前置きのネタはあれこれあるんですが
長くなりそうなレポがさらに長くなるとアレなので
珍しく前置きなしで本題に入ろうと思います。(`・ω・´)
先週の三連休、小布施見にマラソンを走ってきました。
去年に引き続きの出走です。
前置きはありませんが、ここで警告があります。(突然)
この先、女性特有の生理現象の表現が多発します。
こんなこと、いちいち声を大にして言うことではないので
普段ならぼかした表現でサラリと一言書いておしまいなんですが
今回はコレにだいぶ翻弄されたので、コレなしでは語れません。
心苦しいですが、赤裸々に書かせていただきます。
気になる方や、不快に思われる方はここでお帰りください。
なお、気にならない方なら男女問わずツッコミ歓迎します。
セクハラとか言いませんので大丈夫です。(`・∀・´)
というわけで早速ですが、
長野入りしたレース前日、予定より早く月のモノがやってきました。
そう、それはテント設営中に何の前触れもなく。(TДT)
私の子宮ときたら、主に似て性格が悪いので
来てほしくないと思う日にあえて当ててくるという特性があります。
何十年もの付き合いですから、
そんなこともあろうかと一応準備はしてきましたが
前日ということはつまり、明日は出血大サービスで走るということ。
せめて走り終えてからにできなかったのか、子宮。
どんよりした気分で迎えた明朝3時。(lll-ω-)
ただでさえ低血圧で朝が不機嫌なのに超早起き、
それに加えて下腹部の重ダルさ、まったく気分が乗らない。
もうとにかく走る気になんて全然ならない。
「…今日走るの止めようかな…」
夜明け前の真っ暗なテントの中で、ぼーっと座って呟く。(´・ω・`)
刻々と迫る出発時間。
走りたくない、とテント内を転げ回って駄々をこねるとあこ。
最終的には、「さあ準備するよ」と
マラソン大嫌いなのに付き合わされてる気の毒な同行者に促されて、
ようやくのろのろと重い腰を上げました。
前夜のうちに全て枕元に準備しておいて良かった。(´‐ω‐)=з
出発予定を過ぎていたため、他に車がいないのをいいことに
キャンプ場から町への山道を、走り屋の如きスピードで下る。
そしてまだまだ全然走る気になっていない私、
気乗りしないあまりに目線が下だったため、しこたま酔う。
さらに助手席に乗ってるだけの分際で文句を言う。
なんなら出発が遅れたのも全部自分のせいなんですけど。
でも卓越したドライビングテクニックのおかげで(←?)
電車には余裕で間に合いました。
早朝5時。
今年は雨予報が出ていたためか、
去年より仮装が少ない気がしました。
かく言う私も、今年こそくまモンだよな!と思いつつ
雨を吸った甚平はとても重くなるので諦めました。
いつものなるTで参戦です。
ご覧の通り、実際は朝から太陽カンカンだったんですが。
小布施に着いてからもテンションは全く上がらず
楽しそうなランナー達が行き交う道路の端っこでポツンと座り、
地面ばかり見て時間を過ごす私。(。´・ω・`。)
走る気ないだけでなく、眠気もすごかったんです。
スタート時間が近付き、ブロックへ移動。
去年と同じく、ひたすら「頑張るな」「頑張るな」と
町長やら金さんやらゲストランナーやらが連呼する開会式。
右下の見切れてる人、剣心の仮装でした。
スタート待ちの間、ずーっと前にいたのに
一枚も写真撮ってないくらいの異常なやる気のなさ。
みんなが後ろ向いてるのは
ちっとも戻ってこないウェーブ。
迫るスタート時間を気にする金さんと司会者。
「キロ2分でお願いします!」ランナーの祭典らしい催促。
今年もブロックはD。
Dブロックは2時間~2時間15分で申請しているランナーです。
スタートまで辿り着くのに今年は約5分かかりました。
スタートまで歩いている途中、後ろから
「可愛い!打ち上げまでがマラソンでっせ、だって!」
と女性の声が聞こえました。
が、この日の私は本当にテンションが低く、(そして眠い)
スタート後も下を向いている有様だったため、聞こえないフリ。
ほんとすみません。いつもはこんなんじゃないんです。
全部予定外の生理現象のせいなんです。(´-ω-`)
テンションが上がらないだけでなく、息が苦しい。
ペースは8分近くで超スローなのに、息が上がります。
浅くしか呼吸できない感じ。何度も深呼吸。
あちこちの不調が気になって、
カメラを手に持って、楽しい仮装ランナーもたくさんいるのに
なかなかシャッターを押す気になれません。
気力を奮い立たせて撮ったコース上最初の写真は
どれだけコースが狭いかを如実に伝える一枚。
手前のチアガールより、密集するランナーを撮るあたり
健全な精神状態ではなかったことがわかります。
なぜこのスタイルを選んだのかは不明ですが
どこからか音楽が鳴っていました。
ファミコンから鳴ってたのかな?
スーツ姿のグループ。
「サウナ入ってるみたいに暑い!」とか叫んでました。
他のレースだとよく目立つスーツ。
酷なようですが、ここ小布施に限っては
お目立ち度と走りにくさは比例しないように思います。
ちょっと広くてバラけてきた。
でもこんな道は一瞬で、すぐ極狭になります。
日の出と同時にカンカン照りだった太陽ですが
いい具合に雲に隠れてきました。
このまま曇であってほしい。(-人-)
土道、砂利道、寺や会社の敷地内、果樹園の中、
民家と民家の間、住宅街、堤防、等々
あらゆるところがコースの小布施見にマラソンですが
田んぼのあぜ道。( ̄▽+ ̄*)
どこからかカンカン音がする。
ケータイとカメラを一緒のポケットに入れたかと
一本下駄の小坊主さん。
周りのランナーからひっきりなしに声がかかってました。
この先に2~3km続く長めの上り坂。
上りでリズムができたのか、坂と一緒に気持ちも上ったのか
低め安定だったテンションもようやく上がってきました。
せっかくの小布施!
8千円以上のエントリーフィー払ってるんだ!(そこか)
楽しまなきゃ!o.(+・`ω・+).o
来た!( ゚∀゚ )キタ━━!
…うん、去年の方が熟れてて美味しかったかな。
同じく立ち止まってネクタリンを頬張っていた
隣の女性ランナーと言葉を交わします。
よし、コミュニケーション能力もどうにか復活してきた。
ここからは町の人達やランナーと交流しながら
小布施をゆっくり楽しんで走ろう!!(≧▽≦)
そう決めて、早朝にも関わらずたくさんの応援をくれる町の人たちと
朝から元気一杯の給水エイドの学生ボランティア、
そして定期的に立ってくれているスタッフの人達に
「ありがとう」と「おはようございます」を無差別に連発し始めます。
ようやくレースを楽しみ始めたとあこ。
ですが、今回はそう平和に終わりません。
心に余裕が出てきたと同時に気になり始めたのは、下(シモ)。
そういえば本日は大サービスデーだった。( ̄□ ̄;)
下半身は大丈夫だろうか…。
ふと自分の下半身に目をやると、
ランパンの中心部を上から下に広がるシミ……汗…??
…
……
………
も、漏れてる!!
((((;;OдO;lll))))
…いや、血だわ!!これ、血だわ!!!
そういえば当ててるモノが後ろにいってる感覚ある!
緊急事態!緊急事態!!(((ノ)゚Д゚(ヽ))))
のんびり小布施を楽しむなんて言ってる場合じゃない。
この姿を長く晒して走るわけにはいかない。
できるだけ早くゴールしなきゃ!
一瞬パニックになる頭。
不自然に己の下半身を見つめながら走るうさ耳のランナー。
普通の女子なら、羞恥のあまりDNFしてもおかしくない状況ですが
そこはふてぶてしい三十路のオッサン女子。
下半身を見つめているうち逆に落ち着いてきました。
…今日のランパン、ピンクにしてきて良かった。
「ピンク+濡れる=赤」ってイメージあるよね。
そうだそうだ、この色ならみんな汗だと思うだろう!
堂々としてればどうってことないさ。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
開き直りの早さはサブ3レベル。
ここでトイレにも寄ってみましたが、
キャパオーバーで漏れてるわけではないし
交換したところでランパンの色が戻るわけでもないので
「やっぱり血だった」という確認作業だけで出てきました。
(自分の中だけで)一悶着あったところで
お揃いのTシャツ姿で味噌きゅうりを振る舞ってくれる私設エイド。
なんと美味しそうなきゅうり。(⌒¬⌒*)
一本いただきたかったのはやまやまですが
楽しみつつ早くゴールしようとは思っていたので
写真だけ撮らせてもらって立ち去りました。
どこのエイドもそんなスタンスで通過した結果、
手にはネクタリン2つと桃が1つ。
ポケットに入れると重たくてランパンが下がってくるし
持って走ると手が小さくて今にも落ちそうなので、こうなりました。
今年も実に便利な氷袋。(´∀`)
(袋に入れたところで走るのに邪魔なのには変わりない)
そして16km地点には、一番のお楽しみアイスエイド!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
今年のボランティア女子もみんな
つい結婚を申し込みたくなるようないい笑顔です。←
もちろんガリガリ君をチョイス。
のんびり歩きながらアイスを齧る。
やっぱりいいなあ、小布施。(*´∇`*)
ガーミンを一切気にせず走るレースって
私はここ小布施見にマラソンくらいしかありません。
今年は気温の上昇も穏やかで、
曇ったまま太陽も出てこないナイスコンディション。
終盤にはにわか雨も降ってきたので本当に涼しかったです。
まあ、午後からは尋常じゃなく気温が上がったんですけど。
私も走りやすい気候と血濡れのランパンのおかげで
去年に比べて後半だいぶペースを上げたので
去年と同じか去年より時間がかかると思っている
ゴールで待つ同行者に、18km地点で帰るコールしましたw
走り終えたランナーが応援してくれてるのも
ゴール地点の運動公園に入っても
最後の最後まで給水給食エイドがあります。
去年ももらった凍らせたゼリーを手に取ったら
ボランティアの男の子が「トマトは!?トマト!」って
横からトマトを出してくれたので
「トマトも貰う!」
最後まで小布施を楽しませてもらいました。(〃∇〃)
どこの大会もゴール前はそうですが
運動公園内、応援の人でいっぱい。
何度レースに出てもどんなレースでも
ゴール前の「おかえり」には感動します。
そしてゴール手前、公園奥に同行者の姿を発見するも
なにやら手元のケータイを夢中で見ている…。
ゴールゲートを目前に大きく膨らんで名前を叫んだら
その様子がよほど目立ったようで
「ゼッケンナンバー48○○、愛知県のとあこ選手、ゴールです!」
初めてアナウンスで名前呼ばれました…。
やっぱり楽しかった!!
ありがとう、小布施!!ヾ((*´∀`*●))ノ゙
スタート直後はどうなることかと思うほど
テンションの低かった小布施ですが
最終的には愛媛マラソンのスローガンである
「ありがとうで、もっと強く走れる」を思い出したくらい、
「ありがとう」を言い続けた21.0975kmになりました。
原点に返れるのが小布施かもしれない。
去年、大行列で30分くらい並んだ完走証も
今年はバーコードを読んで
データを取り込むシステムが取り入れられたようで
そんな完走証、パンフレットに挟んだのを忘れて
うっかりキャンプ場で捨ててきちゃった件。
ネットで2時間18分くらいでした。(´∀`)
下半身をタオルで隠しながら
ゴール後のおもてなしをむさぼり食う。
ハーフにしては規格外のエントリーフィーに引き
今年で最後だな、とほぼ決めていた小布施見にマラソン。
走ってみたら、やっぱりとてもいい大会でした。
いざ走ってしまうと、また来年も走りたい。(´・ω・`)
一気に値上がりしたエントリーフィーについては
他のランナーからも多々声が上がっているようなので
小布施の対応を見てまた改めて参加を考えようと思います。
コース上でもコース外でもおもてなしは凄いし
ボランティアもスタッフも一生懸命盛り上げてくれるし
真夏の大会のリスクを最大限回避しようとする努力も見えるし
確かにお金がかかっているのは理解できるんですけどね。
同じだけの金額でフルを走らせてもらえる大会もあるだけに
どうしても気になってしまうところです。
でも、走りたいという人には全力で推します!ヾ(゚∀゚`*)ノ゙
むしろ誰もに一度は走ってもらいたいと思います。
レースとなると全力でしか走れないランナーには特におススメ。
本当にいい大会ですよ、小布施見にマラソン!!
それにしてもオールスポーツの写真が怖い。(※血濡れ)