今年も「ワラビ」が顔を出しました。
このワラビは10年ほど前、幼なじみのユウコちゃんと二人で我が家の空き地に植えたものです。
ご主人と妙高までワラビ取りに行くというので、「我が家の空き地に植えたいので…」とお願いしたら、山から取ってきてくれました。
3年程は数えるほどしか生えませんでしたが、今は、毎日自宅で山菜採りを楽しんでいます。
ユウコちゃんは、8年前すい臓がんでこの世を去りました。
発見されたときは手遅れの状態でした。
ユウコちゃんは、ずっと「胃が痛い」と言っていて、それでも医者は「よっぽどストレスが強いんだね」と言って投薬のみでした。
手遅れのすい臓がんが発見される1年前に胃カメラ検査をしていて、その時に「検体」を採取したようですが、検査に出していなかったのが1年後に発覚…。それでも治ると思っていたユウコちゃん、最後に会った時は、小学生のように小さくなっていました。
その時ご主人が「人間ドックを受けさせておけばよかった」とポツリ…。その言葉を聞いて、私はすぐ「人間ドック」を申し込み、毎年受けています。
ワラビが顔を出すとユウコちゃんを思い、人間ドックを受けると「ユウコちゃんちゃんの分まで生きなきゃ」と思います。