こんばんは。
今日の記事でゴールまでいきます。
遅れて(遅らせて)やってきた月のモノの腹痛に
この時間までウンウン唸ってました。
こんなことを全世界に配信していいのかという疑問。
でも、決して焦らして引っ張ったわけじゃないんですよ、
という言い訳を兼ねているので仕方ないという自己完結。
ということで行ってみよう!(°∀°)b
(そして寝過ぎて寝れないので深夜更新となる)
⑦31キロから35キロ 31:37
一般的には「35キロの壁」といいますが
私は少し早く、30キロで壁にぶつかります。
疲れもあるし、走ることに若干飽きてくることもあるかと思います。
ちなみにこの先、同じ景色と疲れで写真はありません。
私の長い文章と、あなたの豊かな想像力でお楽しみください。
もの珍しさでテンションが上がったのもつかの間、
人生30年も生きてりゃ海自体が初めてというわけでもなく
ただでさえ飽きっぽい私、だいぶダレてきました。
顔の左側ばかり焼けるのも真剣に気になってます。
帽子に付けた相棒(カツオ人間)のおかげで
名指しの応援も途切れず、もはや私を走らせているのは
優しい高知の人と言っても過言ではありません。
だから、どれだけダレててもコミュニケーションはとる♪
エイドにミニトマトがあったので、それをいただきました。
ミニトマトと言っても、一口では食べられない大きさでした。
高知はトマトも有名なんだって。
甘くておいしかったです。( ´∀`)b
それにしても折り返しはまだか。
そういえば、さっきゆるキャラがやたら集合してたとこあったな。
あそこで写真撮れば良かった。(´・ω・`)
私の頭の中も集中力がなくなってきて
脈略なくいろんなことが駆け巡ります。
あ、左側に少し陰ができてる。
あっち寄ったら左だけ焼けるのもちょっとは防げるかな。
さっきあれだけ高知のゆるキャラ勢ぞろいしてたのに
なんでカツオ人間だけいなかったんだろ。(´・ω・`)
と、まあこんなありさまです。
ゆるキャラ写真に撮らなかったのをそんなに後悔してるのか、というと
もちろん相当してます。
ビッグなちくきゅうと一緒に夢に出るくらいです(えっ)。
ところで今回、エイドで食べ物をあまり口にしてないので
ガス欠を恐れるあまり、30キロの給水所で
VAAM2杯と水を1杯飲んだ私。
気のせいかお腹がチャポチャポなので(多分気のせいではない)
トイレに行こうか迷っているうちに、ようやく折り返し地点到達!
そして、その給水所でさらに水を1杯飲むという暴挙。
結局最後までトイレは一度も行きませんでした。
普段からトイレが遠いのが、こういう時は助かります。
どこから集まったのか、沿道に幾重にもなって声援をくれる
待ち望んだ折り返しを経て、右側からも焼くべく(?)走り続けます。
いよいよ脚が痛くなってきました。
もちろん、自慢の膝ではありません。丈夫さ自慢
いつもマメができる親指丘と土踏まずには
絆創膏とテーピングでがっちりガードしてましたが
左足の小指が痛い。中指の感覚もない。
あと、今まで痛くなったことがない両足首が痛い。
…うん、体重だな!!!
通ってきた道に揚げられてた「痛いのは気のせい!」を思い出し
エアーサロンパスを吹きつけ、あとは無視することにしました。
走り続けてればそのうちなくなるだろ!
⑧36キロから40キロ 32:30
35キロを過ぎ、先ほど目を付けてた(気持ち悪い)
高知のブロガーmaruさんと、そのお友達と対面!
初対面なのでお互い遠目で様子見から始まり、
「maruさん?」
「とあこさん?」
「きゃ―――――!!(喜)」この色汚いな
となって、感激もそこそこに手を振りながらお別れ。
maruさんもお友達も、ポンポンやボードを手にして
テンション高く応援してくれてました。
ありがとう!!ヾ(*´∀`*)ノ
元気出た~!!と、高揚したまま
ゴールへの角を北へ曲がったら、その途端
ビュオッ∑(゚Д゚;)
えっらい風なんですが!!
しかも向かい風。
そういえば最初から風強かったのに、海沿いは比較的静かだった。
単調な景色か、強い向かい風か…けっこうハードな選択です。
景色もガラッと変わり、開けた田んぼ地帯。
それでも始めのうちはまだ良かったんです。
曲がり角から少しのところに、
私の会社の高知支部の車が停車していて(車に書いてあった)
「○○(会社名)さん!?
私も○○です~!!愛知支部~!!」
とピョンピョン飛びながら挨拶するくらい、余裕もあった。
そこからほんの数メートルで、もう心が折れてきました。
なんだよこの向かい風。
いい加減にしてくれ。
ここにきてこの仕打ちはなんだ。
てゆーかなんでこんな風になってまで走ってんの、私。
うううわわゎゎああぁぁぁ向かい風(怒)!!!
あ~~~歩きたい!!
40キロを目前に、ネガティブな感情しかありません。
後から思い返しても、この向かい風はほんとにキツかった!
わずかに残ってた脚力も体力も、全部吹き飛ばされた感じ。
でも、こんな風の強い辺り一面田んぼの中でも途切れない応援。
寒い中、鳴子や風船(叩いて音が出るやつ)を手に
顔も知らない私たちに、絶えず声をかけてくれる高知の人たち。
歩きたい衝動をこらえて、走り続けられたのは応援のおかげです。
37キロの給水所で、限界で歩きながら給水していた私に
スタッフのおじさんの
「今なら4時間2分台!まだまだ速いよ!」
と言う言葉に押されて、再び走り始めました。
が、今スタートしてから3時間55分だけど、
あと5キロもあるのに4時間2分はどう考えてもないな
ということに数秒後に気付いてしまい、また心が折れました。
おじさん、どんな計算してたの?(;´Д`)
私が川内優輝くんでもムリだよ
心は折れましたが、脚は止めません。
もう意地と根性しか残ってません。
最後の折り返し40キロ地点でも給水。
周りには辛そうなランナーばかり。
スタッフのみなさんの応援も、心なしか力が入ってます。
あと2.195キロ!!
よし、完走はできる!!
⑨40キロからフィニッシュ 14:58
ゴール地点の春野競技場運動公園、小高い丘の上にあります。
門を入ったら、沿道にすごい人の数!!
みなさん、シャトルバスや車で先回りして待っていたんでしょう。
残り1キロほど。
ずっと自分の中でせめぎ合いながら
それでも走り続けてきましたが、
門を入った瞬間に「着いた」という気持ちになってしまいました。
もう歩きたい!!!!。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
どうしよう、歩きたい。
でも歩きたくない!
歩きたい。
走り続けたい。
歩きたい歩きたい。
歩かずにゴールしたい。
歩きたい歩きたい歩きたい。
歩きたい、が勝ったのが
競技場へ入る上り坂の門。
2つめの門を入って、もういいやと
ついに歩きだしてしまいました。
最後の坂なので、さらに沿道の人の数は増加。
せっかく大きな声で応援してくれているのに。
ここまで高知の人の応援で走ってこれたのに。
口で応えることしかできないのが悔しくて、
最後の意地でまた走り出すことができました。
もう走っているという速度ではありませんが。
それにしても、最後まで高知の人に助けてもらった。
歩いた距離は50メートルもなかったと思います。
走り出した私に、沿道のおばちゃんが
「偉い偉い!走り出した!頑張って!!」
とすかさず褒めてくれました。(´;д;`)
今日初めて見ただろう私を、ちゃんと見て声かけてくれる優しさ。
コースマップではこの坂も高低差35メートルある
最後の難関なんですが、正直坂だったかどうか覚えてない。
坂が得意とか、慣れてるとかそういうことではなく
意識がそこになかったんだと思います。
競技場の入り口の横断幕に
「よう帰ってきたねえ、待っとったがぜよ」(うろ覚え)
と、龍馬のイラストが添えて書いてあって
これ写真撮りたいけどそんな余裕ない、と通過しました。
けっこう余裕あったんじゃないかという疑問
ゴールの競技場は立派な施設で、目の前に巨大スクリーン。
入ったときに、ゴールした人の名前がコールされていました。
あとはこのトラックを一周したら歩ける!
ホッとしました。
そして、スパートがかけられるか試しに脚に力を入れてみました。
走れる!!゜*。・*゜ ヽ(*゚∀゚)ノ.・。*゜。
36キロ過ぎからずっと悩まされてきた向かい風が
競技場に入ってから遮られてなくなったのが大きいかも。
あと、初めて走る競技場のトラック、ふかふかで走りやすい!
とりあえずラストスパートです。
トラックを一列になって走ってる目の前のランナーたちを
ピンクのDEBUがごぼう抜き!
向かい風にすべての余力を持っていかれたと思ってたのに
まさかのラストスパート。
自分でも残ってた脚にびっくりしてました。
競技場で見ていた真っ赤なダウンを着た父に気付き
スパートしながら手を振りました。
父も最後に何十人も抜いて走る娘に驚いていたようです。
やっとやっとのゴール!!
ブログもやっとゴール
記録はグロスで4時間32分03秒。
ネットは4時間28分52秒。
最初に考えてた通り、
ネットでしかサブ4.5なりませんでしたが満足です。
ラストスパートなかったら達成ならずのギリギリですけど。
それにしてもしんどかった~!!
去年の名古屋ウィメンズは最初から最後まで楽しすぎて
ゴールした瞬間に、また走りたいって思ってたけど
龍馬マラソンはそんなこと全然思えなかった。
なんなら向かい風の中で、走ってる意味まで考えてたし。(*;゚;ж;゚;*)
でも、レポを書いてる今は2週間後の名古屋が楽しみです。
まだ2回しか走ってませんが、フルマラソンは魅力的。
思ったのが、40キロではダメだということ。
やはり2.195キロにドラマがあります。(*^▽^*)
いい大会でした、高知龍馬マラソン2014。
高知の人の温かい応援は本当に力になりました。
高知県が県を挙げて大事に育てるつもりみたいなので
そのうち人気の大会になる気がします。
その要素が充分詰まってると思います。
「わざわざ」高知に走りに来る人、増えるんじゃないかな。
来年、東京マラソンに落選したら、また高知に走りに来ます。
ブログ読んでくれた方、
長々とお付き合いありがとうございました。(●´∀`)ノ~
参加賞のキャップと、完走の後もらった
マフラータオル(日付刺繍入り)とドリンクと化粧水。
海岸線で紫外線いっぱい浴びたから?
参加賞のぼうしパン。(割れてる)
次は名古屋ウィメンズ2014のレポが待ってるよ!(*;゚;艸;゚;)ブハン