こんにちは。
昨日の決意表明に際しましては、
皆様からたくさんの激励をいただきましてありがとございました。
私の後ろにあった逃げ道はこれで完全閉鎖しましたので
あとは前に向かって進むだけです。
明後日からだけど!!( ̄▽+ ̄*)
今日と明日は思うさま飲もう、
ブレーキなんか絶対にかけるものか。
よーし、買い出しして帰るぞ!(固い決心)
更新をサボったせいで熊本レポが長引いた影響により
こちらも1週間遅れとなった、犬山読売ハーフマラソン。
熊本の翌週でしたが、10kmなら走れるだろうということで
10km部門に友人のペーサーとして出走してきました。
それは、この大会の関門がガチだからです。(;´▽`A``
10kmの制限時間は63分。
その他、今となっては詳細を忘れてしまいましたが
4.7kmと7.8kmにも関門がありました。
私にペーサーを依頼してきたのは、ラン歴1年の幼なじみマッツ。
彼女のそれまでの記録は10km75分。
これも所属するランニングチームのメンバーに
7分半のペーサーをしてもらって出した記録だそうです。
そして今回、サブ4に向けて練習をしていた私になぜか白羽の矢が。
完走できるかどうか、不安に苛まれたマッツは
この2週間前に別の10kmレースに一人で出走し
見事、59分台での完走を遂げたのですが
その時のキツさが想像を超えていたということで
ますます不安を募らせてのレースとなりました。
逆効果とは、なんということでしょうか。(((( ;゚д゚))))
前日には、天気・ウェア・前夜の過ごし方から
会場入りした後スタートまでの段取りに至るまで
まるで入念な打ち合わせかのような電話がありましたが
相手の私は、サブ4のかかったガチレースにも関わらず
巨大なBBを被って賞味期限切れの補給食を持つ(しかも落とす)
ような心臓に剛毛の生えた人間なので、
おそらくロクな回答はできていなかったと思われます。
関門はスタートの号砲からだから、できるだけ前に行こうと言ったら
不安で一杯のマッツ、なんと人垣をかき分けかき分け
ランシャツ短パン、ペラペラシューズを装備した
今にも飛び出しそうな登録選手のところまで行こうとするので
慌てて止めました。(:.;゚;Д;゚;.:)
ちなみにこのレースの優勝者は、男女共に33分台でした。
経験が足りないというのは、往々にして周りの人間に恐怖を与えます。
しかしペーサーというのは緊張するものですね。
私のペースメークが悪かったら
幼なじみは完走できないわけですから責任重大です。
熊本でサブ4ペーサーをしてくれたこたさんに、改めて感謝します。
なのに、心臓に剛毛の生えたペーサーのガーミンは
スタートまでにGPSを拾ってくれず、
定評のあるアテにならない体感で250mほど走るはめになりました。
ちゃんと仕事しろよ!>ガーミン(八つ当たり)
気が気じゃないので写真を撮って気を紛らわす。
天気予報は雨。
ですが幸運なことに、走っている間に雨はポツリとも降らず
時折雲の切れ間から太陽が覗く、暖かい日でした。
そろそろ雨女返上しちゃおっかなあ☆(・ω<)
半袖Tシャツにアームウォーマーのつもりが
うっかりアームウォーマーを預けてしまいましたが
走ってる間は半袖で全く問題なかったです。
不安からの爆走か、常に私より半歩先を走るマッツ。
ようやくGPSを拾ったガーミンを見たら、5‘17の数字。
想定外に私の心肺が楽だったため
まさかそんなスピードで走っているとは思わず
「これ以上上げないで!落とすよ」
と、先行くマッツを急いで制止。
しかし案の定、低い精度を誇る私の体感…。
最初はみんな元気、落とすとみるみる抜かれて行きます。
元気なうちに稼いでおこうと5‘40まで落とし、
これくらいならいけそうかと訊いてみたら「うん」と答えたので
行けるところまでこのペースで行くことに決定。
熊本以降8分ペースの2.6kmしか走っていないし
筋肉痛こそないものの脚がまだ重いし
もしかしたら10kmも走れないかもしれないと密かに心配でしたが
意外にも気持ち良いと思えるジョギングペースでした。
5‘40をジョギングだと思えた自分に
サブ4に向けてしてきた練習はムダじゃなかったと嬉しかったです。
必死なマッツの気を紛らわそうと、やたらしゃべるペーサーとあこ。
マッツが2kmで脱いだ防寒のゴミ袋を、
こたさんの真似して持ってあげました。(´∀`)
ペースは5kmまで5‘30~5‘45で安定していて
4.7kmも7.8kmも、関門は気にしなくてよくなりました。
こうなったら、もう記録を狙うのみ。(`・ω・´)
思っていたよりかなり走れているマッツですが
やっぱりオーバーペース、呼吸はどんどん荒くなります。
でも、ペースは8kmまで保ててる!
「余力は?」
これまたこたさんのマネして訊いた私に、
すでにゼーハーしている彼女でしたが
「ある!」
熊本で「ない」と端的に答えた私とは大違いです。
「カッコいいな!∑(゚Д゚)」思わず賞賛。
余力あるなら上げようか、と持ちかけたところ
「…1kmか1.5kmしかもたない!」
と言われたので、それなら残り1kmで少し上げようと思っていたら
自ら徐々に上げていくマッツ…!
5‘45から5‘25まで上がって行くのを
せっかくだからと黙って付いて行きました。
いや、黙ってはいなかったな。
「頑張れ!」はもちろん
「10kmは出し切ってナンボだから!」
「このまま行くよ!」
「あとは記録!これなら自己ベスト確実!」
等々、かなり騒々しかったと思います。
…しかし思い返すと偉そうだった、私。(;´Д`)ノ
前方に犬山城が見えた残り1km地点でパシャリ。
コースはなかなか風光明媚で良かったです。
しかしここで「ダメ、もう落とす!」
初めて弱音を吐いたマッツ。
「見て、下り坂だよ!ここで落としたらもったいないよ!」
「記録狙おう!頑張ろう!」
「せっかくここまで走ったんだから、頑張れ!」
走れない時は走れないこと、
つい1週間前に経験しているので充分わかっていますが
それでも声をかけ続けてくれたこたさんがいたから、
私は動かない脚を必死に前へと前へと走りました。
それがあるから、
マッツの前に出てやかましいほど言い続けます。
「先、行って!!」
…あ~、わかるわかる。(´∀`)
それ、私も熊本で何度も口に出かけた。
でも、そこで私を置いていったところで
そこから自己ベストが狙えるわけでもなく
すでにこたさんにはなんの利益もないところ。
それにこたさんは最初から
「一緒にゴールします」と断言してくれていたので
私がそう言ったところで、先に行くはずもない。
そう思って、飲み込んだ言葉です。
だいたいこれ、自分の気が楽になりたいだけですから。
わかるよ、わかるわかる。(´∀`)(ドS)
「…いやいや、
一緒にゴールするよ?」
逃げられないよ、とマッツには聞こえたかもしれません。
これで諦めたか、最後までマッツは頑張りました!
しかもちゃんとラストスパートもかけたからね!(≧▽≦)
☆をいっぱい背負った彼女がマッツです。
記録は56:14。
マッツにしてみれば、2週間前から大幅な更新です。
完走証をもらって大喜びしていました。
頑張って良かったね~♪(*^▽^*)
スタートでGPSを拾わなかった私のガーミンは
なんだか色々足りていない。
そして、手に書いてあるのは各地関門時間です。
結果、気にすることなく走れて良かったです。
ホッとしました。( ̄▽ ̄)=3
多分、私がいなくても彼女は完走できたと思います。
私の存在意味があったのは、最後の2kmだけでしょう。
ちなみにマッツ
「頑張ってるのに、まだ頑張れって言う!」
と内心怒っていたそうです。
あははー。そうだよねー。(`∀´)
走った後は、ゼッケンに付いていた300円のクーポンを使って
うどんを食べました。
この大会、コースは走りやすいし規模もちょうどいいんだけど
参加費が10km¥4,500とかなりお高め。
それでいて参加賞はスポーツタオル1枚で
完走するとジュース1本とげんこつあめ…。(_ _。)
集めた資金は一体どこに使ってるんですかね?
スポンサーに読売が入っているなら、
もう少し頑張ってくれてもいいと思うんですが。
今後再び参加するかどうかは検討事項に入れておきます。
とりあえず、任務は無事に果たすことができて良かった。
そろそろ私も本気の10km走りたいなあ~。