起業するときに「出資や仲間を集めないといけない」と考える起業家は多いです。
仲間がいない不安は理解できますが、必ずしも必要ではありません。

ただし、自分の不得手な分野に精通した人材がすぐそばにいるなら、共同経営も一つの選択肢です。
※ただし友達や親族はおすすめしません。その理由は別記事で解説しますね。

今回は 仲間と資金を集める工夫 を整理しました。

1)資金の集め方

起業時の代表的な資金調達の方法は次の3つです。

  • 出資金を募る
    株式会社であれば株式を発行し、知人に購入してもらう方法があります。
    配当や将来の株式買戻しを条件にするのが一般的です。
    ※ただし譲渡しすぎると乗っ取りリスクがあるので要注意。

  • 共同事業化する
    資金だけでなく経営にも参加してもらうパターン。
    優秀な知人が参画してくれるなら強力な選択肢になります。

  • クラウドファンディング
    今の時代なら非常に有効な手段です。
    事業の可能性やリターンを明確に提示できれば、個人投資家からの資金提供が期待できます。

2)仲間の集め方

仲間を探す際は 友達・親族以外の知人 を基本にしましょう。
利害や感情が絡みやすく、後々のトラブルの原因になりやすいからです。

  • 仲間にメリットを与える仕組みを用意する
    共同経営者には、安心できる未来像とメリットを提示してください。
    家族や生活がある仲間には「具体的にどう報われるか」を明確にすることが必須です。

  • 「一緒にやりたい」と思わせるビジョンを共有する
    将来像がないと、困難に直面したときに道を見失います。
    企業の理想像を明確に示し、「このビジョンなら一緒に挑戦したい」と思わせることが重要です。

まとめ

こうして整理すると基本的なことのように思えますが、実際には多くの起業家ができていません。
資金調達も仲間集めも、仕組みとビジョンの提示がすべての出発点です。

ぜひ試してみてください。

 

本日もありがとうございました。

人材採用で苦労している企業は非常に多いです。
「優秀な学歴に惹かれて入社したものの、実際の仕事に合わずやる気を失ってしまう新人がいる」という悩みは、大手企業でも中堅・中小でもよく耳にします。採用は企業成長に欠かせない重要課題です。今回はその解決策のひとつとしてAIを活用した動画編集をご紹介します。

1.採用動画をAIで作成してSNSにアップ

採用動画というと「企業の壮大なPR映像」を思い浮かべがちですが、応募者が本当に知りたいのは日々の仕事のリアルな姿です。

  • 新人がどんな業務からスタートするのか

  • 中堅や管理職になったときのキャリアイメージ

  • 社内の雰囲気や働き方

こうした実務に近い動画をSNSに発信すれば、応募数は少なくても「企業にマッチした人材」の応募が増え、採用の質を高められます。

2.AI編集で工数削減し、リソースを成長分野へ

動画素材自体は自社で撮影し、その編集をAIに任せることで工数を大幅に削減できます。

  • ビデオを複数本アップロードしてAIに編集させる

  • 自動でテロップやBGMを挿入させる

  • SNS向けに最適な短尺動画を量産する

これにより、採用・広報担当者は余剰時間を別の成長施策に回せるようになります。AIは「ルーティン作業を任せる」ことで真価を発揮します。

3.差別化や最終チェックは人間が担う

便利なAI編集ですが、任せきりは危険です。

  • 企業の個性が失われる

  • 想定外の編集が行われる

  • 情報の誤りや不適切な表現が紛れ込む

こうしたリスクを避けるためにも、最終チェックは必ず人間が行うことが重要です。差別化やブランドイメージの調整は人にしかできません。

まとめ

AIによる動画編集は、採用や広報活動を効率化する強力なツールです。ただし、最後に「人の目」で仕上げることを忘れずに活用してください。

本日もありがとうございました。

新しい事業を考えろ!
経営者から中間管理職に、あるいは中間管理職から部下に──そんな無茶ぶりが飛んでくることはありませんか?
一見パワハラにも思えますが、前向きに捉えればスキルアップのチャンスでもあります。その際に役立つのがチャットAIを使ったアイデア発想です。今日は、私が支援した企業の例も交えながら整理します。

1.発想の幅を広げるAIとのブレスト事例

チャットAIを新規事業のブレストに活用する際のコツは、まず自社の現状を入力することです。
たとえば、山口県のある小さな印刷会社を支援した際、同社は「新しいビジネスに挑戦したい」との相談を持ってきました。地域密着で観光資源に詳しく、観光局とのつながりが深いという強みがありました。そこに「インバウンド需要の拡大」という外部環境を掛け合わせると、AIから複数の新規事業案が出てきたのです。
詳細は控えますが、いま実際に事業が順調に進んでいると聞いています。

2.質問の工夫(プロンプト設計)の重要性

チャットAIに「何かアイデアを出して」と漠然と投げても、有効な答えは返ってきません。
効果的に活用するためには、

  • 自社の現状(業種・地域・強み)

  • 解決したい課題や方向性

  • 望むアウトプットの形(例:サービス案、マーケティング手法)

を具体的に伝えることが大切です。質問=プロンプトの精度を上げることで、AIは本領を発揮します。

3.出たアイデアを現場検証につなげる

AIから得たアイデアは、そのまま鵜呑みにして実行するのは危険です。AIは確率的に回答するため、基本的にポジティブ寄りだからです。
重要なのは小さく実証すること

  • 観光局の担当者に意見を聞く

  • 観光案内所など現場で反応を確かめる

  • 英語対応が必要なら、支援者を探して補強する

このように、事業化前にアイデアを実証するトライを挟むことで、リスクを減らし成功確率を高められます。

まとめ

チャットAIとのブレストは、新規事業アイデアを生み出す強力な手段です。ただし「質問力」と「現場での検証」をセットにすることが不可欠です。
経営者・管理職の皆さんも、ぜひ試してみてください。

本日もありがとうございました。

皆さんは画像生成AIを活用していますか?
AIが作る画像は独特のクセがあるものの、営業資料や社内資料にビジュアルを添えたいときには非常に役立ちます。

1.パンフレットやSNS投稿を短時間で作れる

例えば、イベント用のパンフレットを作りたいけれど、予算の都合でデザイン会社や印刷会社に外注できないことはありませんか?
そんなときは画像生成AIを活用することで、短時間でオリジナル画像を用意できます

依頼するときは「写真風」「イラスト風」などのスタイルや、シーンの詳細を具体的に伝えると精度が上がります。
私自身もブログで有料画像を使うことが多いのですが、日本人向けの素材が見つからないときはAIに生成を依頼しています。多少クセはあるものの、使いどころによっては十分有効です。

デジタルサイネージに映る街並み

2.外注コストを抑えつつ広告スピードをUP

広告制作でもAI画像は大きな武器になります。

  • 外注コストを抑えられる

  • 短期間で複数のパターンを作れる

  • Web広告やSNS投稿にスピード感を持って対応できる

特に中小企業では、限られた予算の中で「数を打つ」ことが重要です。AI画像を使えば、手軽に効果検証を繰り返しながら、ヒットする広告に近づけます。
キャッチコピーもチャットAIに相談すれば候補を出してくれるので、発想の幅も広がります。ただし、最終判断は必ず人が行うことを忘れないでください。

3.商用利用と著作権リスクへの注意

ただし、AI画像の利用には注意が必要です。
商用利用の可否や著作権の取り扱いは、サービスごとに規定が異なります。規約を確認せずに使うと、思わぬトラブルや法的リスクにつながる可能性があります。

これはAI画像に限らず、何かを公に発信する際には常に伴うリスクです。必ず利用条件を確認し、安全に活用してください。

まとめ

画像生成AIは「安く」「速く」ビジュアルを用意できる便利なツールです。
ただし、クセやリスクを理解し、最後は人が判断することで、営業資料や広告の強い味方になります。

本日もありがとうございました。

経営者の皆さん、コスト削減は「利益率が上がるだけ」「キャッシュフローが改善するだけ」と短絡的に考えていませんか?
私自身もかつてはそう思っていました。しかし、実際に企業支援を続けていく中で、コスト削減が売上増加の土台になる という現実を何度も体験しました。本記事では、そのパターンと具体例をシェアします。

コスト削減が売上につながるパターン

1.余剰人員や時間を営業活動に回せる
例:ムダな会議や日報を廃止 → 営業担当者の訪問時間が増える → 新規受注につながる。

 

2.品質やサービス改善につながる
例:在庫ロスやクレーム対応に使っていた人件費を削減 → その分を社員教育や品質管理に投資 → 顧客満足度アップ → リピート受注が増える。

 

3.キャッシュフロー改善で攻めに出られる
例:在庫圧縮でキャッシュが回る → 設備投資や広告に資金を回せる → 新規顧客を獲得し売上増加。

 

4.社員のモチベーションが上がる
例:削減成果を見える化 → ボーナスや福利厚生に還元 → 社員が「もっと頑張ろう」と動く → 生産性・売上向上。

節約を「未来の成長資金」として視える化することで、ネガティブな印象が一気にポジティブに変わります。

 

コスト削減から売上増加へ、握手する男女

実際の支援事例

ある企業では、営業部が納品書や請求書の作成に追われ、営業活動に十分時間を割けない状況でした。
経理担当の女性も財務・経理業務で手一杯、しかも知識不足から手作業が多く、非効率。

そこで、財務・経理業務を会計事務所に外注し、経理担当の余剰を創出。営業は必要な情報を渡すだけで、書類作成は担当者に任せ、営業活動に専念できる体制を整えました。

結果どうなったか?

  • 営業課長が実は営業に不向きであることが判明し転職(むしろプラスの転換点)。

  • 社長自身が営業に注力し、新規案件を獲得。

  • 経理担当の残業が減り、効率化も実現。

その結果、売上増加とコスト削減を同時に達成し、黒字化 できました。

 

コスト削減は「守り」だけでなく「攻め」にもつながります。
ネガティブなイメージを払拭し、ぜひ前向きに取り組んでみてください。

本日もありがとうございました。