2日目の朝、天気は良さそうです。
昨夜は、他のお客の轟音のいびきに閉口しましたが、小屋泊まりは仕方がないです。
でも、小屋内には、コンロの下に敷くステンレス板が用意されていて、管理人から「これで室内で煮炊きできます」とのこと。
これは便利でした。
5時32分、再び大朝日岳山頂へ登りました。
中央奥、祝瓶山(いわいがめやま)が朝日で光っていました。
「東北のマッターホルン」と呼ばれるピラミダルな山容です。
これから縦走する中岳から西朝日岳方面です。
小屋前から中岳まではお花畑の中を通ります。
ハクサンイチゲ(白山一花)です。
花言葉は、「幸せを招く花」。
ミヤマウスユキソウ(深山薄雪草)です。
花言葉は、「勇気」。
ハクサンシャジンが、吊り鐘のような可愛らしい花をたくさん咲かせていました。
雪渓下の水場、金玉水(きんぎょくすい)です。
帰りの水を補給しました。
朝、咲いたばかりのニッコウキスゲ。
キンコウカ(金光花)です。
花言葉は、「威厳」。
アオノツガザクラ(青の栂桜)です。
花言葉は、「内気」。
キタヨツバシオガマ、この手の花は苦手です。
「山商山岳部遭難の地」のレリーフ碑が、登山道脇にありました。
昭和42年4月4日と5日にかけて、春山合宿中だった山形市立商業高校山岳部の生徒3人がこの付近で遭難死したようです。
遭難場所の中岳斜面の登山道には、たくさんのハクサンイチゲがその短い花期を謳歌しているようでした。
ミヤマシシウド(深山猪独活)の奥が下山路の長い稜線です。
ミヤマリンドウの青紫色は、青空を思わせる爽快さがあります。
残雪からは涼しそうな白い煙が上がっていました。
7時45分、西朝日岳(1,814m)に着きました。
ガスのため展望はありませんでした。
竜門山への登りもハクサンイチゲのお花畑でした。
竜門山からこれから歩く稜線が見えました。
手前がユーフン山、その奥が清太岩山とアップダウンがあります。
横を向くと、竜門山から雲に隠れた寒江山、以東岳へと続く朝日連峰主脈の稜線が見えました。
ミヤマダイモンジソウ(深山大文字草)です。
花言葉は、「自由」。
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)です。
花言葉は、「用心」。
10時13分、ユーフン山を通過しました。
前方に見える清太岩山(せいたいわやま)を越えれば、大きなアップダウンもありません。
タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)です。
不思議な造形をしています。
花言葉は、「永遠にあなたのもの」。
12時58分、日暮沢小屋前の駐車場に下山しました。
合計時間 7時間 33分 休憩時間 53分
距離 11.4 km のぼり / くだり 549 / 1703 m