第34回新潟シティマラソン ④ | RUN!FUN♪RUN!

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走ることがそれほど好きではないのに、なぜかランニングを趣味にしてしまった怠け者のブログです。
走れば走るほど太るという奇跡のランナーの卒業ついでに
せっかく太った体を使って、1kg痩せると3分速くなる説の検証中。(※痩せる痩せる詐欺が止まらないため一時中止)

いつもになくハイペースでレポを書いています。

 

シーズンインしてるので、

週末ごとにレースレポが上がってきますもんね。

熱量そのままのレポは読んでてワクワクするので

私も冷めないうちにお届けしようと!

おじさんの目と耳、て言うかほぼ耳を!

かいくぐって書いております!(何この押し付けがましいの)

 

 

 

 

さあさあ、ラストレポですよ!

全部詰め込むから長いよ!!ヽ(*`゚∀゚´)ノ

 

 

31km~35km

5‘41-5‘27-5‘23-5‘32-5‘43(27:42)

 

 

AYUと別れたすぐ後に目に入ったのは

夏に嬉しい「氷」の旗。

どうやら私設エイドのようなんですが

かなりのインパクトで、ランナーが群がっていました。

 

走りを緩めて様子を窺ってみると

そこはとても凝った私設エイド。

かき氷だけでなく、冷たい麦茶とぬるい麦茶。

飴やスナック菓子。

そして一際大盛況だったのが、コーラ!!

 

 

…コーラ!!…(((ノ*゚∀゚)ノ゙

 

 

一旦通り過ぎた私も、思わず戻って列に並びました。

35過ぎまで、人生で飲んだ総コーラは1Lにも満たなかったのに

私はいつからこんなにコーラに馴染んだんだろうか。

 

コーラは使い捨てのコップではなく

キャンプ道具みたいな小さなプラコップに注がれていたので

その場で飲んで返してまた注がれる、みたいな流れ。

飲んでいる時に後ろから飛び込んで来た男性ランナーに

どけ!!みたいな勢いで押されましたけど

しょうがないじゃん、返さないと次の人飲めないよ?(´・ω・`)

 

こういう自己中なランナーたまにいるけど、

このエイド自体が私人の好意だってわかってるんですかね?

絶対コイツより先にゴールしてやると思ったはずなのに

コーラの美味しさに、飲み終えた時には忘れてました。

 

まあ私、どっしりしてるから

そもそも押されてもビクともしなかったんだけどね。( ̄▽ ̄)

 

 

 

防風林地帯を抜けて、ちょっとした町を通り

新潟大堰って大きな橋を渡りました。

ここがすっごい風!!

でも10月の風はまだそれほど冷たくないので

私が心配するのは目にゴミが入る程度のことです。

 

そして新潟海岸へ向かいます。

新潟シティのコースは水辺が多かった。

 

走ってる私たちはいいけど

いくら風が冷たくないとはいえ、

立ってるだけのボランティアやスタッフは寒いだろうな。

空はずっとどんよりした鉛色。

でも17km以降雨は降ってきませんでした。

 

 

32km通過。

今度はハーフの時みたいなことはなく

単純に残り10kmってことで、私にも計算できます。

確か残り時間は、63分くらい。

残りはキロ6でもいける。サブ4を確信しました。

 

と同時に、栄光のゴールを想像して早くも涙。(七回目)

いや待て私。ヽ(≡ω≡;)

まだ残り10kmあってキロ6って、そんなに安心できないぞ。

泣くのはもう少し後にすることにしました。

そりゃそうだ。いくらなんでもせっかち過ぎる。

 

 

31kmから37kmまではずっと海岸線で

とにかく風が強かった。

写真の奥に見える風車みたいなのが超回ってて、

それを撮ろうとしたけど上手く撮れなかった。

 

 

 

36km~40km

5‘23-5‘23-5‘11-5‘35-5‘47(27:18)

 

 

そろそろペースを維持するのも辛くなってきました。

腰も落ちてきて、脚も重い。(-公-;)

それにふくらはぎが攣りそうな気配。

でも大丈夫、補給食の残り一つは頼もしいマグオン!

 

35kmを過ぎて、

次の給水所で補給しようとポケットから掴み出したのは

マグオン(アップル味)!!(*≧∀≦)ノ゙じゃーん

…ではなく、メダリスト(はちみつアップル味)…!!

 

…え?Σ(`L_` )

昨日受付会場で張り切って4つも買ったマグオン…。

何を持とうか迷った結果、マグオン二つとピットインに…

……しなかったんだね、私…。(;∀;)

 

 

ないものは仕方ないので、

メダリストをマグオンだと思い込むことにしました。

 

メダリストを握りしめて心中泣きべその私。

そこに、少し前にいた集団から「おおーっ!」と気合いの声が。

なんの団体様かしらと目を凝らしてみたら、

 

はっ!!∑(゚Д゚)

あれはサブ4のペースランナーじゃないの!!

ここ新潟はサブ3からサブ5まで30分ずつペーサーがいて

私、ペーサーのいる大会走るの初めてなので

こりゃいいや、頼ろう!って思ってたんです。

でもここまで全く見かけることもなかったし

なんならスタートの時点で完全に失念してました。

 

ちょうどツラくなってきた頃合いだし

集団で走れば楽ができるかと、集団の最後尾に連結。

 

サブ4ペースの私の周辺で走るランナーは常に、

同じようにサブ4を狙うガチランナーなので

私が沿道やスタッフにいちいち絡みながら走っていると

そりゃもう、どんなヤツかと毎回振り向かれるんですよ。

サブ4集団に連結してすぐ、その調子でスタッフに声をかけたら

ついにペースランナーにまで振り向かれました。

自分の集団に何か異端な者が入ったと思ったんだろうか…。

 

 

しかしこの集団、キロ5‘20前後で走っててけっこう速い。

全然ペース落とせない。楽じゃない。

 

 

…いや、あの風船はタカコ☆ちゃんだ!!(`・ω・´)

私はタカコ☆ちゃんと一緒に走っている!!(`・ω・´)

 

 

今年の高知龍馬でサブ4のペースランナーをしたという

憧れランナーT☆ちゃんだと思い込む。

性別違うんだけど。

それから、後の伏字が何の役にも立ってないんだけど。

 

あれはタカコ☆ちゃんだと、風船だけ見て己の脚と相談。

このまま40kmまではこの集団で走ろう。

残り2kmになったらスパートかけよう。

そう作戦を立てていたのに、

その後すぐの給水所でサブ4集団とはぐれて

早くも前に出てしまいました。

 

さよならタカコ☆ちゃん…。(´ノω;`)(違う)

結局サブ4集団で走ったの、2kmくらいだった…。

 

 

 

後ろに控えているだろうサブ4集団のプレッシャーを

ひしひしと勝手に感じながらゴールを目指します。

 

正直、もうだいぶしんどい。

脚の重さは尋常じゃないし、メダリストじゃ攣りも取れない。

ストライドは自分でもわかるくらい狭まってる。

 

そうだ、なっちゃんが送ってくれたパワーを使おう!

実は快調だとは思えなかった5kmくらいのところで

一度思い出したなっちゃんのパワー。

あの時は、もっとツラくなってから使おうと封じ込めたけど

(どんだけ真面目にアテにしているかの表れ)

ここで使おう、なっちゃんのパワー!

 

なっちゃんと一緒に走ってるつもりで走っていると

先に立っているスタッフさんが何か叫んでいます。

「この先でQちゃんハイタッチしてまーす!」

 

Qちゃん!!(・∀・。)

いつもは周りにランナーがいっぱいいて

隙を縫ってハイタッチしてる感じだけど

今日はQちゃんとしっかり目を合わせてハイタッチできました。

「みんな頑張ってるよ!」

「Qちゃん、ありがとう!。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚」

Qちゃんの手はけっこう大きくて、薄くて乾いてるんですよ^^

 

なっちゃんとQちゃんのパワーで37kmまで。

37kmの看板を見て、大きな声で「あと5km!!」って叫んだら

隣のランナーが「おう!」って答えてくれました。

看板持ってたおじさんも「頑張れよー!」。

 

 

コースは歴史博物館や朱鷺メッセがそびえる信濃川沿いへ。

キレイに整備された、ハイライトとも言える区域です。

疲労困憊の目にも歴史博物館は美しい建物で、

もうケータイを取り出す余裕がないことが悔しかったです。

 

私が新潟のコースを走るモチベーションの一つに

ゴール後にもらえるジャンボコシヒカリおにぎりがあって

米好きとしてそれはそれは楽しみにしてたんですが

ここで、どこからともなく珈琲のいい香りがしてきて

疲れ切った内臓は、おにぎりから一瞬でコーヒーに転換。

心の中でビール!コーヒー!!と

ゴールまで呪文のように呟き続けました。

 

寂しかった新潟の沿道も、

ゴールの競技場が近付くにつれ賑わってきました。

ここまで周りの人たちに走らせてもらってきた私ですが

もう声かけられても、頷くか「はい」しか言えない。(´;ω;`)

 

そういえば今日は、コーラで止まった以外は

給水も全て走りながらこなしてきた。(雨で流れる故に為せる業)

疲れた!!心底歩きたい!!いや歩かない!!!

気持ちだけで走った37kmからの5kmは、地獄のように長かったです。

 

 

それでもそんな5kmも、決して自分だけの力で走ったわけではなく

投げた給水コップが、風に乗ってゴミ箱にストッと入って

「おお!上手い上手い!」

コップをキャッチしようと出していた手を叩いてくれた

スタッフのおじさんの笑顔とか

「ナイッシュー!」

それを見ていた隣の男性ランナーの祝福wとか

 

「あと3km頑張りましょう」

それまでも何度か抜きつ抜かれつする度に

一言二言声をかけてくれていた男性ランナーが、また声かけてくれて

「なるぽん会有名ですよ」

なんていう会話を瀕死の状態でしたりとか。

 

周囲の人たちに元気づけられたり、力をもらったり。

マラソンは人。人に走らせてもらってるとつくづく思いました。

 

ちなみにこの方、ド速かったサブ3なるTランナーのお知り合いで

コータローさんというアメブロランナーでした。

 

 

 

40km~ゴール

5‘50-5‘13-4‘24(463m)(13:00)

 

 

サブ4はもうできる。

ここからキロ6分半でもできる。

ここまできたらもう、歩かないだけでいい。キロ6分半でいい。

 

でもこんなヨチヨチ走りなのに、

意外に5分台キープできるもんだなあ…

なんてヨレヨレで思っていたら

 

「とあこ!!」

 

…来た!父!!デジャヴ再び!!(あれは熊本)

 

「お父さん!!できる!!」

 

力一杯ハイタッチしました。

 

 

そう、できる。やっとサブ4できる。

四日市の中華料理屋で、背中を押してくれた

tommyさんと四さんとなっちゃんとまやさん。

壮行会(※名目)では、ちずりんさんも「できる」って言ってくれた。

 

アップデートがなくてヤキモキしてる人、

チラっとでも「今日新潟だな」って思ってくれた人、

きっと日本のあちこちに、私の結果を気にしてくれてる人がいる。

自分もレース前夜なのに、メッセージをくれたゆきりんさん、

ゆきりんさんの根性、私も見習う!絶対歩かないから!

 

 

もしブログをやっていなかったら、今日の私はいなかった。

実は新潟シティは、私の10回目のフルマラソンでした。

 

速さに執着はないし、

それゆえ、その達成の早さに魅力も感じないから

サブ4なんていつでもいいというのが本心。

 

でも今回ばかりは

10回目というキリがいい新潟で達成したいと思っていました。

だって覚えやすいから。

シーズン最初のレースでそれを達成するのは

私には特に難しいかもしれないとも思いつつ。

でもできる。やっと終わる。

 

 

 

競技場が見えてきて、長かった5kmもようやく終わりが見えてきた。

脚は全然戻らない。ダルい、重い、上がらない。

でも絶対まだ残ってる。走れる。走れるはずだ。

ラストは上げる、それがいつでも私のスタイル。

 

競技場の入り口が見えたところで脚に力を入れました。

前を行って見えなくなっていたコータローさんを捕獲。

「ラスト!」

初めて私から声をかけました。

「おっ」

一声発したコータローさんが、ついてこられたのを横目で確認。

ラスト頑張ってゴールしよう!

 

「とあちゃーーーーん!!いけるよーー!!」

入り口を入ったら、AYUが最前列で待っていました。

「AYU!!できる!ありがとう!!」

 

 

そのままの勢いで競技場に入って、フィニッシュゲートを確認。

ああもう、なんてしんどいんだ!!

でももうあと数百メートルで終わる!!

残り100メートル!もう一段ギアを上げる!

 

 

本当にギリギリまで出し切って、精一杯だったのに、

最後のポーズは万歳にするか、両手を横に広げるか

はたまた四さんみたいに人差し指で天を指すか、一瞬で考えました。

 

結局、横に広げた両手をそのまま上に上げて

ガーミンのストップボタンを頭上で押しました。

人差し指で天指しポーズは、

もっとカッコ良く走れるようになるまでとっとくw

 

ゴール後、だいこんマラソンよろしく膝に手を置いて

呼吸を整えていたら、コータローさんも間もなくゴール。

ハイタッチしてお互いを称えました。(○´∀`)人(´∀`○)

コータローさんも初サブ4だったそうです。

 

 

 

マラソンは人。

私に新潟を走らせてくれた、たくさんの人に感謝を込めて

振り返ってコースに一礼。゚.+:。(´∀`)゚.+:。

 

「ありがとうございました!」

思い切り声出したら、また周りのランナーに見られました。

いいのいいの、どうせ42.195km中見られてたんだから。

 

 

コース上であれだけ泣いたくせに、涙は出ませんでした。

それなら32km地点で泣いときゃ良かったな。( ̄▽ ̄)

 

 

 

 

その後、AYUと父と合流して

屋台でビールと万代バスセンターのカレーで祝杯。

 

「うまーーーい!!!」

(本日一番の発声)

 

 

今度はランナーと言わず、

その家族や通りすがりの人々から散々見られました。

いいのいいの、どうせ(以下略)

(紙コップはノンアルですが、中身はちゃんとビール)

 

 

ものすごく楽しみにしていた

コシヒカリのジャンボおにぎりは3時間後に食べました。

本当に大きくて、AYUと半分こしたんですけど

冷めてるにも関わらず、この旅で一番美味しい米だった。

さすが新潟。さすがコシヒカリ新米。

米を食べるためだけでも、また来たいです。( ´艸`)

 

 

 

 

最後にまとめてラップ。




 

 

いつもながら長い長いレポに、

最後までお付き合いありがとうございました。(*´∀人)

 

 

 

 

完。