5分半集団から、こともあろうか前に抜けた私。
カゼのせいか鼻水がハンパないので、
時々真上を向きながら(すすると耳が痛いから)走り続けます。
呼吸は意外にそれほど苦しくありません。(*´∇`*)
ところで私、いつの大会も普段どおりに音楽を聴きながら走ります。
この日も、スマホからコードを繋いで聴きながら走ってました。
ところが。
集団を抜けて数十メートルのところで、
突然、音楽聞こえなくなる。∑(゚Д゚)
走りながらスマホをいじり倒し(さすがにやりにくい)、
何度再生し直しても、叩いても振っても、イヤホン挿し直しても
ウンともスンともいわなくなったスマホ。
うぬ~、このポンコツさんめ!!ヾ(`Д´)ノ
などと腹を立てても働き始めるわけもなく
致し方なく、初めて音楽なしでマラソンするはめになりました。
ここから徐々に地獄を見ることに…
そうこうしているうちに、私がきっかけになったのか
見慣れたウェアのランナー達が続々と私の前へ走り抜けていきます。
音楽もなくなり、ペースメーカーから離れたことを後悔していたので
そのうちの一人に私のペースメーカーになっていただきました。
しかし音楽がないのがここまで苦痛とは。
気を紛らわす術がない!
後ろから聞こえる人の足音が気になる!!
気を散らしながら1時間半までは、なんとか彼の後ろをキープ。
しかしここにきて、5分半集団で一緒だった女性ランナーに抜かれる。
…あっ、なんかすごく悔しい…。(-"-;)
自分の実力も考えず、ペースメーカーを彼女に変更。
思えば、これが第二の間違いでした。
抜きつ抜かれつしながら、時計を見ると残りおよそ23分弱。
2.3kmの周回コースであることと、自分の脚力が限界に近付いことを考え、
あと一周走ったら終了にしようと考えました。
23分で2周4.6キロはちょっともう無理。
そこまでのところで彼女に勝てばいいやと、自分ルールで納得したのです。
辛さから逃げ出したともいいます。
実際、そこから1周走ったところでは私が前にいました。
ちなみに脚は限界です。もう気持ちだけ。
チェック地点(=ゴール地点)を通過したらそこで止めようと
最後のひとふんばり……終わった~~!!
…と思ったら、ゴール地点のスタッフさん
「ナイスラン!!残り9分です!!ファイト!!!」
えっ。ヽ((◎д◎ ))
いやもう、ほんと無理。
見てよこの脚。パンパンでしょ!?
は?元から?
いやそうなんだけどさ。
チップ計測止める機械、ゴール地点に移動させてないし!
…いや、てゆーかなに!?
ねえマジで?最後まで走る前提なの!!??
などと動揺珍問答を頭の中で繰り広げているうちに
うっかりチェックポイント通過。
2時間走残り9分。
2時間過ぎても、2.3kmは走らないと終わらないこと決定。(TmT)
結局、2時間までは根性のみで走りました。
彼女にも勝ちました!(←意地)
でも、2時間過ぎからはもう、走ってるのか歩いてるのか…。
完全なる電池切れで、まったく脚動かない。
もちろん彼女には簡単に置いていかれ…。
女子トップと思われるランナーにも抜かれ…(周回遅れ)。
極めつけは
5分半兄さんに抜かれる。( ̄□||||
兄さん、すでに一人旅になっていました。
最初はあんなにお供がいたのにね…。
最初から最後までペース走してた方がよかったよね。
初志貫徹せず、分不相応な走りをしたために、この情けない有様。
最後は誰にも負けないヘロンヘロンぶりでゴール。
私の時計で2時間6分52秒。10周23kmでした。
最後の1kmは10分近くかかったと思います。
以前、マラソンのコラムで読んだことがあります。
「フルマラソンでは、最後余力を残してゴールする方が
いいタイムが出る場合が多々あります」
心の師、小出監督も言ってました。
「5kmから10kmで体が軽くなって、速度を上げたくなる。
これをランナーズハイというんだけど、
ここで我慢しないとフルマラソンは走りきれないよ」
すっごくよくわかりました。
ええ、もうすっごくよくわかりました。
あと「我慢どころ」も身にしみてわかりました。
目標のフルマラソンを前に、いい経験になりました。
↑スタート前のランニングクリニック。
次の大会は、正月明けの市民マラソン。10kmです。
体重管理して、練習もサボらないようにしなくては。
これを機に、ロング走も練習に取り入れようと思います!
※肝心なところで聴こえなくなったスマホを見限り、
帰りの電車の中で、最新のRUN用ウォークマンを
楽天から即購入したことを付け加えておきます。(`・ω・´)