「究極」を求めない! | 「好き」を仕事に夢ある道へ!!真のやりがい発見コラム

「好き」を仕事に夢ある道へ!!真のやりがい発見コラム

人生このままでいいんだろうか?今の仕事で満足できない・・・
もっと他にやりたいことがあるんじゃないか・・・?
今の仕事がつまらない・・・
そんな悩める社会人を心理学で応援するブログです。


震災からちょうど1年がたちました。

3月11日 14:46

仙台市に住んでいる私は、今回の東日本

大震災で被災しました。


電気、ガス、水道のライフラインがすべて

ストップし、ガソリンもなくどこに行けない。


その日食べる食料を確保するのも大変で、

カップラーメン一つ買うために極寒の中

スーパーに何時間も並んだり、水を求め

て遠く離れた給水所まで荷台を押して何

往復もしたり。とても信じられないような

体験をしました。


親戚や友人には、津波の犠牲となり命を

落としたり家と財産すべてを失った人も居

ます。とても他人事とは思えませんでした。


今回の震災で、考えさせられたこと。


「生きるってなんだろう」


私たちは、幸せになるために生まれてきた

はず。


けど、突発的なことで一瞬にして奪われて

しまうこともある。いつ、どんなことが起こって

もおかしくない。


それを、肌で感じました。


だから、その時その時を精一杯生きて後悔

がない人生にしたい。


犠牲となった人たちの分まで、一生懸命生

きなくちゃいけない。

犠牲となった人たちの分まで、人生楽しま

なくちゃいけない。


私はそう考えました。


そのためには、生活の中心となってしまう

仕事をイヤイヤやっていたのでは、それは

実現できない。


やりたいことをやることが、一番重要なことな
んじゃないかって思ったんです。

いろんな考え方があると思いますが、これが

私の出した答えです。


そして、カウンセラーになると決意すること

ができた、大きなキッカケです。


犠牲となった人たちのぶんまで、私は精一杯

頑張ります。


一人でも多くの方のお役に立てるよう、沢山

勉強します。


そして、精一杯生きたいと思います!


今回の東日本大震災の犠牲となった方々の


ご冥福を心よりお祈りいたします。





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「究極」を求めない!!

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こんにちは。

やりがい発見相談室の小野です。


「天職」っていう言葉がありますよね。


天職というと、なんとなく

「神様が与えてくれた仕事。自分は、この仕

 事をするために存在すると思えるほどの、

 自分の人生を捧げてもやる価値がある仕事。

 湧き出る情熱が強い使命感に裏づけされる

 強いパワーやエネルギーを生み出すもの」

そんなイメージがあります。


自分の夢を実現して、実際に仕事にすること

ができたら、きっとこんな感覚になれるんで

しょうね!!


自分の仕事に誇りを持つことができたらそれ

ほど素晴らしいことってないと思います!!


でも、それって突然天声が心に語りかけて

きて、自分がやるべきこと、天職を神様が

教えてくれるものではないと思います。


それを信じて、ずっと待っていたら何十年

先になるかわかりません。


もしかしたら、そんな天声が聞こえることな

んて一生ないかもしれません。


私は、「天職」というものは、突然やってく

るものじゃなくて、自分で「天職」にしてい

くものなんじゃないかって思っています。



自分が好きだと思えるも、やりたいと思えるも

の、本当に価値があると信じることができる仕

事が情熱を生んで一生懸命になれる。


そして、その仕事に誇りを持つことができる。


そうして頑張っているうちに、それが自分

の人生で、それをするために産まれてき

たかのような感覚。それ以外の仕事は考

えられないと思えるほどの「天職」というも

のになっていく
んじゃないかなって考えてい

ます。


自分が「やりたいこと」ってなんだろう?

本当のやりがいを見つけるために、それ

を一生懸命探していくこと
がとっても大切

な行動だと私は考えています。


突然ですが、ブログを読み進める前に、5分

間だけここで考えてほしいことがあります。


ぼんやりとしたものでもいいです。

なんとなくでもいいです。


ほんのちょっとだけでも

「やりたいなぁ」と思える仕事を考えてみて

下さい。


「一番」やりたいことじゃなくてもいいです。

頭の中に浮だものが、とても無理だと思え

るものでもいいんです。


ただ、想像するだけ。


そして、思い浮かんだものからノートでも

いいし、ケータイでもいいのでメモしてみて

下さい。


それを最低3つ、探してみて下さい。


もちろんそれ以上でも大丈夫です。

硬く考えずに、なんとなく思いつくもの

でいいです。


5分くらい考えてみて下さい。


ちなみに、私はこれを考えたときに、


・ミュージシャンになってみたい。

・教師になってみたい。

・会社の経営者になってみたい。

・人を勇気付けるような仕事がしたい

と書き出しました。




・・・。




・・・・。



・・・・・。




・・・・・・・。




考えていただけましたか?


だいたい3つくらい思いつくことができた

でしょうか?


もしかしたら、そのなかには


「こんなの無理・・・・」


と思えるようなものが含まれているかも

しれません。


けど、なんとなくでも、やりたいことを

書き出すことが出来ましたね!


なぜ、こんなことをして頂いたかというと

「やりたいこと」を探す上で、ちょっと

注意しなくちゃいけないことがあるから

です。



それは、「究極」を探す事。


自分のやりたいことに「究極」を求めてし

まうと、逆に見えずらくなってしまうこと

があるからです。



なぜかというと、自分が「やりたい」と

思える仕事のハードルがあまりにも高す

ぎると、


「自分はその仕事をするために、

 そんなに努力することはできない。


 努力できないってことは、それは自分

 が本当にやりたいことではないんだ。」


「自分には適性がないんだ。」


「本当に好きなことじゃないんだ。」


と結論付けてしまう。



そして、自分にはやりたいことがない・・・

となってしまいます。


私自身が、まさにそうでした。


自分がやりたいことに対して、

「こんなの無理・・・」

と決め付けて、それに対して一生懸命に

なれないんだったら、それはやりたいこ

とじゃない。と思っていたんです。


そして、6年間同じことを悩み続けてしま

いました。


今思うと、同じことを何度も悩んで悩ん

で堂々巡り。

でも、良く考えたらそれって、あたり前で

した。


だって、今、自分のできることの中から

その「究極」を探そうとしていたんです

から。


自分にはそんな力も知識もなくて当然

なのに、それが今ないから、その仕事

に就くのは無理。


と決め付けていたんです。


そして言い訳のように、きっと、頑張ろう

と思えないって事はそれはやりたいこと

じゃないんだ!
と自分に言い聞かせて

いました。


それで納得したほうが、自分の無力さを

感じずにすみますから。


やりたいことは、今の自分にできるこの

の外にあると思います。中にあったら

きっと、とっくに見つけているはずです。


だから、今は自分のできることの外にあ

るやりたいことを、少しずつ、できること

の内に入れていくことが必要です。



今自分が書き出したもの。

その書き出したものに、自信が持てな

かったとしても、例えば


「明日から、その仕事に何の勉強もしな

 くても、何の資格もとらなくても、何のス

 キルも身につけなくても、その仕事に就く

 ことができて、給料も保証される」

となったらどうでしょうか?


きっと、飛びつくと思います。


だから、その書き出した仕事に自信が

持てないんじゃなくてその仕事をするこ

とが出来るまでの過程に自信が持てな

いってことになります。



誰だって最初からうまくやれるわけがない

し今の自分の状況を大きく左右してしまう

可能性のあることに、いきなり大きな挑戦

ができなくて当然だと思います。


だって、大きな行動に出るには、やっぱり

それなりのリスクが伴う。怖くなって当然です。


「もしチャレンジして、それがやりたいこと

 じゃなかったら、時間とお金を投資して頑

 張ったぶんが無駄になっちゃうんじゃない

 か・・・」


「失敗してしまったら、今の自分よりも更に

自信を失ってしまうんじゃないか・・・・」


そんな不安がありますよね。


でも人間って、「不安」っていう感情がより

感じやすくなっているそうです。


それは、生物にとって生きるために欠かせ

ない感情なんだそうです。ネズミの脳は小さ

くシワもない。


人間は、高次の機能を持つ大脳皮質が大

きく発達していますが、ネズミは逆にそれ以

外の部分が発達しているそうです。つまり、

生命維持だけを考えると人間が持つ楽しい

とか嬉しいなどの感情は必ずしも必要では

ないと考えられるからです。


ネズミのような小さな生き物は、自然界で生

きていくためには、いつ天敵に襲われるかわ

かりません。危険な場所や、動物に遭遇した

ときに、自分の命を脅かすものだと感知して

身を守ったりそういう危険な状況に陥らない

ように記憶して危険を未然に防ぐために、

この「恐怖感」という感情は必要なのでしょう。


ネズミのような下等生物にも備わっている感

情はとても原始的なものです。


生きるために、もっとも大切な機能というこ

とになります。


私たち人間も動物です。だから、この感情が

感じやすくなっていると言えるそうです。


何かにチャレンジするっていうのは勇気がい

ることです。でも一歩を踏み出すことができな

い「不安」っていうものは、ただ、そう感じや

すくなるよう脳ができているだけ。


と考えれば、少し気持ちが楽になりますよね。


ほんのちょっとのことからでも、実際に動い

てみる。それが、不安を徐々に小さくしてい

けると思います。今、なんとなくでもやりたい

と思えたこと、書き出せたこと。


それを大切にしてみてください。


今、自分自身で考えて出した答えを信じて

どんなに些細なことでもいいから取り組ん

でみる。


たとえ、それが本当にやりたいことではな

かったとしても、少しでも動くことが出来た

ことや、動いてみて感じたこと。


それって、本当に近づくための大きな

財産になると思います。


決して無駄にはなりません。



その過程の中で、本当の「やりたいこと」が見え

てくるんじゃないかなって思っています。


そう考えると、やりたいことを見つけるこ

とって、なんだかスゴロクみたいです。


勇気を出してサイコロをふらないと1マス

も進みません。


その場所に立ったまま。ゴールには一向に近づ

きません。


確かにその場にとどまっていれば、何のリスク

も追う事はありません。でも、何も良くもなりま

せんよね。


今、現状に満足することができていないのであ

れば、ずっとその不安を抱えたまま同じ場所に

居続けなければいけない。自分の人生をより

良くしていくために、勇気を出して一歩を踏み

出さないと状況は全く変わることはないんです。


1が出続けて、なかなか進まないこともあるか

もしれない。


時には、1マス戻ったり、一回休みだったり。

それでも、着実にゴールに向かっていること

には変わりありません。


6が出て、一気に進めることもある。


10マス進む場所もあるかもしれない。


それも、とにかくサイコロをふらないとゲーム

は始まりません。


今、出せる分だけでいい。


今、持てる分だけでいい。


本当の「やりがい」を手に入れるために

勇気を出してサイコロを投げてみませんか?