昨年8月に卵巣摘出手術を受けました。
発見から卵巣摘出手術決定までを書きたいと思います。(文中のトシエさんは、卵巣癌で亡くなった同級生)
卵巣嚢腫発見までの経緯
市から「子宮がん検診のお知らせ」が定期的に届いていたけれど、私は、子宮の全摘出・左卵巣の摘出をしているので「子宮がん検診はしなくてもよい」と勝手に解釈していた。
それでも気になったから、市の健康推進課に聞いてみた。
「子宮体癌の心配はないけど,子宮頸癌・卵巣癌の心配はあるので検診に行ってください」とのことだった。
早速、市の指定病院に「子宮癌検診」に行った。
検査を担当してくれたのは、経験豊富な男性医師(70歳過ぎ)だった。
開口一番「あんた、いい時に来たね。卵巣膿疱があるよ。これは5センチになったら切除、卵巣の管がねじれるとものすごい痛みになるから、救急車で来てね。緊急手術になるから」と言われた。この時の卵巣の大きさは4センチ弱だったと記憶している。
子宮頸がんに関しては、子宮全摘出した時に子宮頸がんになる部位の切除をしてあるから、あまり心配しなくてもよい」とのことだった。
それから定期的に検診を受けることになった。
途中で男性医師が定年退職をしてしまい、そのあとを担当したのが「非常勤の女医」だった。
定期検診は、最初に検診を受けた時から7年続いていた。
昨年3月定期検診に行った時、「卵巣の大きさはあまり変わっていないので…」と言われ、翌年の予約をして帰った。
ちょっと横道にそれます。
昨年3月に、声帯ポリープの切除手術を受けた。
全身麻酔のせいか、体調が悪くおまけに下血、腹痛でかかりつけの別病院へ行った。
下血は「痔」だったが、腹痛は原因がわからず「CTを撮ればはっきりする」と言われたので、7月に予約している「肺のCT検査」と一緒に撮影してもらうようにした。
ここから本題に戻ります。
呼吸器科の医師が開口一番、「婦人科の検診受けていますか?卵巣膿腫があり5.3センチになっている」と言った。
私はびっくりしました。私の卵巣が、5センチを超えていることの説明は女医からは一切なかった。
私は女医に不信感を持った。呼吸器科医師に、女医のいる病院宛てに「紹介状」と撮影したCTの画像をCDをにしてもらって、診察の予約も取ってもらった。この時のCTの画像で「腎結石」も確認できた。
女医の診察
一応内診を行い、「3月と大きさは同じです。子宮に炎症があったので薬を入れときました」
「私には子宮はありません」と言っても反応なし。3月の定期検診時に5.3センチあったことがはっきりした。私はさらに女医に対して不信感を持った。
女医は「卵巣摘出」を反対して、「手術にはリスクがある。5センチになったから切除しなければならない理由はない、6センチで切除する人もいる、今すぐ手術しなくても大丈夫」
トシエさんの女医と同じことを言っている。
私「卵巣が全部無くなることで、ホルモンのバランスが悪くなり、体調が悪くなることですか?」
女医「それはありません」
私はトシエさんのことを話し、「腎結石が尿管結石になった時の激痛、卵管のねじれでおきる激痛、もしかしたら卵巣癌に移行するかもしれない不安を抱えて、日々暮らしていくのは嫌だ」と抗議した。
そうしたら、「手術という選択肢もあります」と言い出した。
腹腔鏡での手術なのに、リスク? 年齢を考えれば、体力のあるうちに、卵巣がこれ以上大きくならないうちに摘出した方が、リスクは小さいのではないかと、この女医に対してさらに不信感をもった。
8月末に、手術担当の医師が手術することが決定して、この女医から離れることができた。今度は手術担当の医師が担当になるということだった。子宮癌検診は不要ということで、女医が予約した来年の予約も取り消された。でも心配なので、人間ドックで引き続き「癌の血液検査」を行っている。
この女医に関しては病院側にクレームとして伝えている。
患者も勉強する時代になった…。(卵巣膿疱/卵巣膿腫/卵巣嚢腫の違いは医師に聞いてもはっきりしませんでしたので全部入れました)
続きは次回で、入院から手術・退院まで書きます。