3/24 南高尾山稜~「城山かたくりの里」を歩く | 本日も一日一歩

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仕事の合間に、街歩きや読書をしています。見たこと、感じたこと、考えたことを少しづつでも綴っていきたいと思います。

 2024年3月24日(日)、高尾山から南高尾山稜を回って、相模原の「城山かたくりの里」まで歩いてきました。

 7時34分、木製の大屋根のある高尾山口駅を出発しました。

 

 

 高尾山ケーブルカー乗り場を横目に見て、左手の6号路を歩きました。

 

 

 ユリワサビ(百合山葵)が咲こうとしていました。

 

 

 琵琶滝に寄りました。

 

 

 ニリンソウ(二輪草)の花もそろそろお目覚めです。

 

 

 崖っぷちに咲いているのは・・・

 

 

 ハナネコノメ(花猫の目)です。

 

 

 赤いマッチ棒のようなおしべが、まっすぐ飛び出でいて、かわいいというよりは、不器用なけなげさを感じてしまいます。

 

 

 別の場所にもありました。

 

 

 

 高尾山6号路は、沢沿いの道です。

 

 

 色合いが若干、気味悪いのは、ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)です。

 ハナネコノメと同じ仲間ですが、葉っぱが汚れているように見えるため、不本意な名を付けられてしまいました。

 

 

 ヤマルリソウ(山瑠璃草)です。

 

 

 スミレがあちこちで咲いていました。

 

 

 高尾山は登山者のオーバーユースで、山頂付近の登山道がえぐられてきたため、木製の階段を登ることになります。

 

 

 これは、シュンラン(春蘭)ですね。

 

 

 8時45分、高尾山山頂に着きました。

 

 

 いつも思いますが、この勘亭流文字の山頂標識はなんだかこの場にはアンマッチです。

 

 

 この後、歩く南高尾山稜が手前に見えます。

 一旦、大垂水峠まで降りてから、大洞山、コンピラ山、中沢山、さらに入沢山、泰光寺山、榎窪山、草戸山と歩きます。

 これら7つの峰々は最近、「南高尾セブンサミッツ」と呼ばれているようです。

 

 

 角度を変えましたが、「南高尾セブンサミッツ」の全体は、1枚の写真には写り切りませんでした。

 この写真に写り切らない榎窪山、草戸山まで、長い行程ですが、アップダウンはそれほどきつくはありません。

 

 

 高尾山頂の片隅に、中西悟堂(なかにしごどう)の歌碑がありました。

 中西悟堂は、歌人・僧侶でしたが、野鳥研究家でもあり「日本野鳥の会」の創立者となりました。
 この短歌は、悟堂が薬王院に泊まり、翌朝に見た景色を詠んだ歌だそうです。
 富士までに

 およぶ雲海

 ひらけつつ

 大見晴らしの

 朝鳥のこえ

 

 

 高尾山頂から、裏側に下りました。

 

 

 登山道脇には、スミレがたくさん咲いていました。

 

 

 薄桃色のスミレもありました。

 

 

 9時32分、国道20号・甲州街道が通る大垂水峠(おおたるみとうげ)に着きました。

 跨道橋を渡って、ここが「南高尾セブンサミッツ」歩きのスタートとなります。

 

 

 9時54分、大洞山(おおほらやま)山頂に着きました。

 展望はほぼありません。

 

 

 

 大洞山は、「南高尾セブンサミッツ」の中では、一番標高が高い山です。

 ここからアップダウンを繰り返しつつも、次第に標高は下がっていきます。

 

 

 2つ目のピーク、コンピラ山を通過しました。

 

 

 このザレた斜面が、この日の一番の急登でした。

 

 

 10時22分、3つ目のピーク、中沢山を通過しました。

 観世音菩薩の石仏像が立っています。

 

 

 ここは「見晴台」という休憩場所です。

 

 

 眼下には、津久井湖です。

 奥には、山頂部が冠雪した丹沢山塊の峰々が望めます。

 

 

 10時45分、4つ目のピーク、入沢山に着きました。

 丸太のベンチとテーブルが備えられています。

 

 

 ちょっと洒落た山頂標識です。

 「天空レストラン」と書かれているのは・・・

 

 

 この場所は高尾山を正面に眺めてランチ休憩できますよ、と意味でしょう。

 

 

 南高尾山稜のコース上には、多くの休憩場所があって、このようなリュック掛けが整備されています。

 この日、逆コースで歩いている方やトレランナーと多くすれ違いました。

 

 

 西山広場にある「西山の龍」。

 芸術作品の域です。

 

 

 西山峠を通過しました。

 

 

 5つめのピーク、泰光寺山を通過しました。

 

 

 急な階段を下りました。

 

 

 このあたりもスミレがあちこちで咲いていました。

 

 

 三沢峠の休憩場所を通過しました。

 

 

 6つめのピーク、榎窪山を通過しました。

 

 

 11時47分、最後7つ目のピーク、草戸山に着きました。

 ここでお昼休憩としました。

 

 

 草戸山は、かつて標高が365mとされていて、地元の人は「1年山」の愛称で呼んでいたそうです。

 現在は、標高364mに修正されています。

 

 

 城山湖(本沢ダム湖)の堰堤を歩きました。

 

 

 城山湖畔には、近づけません。

 

 

 12時54分、「城山かたくりの里」に着きました。

 ここは現在、相模原市に編入されていますが、かつては津久井郡城山町(しろやままち)でした。

 入園料は500円です。

 

 

 入口には毎日、その日の開花状況がていねいに書かれています。

 この日は、カタクリは5割程咲いている、とのことでした。

 

 

 「城山かたくりの里」は、個人所有の里山を、花の時期に開放してくれている場所です。

 園内はこんな感じです。

 

 

 カタクリ(片栗)が一面に咲いていました。

 

 

 雑草もあまりなく、園内はよく手入れがされています。

 

 

 カタクリは恥じらうように下向きに咲くのに、長く伸びためしべと花芯を取り巻く幾何学模様が何とも強烈です。

 

 

 シロバナカタクリも咲いていました。

 

 

 この日、「かたくりの里」では、ユキワリソウ(雪割草)がたくさん咲いていました。

 

 

 紫色のもの

 

 

 濃いピンク色のもの

 

 

 白基調に青の斑が入ったもの

 

 

 色とりどり

 


 これはきれい

 

 

 こんなにいっぱい。

 園内はユキワリソウ祭りです。

 

 

 ショウジョウバカマ

 

 

 紅花ミツマタ

 

 

 アミガサユリ(編笠百合)

 

 

 ミツマタ(三椏)

 

 

 キクザキイチゲ(菊咲一華)

 

 

 八重咲きのキクザキイチゲ

 

 

 オキナグサ(翁草)

 

 

 リュウキンカ(立金花)

 

 

 トキワヒメハギ(常盤姫萩)

 

 

 青色のキクザキイチゲ(菊咲一華)

 

 

 最後にもう一度、カタクリ

 

 

 見切れないほどたくさんの花が咲いていましたが、バス停まで歩くので切り上げました。

 

 

 ポストカードの見本がありました。

 園芸種のキバナカタクリ(黄花片栗)の写真は見事ですが、これは4月になってから咲くようです。

 

 

 14時12分、城山総合事務所入口バス停に着きました。

 JR橋本駅へバスで帰りました。

 

 

合計時間 6 時間 36 分  休憩時間 43 分
距離 18.7 km  のぼり / くだり 1189 / 1223 m