルホド、日光東照宮の陽明門を模したと
言われるだけあって、二天門の透かし彫り彫刻の
素晴らしさには目を見張るものがあります。
 
 М  (o゚д゚o) おぉぉぉ
 尚 「彫刻ギャラリーを見たらもっと驚くから♪」
 
MAP ≪HP
 
大鐘楼
 
旅先で鐘楼はいくつも見てきたけれど
こんな立派なものはそう他にないと思います。
 ※京都や奈良は別よ (^┰^)ゞ
 
 
さあ、帝釈堂へ上がってお参りしたら、
今日のイチオシ♪彫刻ギャラリーを巡ります。
 
瑞竜の松 と 帝釈堂
 
(≧ー≦) シマッタ、写真撮り忘れちゃった。
帝釈天の御神水。
 
 わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。
 帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、
 人呼んでフーテンの寅と発します。
 
 
彫刻ギャラリー
 
あの (あのって何サw) Мちゃんが
食い入る様に見て感動していた透かし彫り彫刻は
帝釈堂と喜見城の外壁に施されています。
 М うわ~~~ (゚Д゚ノ)ノ
 尚 すご~~~ (≡▽≡)
 
帝釈堂
 
法華経の説話を題材とした胴羽目彫刻で、
最初の1枚は大正11年に名匠、加藤寅之助師が
彫り上げて、翌大震災も経て名人たちにより彫られ
昭和9年に完成されたそうです。 (HPより)
 
□ 部分のの拡大 ↓
 
風神雷神、その背景のまあ細かさったら!!!
これはもう生を見ていただかないと!!!
 
経説話彫刻を挟んで、下段は千羽鶴の彫刻、
上段欄間は楽器を奏でる天女と十二支です。
 尚 「ねぇねぇ~Мちゃんの干支どれ~?
    サル~?イノシシ~?食えるヤツ~?」
 М 「アナタとワタシ、同じでしょ」  バカ ( ̄Д ̄
 
 
各彫刻には説明書きもあって・・・
例えば ↓
 
多宝塔出現の図
 
んーーーそうかナルホド・・・ ( ̄ー ̄)
と、わかった風な顔して楽しめますw
 
千載給仕の図
 
この彫刻は、帝釈堂と喜見城の壁面にあると
はじめに書きましたが、
ここ帝釈堂三面の彫刻と解説を照らし合わせて
ふむふむするだけで、勝手に功徳を授かった
気になるのが私のピュアなとこ?  (*^皿^*)ゞ
てかやっぱり何より単純に、彫刻に感動します!!
 
だって、この人が天丼の時と同じ目をして
舐める様(?)に魅入ってるんだもん。 
  (o´艸`) ククク      ミ(`◇´)キ  誰がよっ
 
 
下段の千羽鶴の躍動感ったら!!!
ぜったい生を見ていただきたい!!!
 
では帝釈堂から喜見城に移ります。
 
 
こちらは鳥好き(上段)、亀好き(下段)必見♪
 
□ 部分のの拡大 ↓
 
鴛鴦(おしどり)、椿と水仙 (冬) と
題名板が添えられています。
 
海燕(うみつばめ)と鴎(かもめ)、小菊 (夏)
 
他には
鴛鴦(おしどり)、椿と水仙 (冬)
家鴨(あひる)、芭蕉と芙蓉 (夏)
雁(がん)、葦 (秋)
箆鷺(へらさぎ)、花菖蒲 (春)
白鷺(しらさぎ)、樫 (秋)
鵜(う)と翡翠(かわせみ)、猫柳 (夏)
雲雀(ひばり)と鴫(しぎ)、蓮華と沢瀉 (夏)
 
ほうら、これらの題名を見ただけで
あなたはもう訪ねたくなったでしょう? (´艸`)
写真は撮りましたがあえて割愛…ふふふ。
 
 
 М 「ねえねえ、好きな鳥が居るわよ~」
 尚 ヾ(。>v<。)ノ゙
 
鸊鵜(かいつぶり)、梅 (冬)
 
 カイツブリちゃんです♡
 色が付いてないとわかりにくいですが。 
 (*^皿^*)
 
 数居る野鳥の中で、ここに選ばれるのは
 とっても誉なこと。
 古から人々に愛されてきた鳥だもの♡
 
 
 
彫刻ギャラリーをたっぷり楽しんだ次は
大客殿へ移動します。
 
 
大客殿も見どころはたくさんなのですが
今回は・・・端折っちゃいます。 (*^皿^*)
 
   過去ブログ
 
横山大観 「群猿遊戯図」
 
庭を眺めながら 「また九州旅したいねー」
とか、Мちゃんのお孫ちゃんずの話し、
お互いの近況をおしゃべりして過ごしました。
 
邃渓園
 
 М 「お腹空いた~」 ~(0 0)~ 
 尚 「空いたよね~」 ~(0 0)~ 
 М 「そろそろ行こうか」
 
 
大客殿
 
あ、手のひらサイズの亀どん。 (o^ー^o)
 
 
ミシシッピアカミミガメ
 
 
お猿さんの石彫
 
Мちゃんはここをたいそう気に入ってくれて
娘さんたちにも教えるんだって。  (v^ー°) 
ヨカッタヨカッタ♪
案内した甲斐がありました。 
 
 
彫刻ギャラリーはこれでおしまい。
 ( ゚∀゚)人(゚∀゚ ) 素晴らしかった~
 
 
左:帝釈堂 右:本堂
 
本堂(祖師堂)
 
南大門
 
ここから10分ほど先の 『寅さん記念館』 や
江戸川堤、矢切の渡しなどは今回はパスです。
 
 尚 「さあゴハン食べよう♪」
 М \( ^(oo)^ )/
 
 「どうする~?」 「何処行く~?」 
 「何食べる~?」 なーんて言いながら、
 お互い心は決まっていた 『蒲焼 川千家』 
 にやっぱり入ることにしました。
 
 Мちゃんははなから \天婦羅っ/
 私は、うなぎ…てんぷら…うなぎ… と
 マーガレットがあれば占いたかったくらい
 悩んめる乙女心で (*μ_μ) ん~~~
 今日は同じ ♡天婦羅♡ と決めました。
 
 
\( ̄(oo) ̄)/ \( ̄(oo) ̄)/ 旨し
 
 
  『アラジン』 開演は17:30。
 午前中は 『柴又帝釈天』 で彫刻鑑賞。
 М 「午後は? 何処に行く?」
 尚 「谷中って、どう?」
 さあ、感の良い方はお気付きでしょう。
 
行先候補を告げると、ここもМちゃんは
「行ったことなーい」 と言います。
 
 
 
   パパンパン!!
   さあ午後からも面白くなるんですが
   なんとなんと お時間でございます
   m(_ _)m
   
 
 
 
 

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 床に寝るチャマ君。どうしてここに?

 たぶん母ちゃんは、この様子を見て

 「邪魔なんですけどー」とか言いなが

 ら自分も寝転んでカメラを向けたので

 しょうね。 ヒマだなぁ とっとと仕事し

 なさいよね自分(笑) 

 あーあ今だったらそれから匍匐前進

 で近づいて無抵抗なチャマのお腹に

 顔を埋めてもふもふするのにな・・・

 と思うぐらいだからきっと当時もそう

 したんじゃないかな。 どうだった?

 <2015.04.12. 17歳 桜の頃>

 

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