アーティゾン美術館開演!@東京丸の内 | チャコティの副長日誌

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主役になれない人生を送るおじさんの心の日記.
猫と映画、絵画、写真、音楽、そしてF1をこよなく愛する暇人.
しばし副長の心の彷徨にお付き合いを….



 

 

大学時代からだから都合40年の付き合いだったブリジストン美術館が
アーティゾン美術館と名前を換えて、ようやくこの1/18に開演した.

旧ブリジストン美術館閉館から約3年間、逢えなかった名品と再会
できるとワクワク気分で訪問.
 


 

場所は昔のまま.八重洲の地下道は体に浸み込んで覚えている.
地下道出口を出るともう正面玄関に.

かつてはワンフロアーだけで狭い鑑賞環境だったが、今度は6F建て、
収蔵場だけでも3フロワーもある.しかも中に吹き抜けやサイト・ヴュー
もある今時の建築様式で申し分ない仕様.

特筆すべきは、ネットによる時間指定の完全予約制だこと.
これにより少ない観客での鑑賞環境が得られる♪ これは素晴らしい!
日曜のお昼なのに人に邪魔されることなく、 画の前に立てる幸せっ!!!

あと、スマホを持参すれば音声ガイドは無料.入口フロントでアプリを
インストすれば、あとはWiFi と Bluetooth で自動的に解説が聞ける.
 


 

Bluetoothで画の前に来れば、自動的にその画の解説が出てくる.
一覧や検索の必要が無くてこれは本当に便利…、音声ガイド嫌いの
副長だったが、これなら惚れ込んで使えるっ!

そんなこんなで3年ぶりに逢えた安井曾太郎の「薔薇」
 


安井曾太郎《薔薇》1932年

 

この画がきっかけでブリジストン美術館との縁が始まったのだ.
十数年前にキッチリと補修され、まるで活き活きとした出来たての画みたい…♪

 

ジャコメッティの実弟を表現した彫刻も久々に観ることができた.

 

アルベルト・ジャコメティ《ディエゴの胸像》1954-55年

 


その他懐かしい名作と再会に喜んだのだが、石橋財団の力恐るべし、
 新しい所蔵品が山ほど…展示されていた. 最近の作品が多いゆえ
抽象画が多いのだが、素晴らしい作品ばかり…、


ヴァシリー・カンディンスキー《自らが輝く》1924年



草間彌生《無限の網(無題)》1962年頃

 

このほかに、ポラックやロスコまであるっ!

印象派では、女流画家モリゾの作品も.
 


ベルト・モリゾ《バルコニーの女と子ども》1872年

 

まだまだ書きたいこと一杯だけど、どうせまた訪問するから(笑)、次回へ.

あとほとんどの作品が撮影可能なのも、嬉しい処置. 加えて、画の照明が
かなり上方からの照射であり、映り込みがないように工夫されている
ことも素晴らしい.

もう一つ加えて、1Fフロアに設置されたレストランは、あの名物カツサンドは
メニュウから消えたけど、1800、2800、3800円と3種のプレフィックス・ランチ
が用意されていて…美味しい楽しみも用意されていた♪

やはり新しい美術館は楽しいっ! .