処方箋の副作用で取り返しのつかないことになるところでした。
私は、5年前右手手首を骨折している。骨折の原因は…広告の上にレジ袋が乗っていた。柔軟剤たっぷりの靴下を履いたまま、勢いよく走ってきてレジ袋で滑り、転びそうになった。テーブル(こたつ兼用)に頭をぶつけそうになったので右手で体を支えた。
まさか骨折しているとは思わず、「捻挫」くらいに思い、翌日念のために整形外科を受診。レントゲン撮影の結果「骨折」だった。「きれいに骨折しているから、ギブスで固定して3か月か手術で2週間」ということだったので手術を選択した。
手術後、親切に骨粗しょう症の検査までして「子宮と1つ卵巣摘出しているので、ホルモンバランスが悪くなり骨粗しょう症になりやすいから」と言って「ビビアント」という薬の処方があった。その時「乳がんになりやすいホルモン剤」という説明があった。私は心配だったので、定期的に乳がん検診をしている別の病院の医師に相談。医師から「こちらでフォローしていくので、安心して服用してください」と言われ、現在も問題なく服用している。
今回書きたかったのは、下記の薬と処方した医師のことです。
この病院は、提携している大学病院から医師が派遣されている。1~2年位で医師が交代している病院です。
呼吸器内科の医師とは1回しか会いません。毎年7月にCT検査を行っているので、そのCTの説明時に会うだけです。
でも、いろいろ病気を発見してくれるので助かっています。
問題の医師は、最近赴任したばかりの整形外科の若い医師です。最初から上から目線で高圧的…。問診もなく「骨粗しょう症の治療薬で、骨を強くする薬を新たに出します」と言って処方した薬が下記の薬だった。
その前の医師3人は処方しなかったのに…と思いながら服用していた。
服用から5か月位だと思うが、今年3月頃から「めまい・中途半端な頭痛」が始まった。
めまいは「寝ていても体が宙に浮くような感じ・体を起こせない・物につかまらないと歩けない」という感じだった。
頭痛は「前頭葉に変な感覚」があり、鎮痛剤を服用するほどでもなかった。
胃痛、ちょっとした下痢等々「いつもと違うなぁ」と思いながら人間ドックまで待って、その結果で病院で検査をしてもらうことにした。
「めまい」は以前にも体験しているから「回転性めまい」頭痛は「あまりひどかったら鎮痛剤で」胃痛は以前通った内科の医師の処方箋が良かったので、同じ成分の入った胃薬を薬局で購入し症状を観察していた。
めまいは快方に向かったので一安心、頭痛が鎮痛剤を服用するレベルになったので、常備している鎮痛剤を飲んだ…一向に効いてこない。この時点で「おかしい」と感じ、ゴールデンウィーク明け5月7日に検査をお願いして、「脳神経外科で」CTを撮ってもらった。結果は異状なし。「脳梗塞も,脳腫瘍も、認知症も大丈夫です」と言われ「ほっと」した。
何となく、整形外科で新たに処方された薬の副作用を調べてみた。(下記に詳細あり)
別のサイトでは、「頭痛」「認知症」等以下に記載されていない症状も記載されていた。
そして、過去に尿路結石の病歴のある人、腎臓に疾患のある人には処方を控えるようにという注意喚起しているサイトもあった。
私は30前に左尿管結石を体験している。昨年7月にも左腎結石を確認し、今年の人間ドックで右腎臓にも結石らしきものが見つかっている。
私の体調不良は、自律神経の乱れだけではなく「新たに処方されたエディロール錠0.75」にあると確信し、すぐ病院へ「腎結石・頭痛・めまい等」の症状のことを伝え薬を止めたことを連絡した。
その場にいた医師には、看護師から伝え、「そういう理由なら仕方ないですから、止めてもいいです」と看護師を通じて返答があった。
あのまま服用を続けていたら、取り返しのつかない事態になっていたと思うと「ぞっと」する。
これを処方した医師からは処方時、何の説明・注意もありませんでした。
東京の有名大学病院から派遣されている医師です。
派遣を受けている病院には、クレームとして報告しました。
以下は、{MEDLEY}というサイトからの抜粋です。(サイトによっては、副作用の事例が異なります。複数のサイトで調べることをお勧めします)
エディロール錠0.75μgの用途
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用尿中カルシウム増加、血中カルシウム増加、便秘、胃不快感、口渇、胃炎、γ-GTP上昇、AST上昇、ALT上昇、LDH上昇、クレアチニン上昇
起こる可能性のある重大な副作用高カルシウム血症、尿路結石、急性腎障害、血清カルシウム上昇
上記以外の副作用BUN上昇、尿中血陽性、尿中蛋白陽性、血中尿酸増加、Al-P上昇、ヘモグロビン減少、白血球数減少、貧血、ヘマトクリット減少、赤血球数減少、発疹、皮膚そう痒症、耳鳴、嘔気、下痢、腹痛、浮動性めまい、味覚異常、浮腫
- 通常、成人にはエルデカルシトールとして1日1回0.75μgを経口投与する
- ただし、症状により適宜1日1回0.5μgに減量する
- (用法及び用量に関連する注意)血清カルシウム値を定期的に測定し、高カルシウム血症を起こした場合には、直ちに休薬し、休薬後は、血清カルシウム値が正常域まで回復した後に、1日1回0.5μgで投与を再開すること(なお、本剤1日1回0.5μg投与による骨折予防効果は確立していないため、漫然と投与を継続せず、患者の状態に応じ、1日1回0.75μgへの増量又は他剤による治療への変更を考慮すること)〔8.1、8.2、9.1.1、9.2腎機能障害患者の項、10.2、11.1.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
エディロール錠0.75μgの使用上の注意
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 悪性腫瘍
- 原発性副甲状腺機能亢進症
- 高カルシウム血症
- 腎機能障害
- 尿路結石
- 重度肝機能障害
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 妊婦・産婦
- 授乳婦
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 乳児
- 幼児・小児
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 妊娠する可能性のある女性(11歳〜)
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 小児等(0歳〜14歳)
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 | 影響 |
---|---|
ジギタリス剤 | 高カルシウム血症に伴う不整脈 |
ジゴキシン | 高カルシウム血症に伴う不整脈 |
カルシウム経口剤 | 高カルシウム血症 |
乳酸カルシウム<経口> | 高カルシウム血症 |
炭酸カルシウム<経口> | 高カルシウム血症 |
ビタミンD | 高カルシウム血症 |
ビタミンD誘導体製剤 | 高カルシウム血症 |
アルファカルシドール | 高カルシウム血症 |
カルシトリオール | 高カルシウム血症 |
PTH製剤 | 高カルシウム血症 |
テリパラチド | 高カルシウム血症 |
PTHrP製剤 | 高カルシウム血症 |
アバロパラチド酢酸塩 | 高カルシウム血症 |
マグネシウムを含有する薬剤 | 高カルシウム血症、ミルク・アルカリ症候群、高窒素血症、アルカローシス |
酸化マグネシウム | 高カルシウム血症、ミルク・アルカリ症候群、高窒素血症、アルカローシス |
炭酸マグネシウム | 高カルシウム血症、ミルク・アルカリ症候群、高窒素血症、アルカローシス |
マグネシウム製剤経口剤 | 高マグネシウム血症 |
酸化マグネシウム<経口> | 高マグネシウム血症 |
炭酸マグネシウム<経口> | 高マグネシウム血症 |
- カルシウムを含むもの<干しえび、バジル、煮干し、牛乳、乳製品 など>
- ビタミンDを含むもの<きくらげ、あんこう、しらす干し、いわし、にしん など>
- マグネシウムを含むもの<海苔、わかめ、バジル、昆布、ひじき など>