好きなことを仕事に | 「好き」を仕事に夢ある道へ!!真のやりがい発見コラム

「好き」を仕事に夢ある道へ!!真のやりがい発見コラム

人生このままでいいんだろうか?今の仕事で満足できない・・・
もっと他にやりたいことがあるんじゃないか・・・?
今の仕事がつまらない・・・
そんな悩める社会人を心理学で応援するブログです。

こんにちは。


カウンセラーの卵です。


自分の好きなことを仕事にする。


もし、本当に好きなことを仕事にすることができたとしたら


もし、本当に自分の夢が叶うなうとしたら


それをやっている自分って、どう感じていると思いますか?



きっと、その仕事に取り組んでいる自分って


とっても楽しそうに、そしてとっても一生懸命に


イキイキと働いている自分が想像できたんじゃないでしょうか?


その仕事に誇りを持って、本当にやりがいを感じて仕事が


できている自分の姿が。



けど、世の中にはこんな意見もあります。


「好きな仕事を仕事にしちゃいけない。
 
 仕事にしたら好きなことも、好きじゃなってしまう」



というものです。


好きな事は、それは自分の趣味の中でやっているらこそ


好きでいられる。


好きな事は、それをやっても誰に対しても責任がないからこそ


成り立つもので、いざ仕事にして責任がでたら好きじゃなく


なってしまうもの。



そういう意見が実に多くあります。


このテーマで書かれた本もあります。



そんな事いうと、夢がなくなってしまいそうですが、


けどこの意見って、心理学的にみてもあながち間違って


なかったりします。


心理学で言うやる気(モチベーション)に関する


研究を行っていたエドワード・デシというアメリカの


心理学者が行った実験をご紹介します。



モチベーションは心理学の世界ではよく使われるもの


として


お金・地位などを与えることによって感じる



外発的モチベーション


物事に取り組むことで自然に感じる


内発的モチベーション


があります。


「やる気」でもっとも強いのが後者だといわれています。


この研究をするために心理学者エドワード・デシは


大学生を2つのグループにわけてパズルをやってもらい、


一つのグループにはパズルを解くと報酬として1ドル。


もう一つのグループには何回といても報酬なし。


という条件を設定し実験しました。



けど実はこれ、報酬によってパズルの回答数に


差が出るか調べるものではありません。


そのパズルをやってもらう時間以外の部分で、


どういう反応があるか見るものだったんです。



パズルが終わると、学生たちにそれぞれ同じ時間


休憩を与えました。


その姿を心理学者デシはこっそり覗いて観察を


しました。


すると、報酬を与えられたほうは休憩時間になると


パズルを止め、寝そべったり友達と雑談したりして


時間をつぶしていたそうです。


しかし、報酬を与えられなかったほうは、休憩時間


にもかかわらず、熱心にパズルを解いて楽しんでいた。



その驚くべき結果から、報酬を与えてしまうことで、


かえって物事への関心を失ってしまうという事を


発見しました。


内発的モチベーションは、ある報酬を与えられることに


よって、外発的モチベーションにレベルダウンしてしまう


というもの。


それを心理学では


「アンダーマインド」


と呼びます。


こういう理論が、好きなことを仕事にしちゃいけない


って言うことの根拠です。


このテーマで書かれた本にも刻々とこのような


事が書かれていたりします。



そういわれると、やっぱり好きな事を仕事にしないほう


がいいんだ・・・と思ってしまいますが、それでも私は


その意見に断固として反論したい。


好きな事を、絶対に仕事にしたほうがいい!!


と強く思っています。


仕事に対して、好きじゃなければそれを心からやりたい


と思えるわけがありません。


食べたくないものを、食べたいと思えるわけないし


嫌いな人を、好きだ!って思えるわけがない。


好きだから食べたいし、好きだからその人と一緒に


いたいし、好きだからその仕事をしたい!


って思える。


内発的モチベーションが重要ではあっても、


それが仕事となるとちょっと話がちがくなって


きます。


報酬がまったくなくては生活ができません。


いくら内発的モチベーションが高く維持できても


お金がなくて食べることができなくなったり


住む所がなくなったりしては、とてもじゃないけど


その活動を継続することはできません。


「だから、趣味にしておけばいいんじゃないの?」



という声が聞こえてきそうですが、私はこう思います。


好きな仕事だからこそ頑張れるし、好きだからこそ


一生懸命になれる。それに取り組むことで、心から充実感


を感じることができるんじゃないか。



好きなことだからこそ、探究心が出て知識や技術が高まる。


それを、仕事にして報酬を受け取るからこそ更によりよい物を


作ったり、よりよいサービスを提供できるようになったり、


より多くのニーズにこたえて、高みにいくことができる。


そうやって、その仕事に対して誇りを持って取り組むことが


できるんじゃないか? と思います。



仕事って、人に対して何かをしてあげること。


お客さんの「困った」に答えることです。


そのやった事に対して報酬を受け取ることで仕事になります。


報酬がないと生活ができません。



お客さんがいれば、そこには責任がある。クレームがきたり


トラブルが発生したりといいことばかりじゃないと思います。


報酬を受けとる以上、そこには避けて通れないものも絶対にある。



けど、それが好きな仕事だからこそ大きな壁がきても


きっと乗り越えることができる。 好きなことだからこそ、


失敗を、自分を向上させて行く大きな糧に変えることができる。


私は、そう思っています。




「好き」を仕事にする事。そう考えるともしかしたら


「そんなのは自分には無理・・・」


と考えてしまう人も多いと思います。

けど、勇気を出して一歩を踏み出すことができたら


少なくとも、今の仕事を続けているあなたよりも、


きっと、ずーーーっと輝いているんじゃないでしょうか?