こんにちは。
カウンセラーを目指す介護士、カウンセラーの卵です
現在の日本の自殺者の数をご存知でしょうか。
なんと、もう10年以上も3万人を超えているそうです。
単純に、毎日100人が自殺している計算になります。
そう考えると、なんだかとっても怖い数字ですね。
その自殺者のほとんどが働いている人たちです。
理由はさまざまだと思いますが、会社でのストレス、人間関係、
経済的な問題や、健康状態という人もいるでしょう。
こんなに多くの人たちが自殺してしている世の中って、なんだか
おかしいです。
自殺大国なんて呼び方もあります。
何のために働いているのかわからない。
何のために生きているのかわからない。
自分の人生に意味なんてない・・・
現在、働いている人、学校で将来の夢を探している人
もこのように考えている人もきっと少なくないとおもいます。
そこで、今回は自殺大国日本の現状から、
自分の生きる道を発見するためのヒントを探していきたいとおもいます。
まずは、ちょっと怖い実験をご紹介します。
アメリカの心理学者マーティン・セリグマンという
人が行った実験です。
セリグマンは、2匹の犬に別々のやり方で電気ショック
を与えました。
1匹には、ボタンを押せば電気ショックが止まるような
装置をつけ、もう1匹にはその装置をつけずに電気
ショックを与え続けました。
その後、その犬が飛び越えられるぐらいの高さの
しりきの中に入れ、再び同じような条件で電気ショック
を与えたところ、とっても興味深い結果がでました。
ボタンを押せば電気ショックが止まると学習した
犬のほうは、電気ショックから逃れるために
しきりから飛び出しました。
しかし、電気ショックを与え続けられたほうの
犬は何も行動をとろうとせず電気ショックを
そのまま受け続けた。
しきりをちょっとだけ乗り越えれば
電気ショックを回避できるような環境だった
ようです。それでも、動かなかった。
この実験から、回避できない厳しい環境
に、長期にわたっておかれていると、
その状況に立ち向かおうとする行動を
取れなくなるという
『学習性無力感』
という概念を提唱しました。
私自身、まさにこれに当てはまっていました。
職場の人間関係は劣悪・・・毎日の業務に追われる
毎日。
毎日毎日同じことの繰り返し・・・
仕事にもっとやりがいが欲しい・・・ほんとはもっと
楽しく仕事がしたい。
仕事辞をめたい・・・仕事が辛い・・・
けど、もし次の仕事が見つからなかったら?
もし次の職場でもおんなじことになってしまったら?
収入がなくなって苦しい思いをしちゃうかも・・・
またおんなじ思いをするんなら、わざわざ
仕事辞めなくても言いかな・・・
そして、結局そのまま仕事を続ける。
そうすると、その環境に慣れてしまって、
今度はその状況に立ち向かおうとする気力
さえなくなってしまう。
けど、仕事で感じている気持ちって言うのは
変わりません。いや、悪化していきます。
まさに学習性無力感でした。
そして次に考えることは、そう思ってしまう
自分を肯定し始めます。
無意識に、そのような情報をピックアップ
して自分の言い訳を取り入れていきます。
仕事が辛い・・・・・と相談すると、
「今は不景気だし、仕事があるだけましだろ!!」
「会社なんて、どこにいっても一緒だ!つらくない仕事
なんてないって!」
「働きたくても働けない人達もいるんだぞ!」
という言葉が返ってくる。
すると
「そうだよね。仕事あるだけましだもんな。」
「結局転職したって無駄か。他に移っても同じなら
転職する意味がないもんな。」
そう解釈します。
これを自分が仕事を辞めれない理由にします。
だって、正論です。
そうして、どんどん深みにはまっていく。
さらにこの学習性無力感の怖いところは
あんまり自覚がないというところ。
ジワリジワリと自分の感覚を麻痺させていって
心を蝕んでいく。
それがさらに悪化してしまうと、中には自殺に
いたってしまう人もいる。
そういう人が、とっても増えているんじゃなかなって
思います。
今の仕事でそう感じている人、将来の夢がみつから
なくてそう感じている人はまずは、まずは自分が
今どういう状況にあって、ホントはどうなりたいかって
ゆうことを、真剣に自分と向き合って見る必要が
あるとおもいます。
もしかしたら自分に嘘をついているかもしれない。
もしかしたら自分は今、学習性無力感の状態
かもしれない!!って自分で感じることです。
そうやって、自分を確かめることで、本当に
自分がやりたい仕事、なりたい仕事が
少しずつ見えてくるようになると思うんです。
私がカウンセラーになりたい!と
今は思っていますが、それまでは本当に
やりたい事がまったくわかりませんでした。
本当に、全くわからなかったんです。
自分には才能がない・・・・社会不適合者だ・・・
と、本気で思っていました。
けど、自分の内面を真剣に見つめなおして、
ほんとにちょっとずつ、だんだんわかってきて
ついに見つけた。
それは、自分の過去の中にありました。
それは、昔なりたいと思っていた職業でした。
見つけてみると、何でこんな単純なこと
わからなかったんだろう?って思ってしまう
くらいです。
みなさんの中にも、本当にやりたい
仕事、自分の生きる道が絶対にあります。
それを諦めずに、真剣に向き合った人たち
が、やりがいのある本当に幸せな人生を
つかむことが出来るんじゃないかなって
思うんです。
ゆっくりでいいんです。ちょっとのことからで
いいんです。それでも、行動を起こしている
事には変わりません。
自分の生きる道を見つける第一ステップとして
ちょっとだけ勇気をだして、自分に嘘をつかず
に、今自分はどういう状態なんだろうか
ってことを考えてみてはいかがでしょうか(^∇^)