映画「ベイビーわるきゅーれ」1&2一気に観賞(DVD) | チャコティの副長日誌

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主役になれない人生を送るおじさんの心の日記.
猫と映画、絵画、写真、音楽、そしてF1をこよなく愛する暇人.
しばし副長の心の彷徨にお付き合いを….




「ベイビーわるきゅーれ」
製作年:2021年 製作国:日本 上映時間:95分
「ベイビーわるきゅーれ2ベイビー」
製作年:2023年 製作国:日本 上映時間:101分


気にはなっていた作品.この度“2”がDVDレンタル化されたのを機に、
1も2も一気に観てみた.本年度累積16、17本目の鑑賞.
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社会不適合者な殺し屋の少女たちが、社会になじむため奮闘する姿を
描いた異色青春映画.高校卒業を目前に控えた女子高生殺し屋2人組の
ちさととまひろ.組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たちは、
高校を卒業したらオモテの顔として社会人をしなければならない現実を前に、
途方に暮れていた.
2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなく
こなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪となっていった.殺し屋の仕事は
相変わらず忙しく、ヤクザから恨みを買ったことから面倒なことに巻き込まれて
しまい….ちさと役を高石あかり、まひろ役を伊澤彩織がそれぞれ演じる.
監督は「ファミリー☆ウォーズ」「ある用務員」の阪元裕吾.

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殺し屋女子2人組の活躍を描いた、阪元裕吾監督の青春アクション
エンタテインメント「ベイビーわるきゅーれ」の第2弾.

組織からの依頼で殺しを請け負っている、ちさととまひろの2人は、ジムの会費、
保険のプラン変更など、日々のお金に頭を悩ませ、いつものように途方に
暮れていた.一方、殺し屋協会アルバイトの兄・ゆうりと弟・まことの兄弟もまた、
お金の悩みを抱えていた.上からの指令ミスでバイト代はもらえず、正社員では
ないため働いても満足した生活ができない.そんな現実を前に、お金が欲しい
兄弟は、「ちさととまひろのポストを奪えば正規のクルーに昇格できる」という
噂を聞きつけ、ちさととまひろの前にたちはだかる.

ちさと、まひろ役を前作同様に高石あかりと伊澤彩織が演じるほか、
ゆうり役を「燃えよデブゴン TOKYO MISSION」の丞威、まこと役を「ウルトラマン
ジード」の濱田龍臣がそれぞれ演じる.

以上は《映画.COM》から転載.
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“1”と“2”を一気に観て感想は同じなのでまとめてレビューを書いちゃう.
無駄排除だね(笑).どちらも基本は変わらない.グダグダの生活部分と
最後に集約したきれきれっのアクションシーンの合わせ技.尺は短い.

ちさと:高石あかり、まひろ:伊澤彩織の二人ヒロインはかなり魅力的.
容姿の違いもそれなりに表現され、つっこみとボケの役柄も上手く表現
してみせる.共通するのは、社会常識の欠如と生活能力の低さ、そして
抜群の殺人スキル…(汗).

「ジョン・ウィック」みたいなシステマチックな殺し屋業界が存在して、
そこに所属している女子高生の殺し屋コンビが、高校卒業を機に
アパート暮らしとバイトを始め、"フリーター" 殺し屋となる話し.

スタントマンとしても活躍する伊澤彩織と、舞台版鬼滅の刃で禰豆子
を演じた高石あかりの二人のコンビがとにかく楽しい.
 

 

 

バイト部分やグダグダの部分ははっきり言って面白くないし冗長だ.
まるでアイスを食べるくらいのテンションで人を殺せるティーン女子たちの
アクション部分にこそ存在価値があると思う.全編これアクションでも
良いのではないか?
 

 

 

“1”ではくされやくざがターゲット、“2”では殺し屋初年生とスケールダウン.
“1”がそれなりにヒットして予算や日程も余裕が出来たはずなのに、“2”は
路線そのままで流した感がありあり.

“2”もまたまたヒットしてしまい、なんと今年には“3”もリリースされるそう.
ゆるゆる路線から脱してくれるだろうか?
次作は劇場鑑賞か、DVDでお茶を濁すか…悩ましいなぁ.

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