遂に、新たな時代がやってきた。
およそ70年に及ぶ“10両編成”の時代からの、大きな前進。
今日10月13日、遂に中央快速線・青梅線での“二階建てグリーン車”の運用が4年ぶりに始まった。
…4年ぶりと敢えて書いたのは、215系による「ホリデー快速ビューやまなし号」以来だから。
不定期でも延べ30年近くも走っていたことを皆さん、覚えてました??
とはいえ、さっそく目新しい「12両」の文字。
そしていよいよ…(前面に特段の表示はない)
営業列車初見参!
鉄道趣味者のみならず、居合わせた一般客の多くがスマホやカメラを向けている。
このことが、沿線での注目度の高さを窺わせる。
ということで、今日の出掛け先に向かう前に早速試し乗り。
初日の割には本数も多く出ていたようで、早速高尾以西や青梅線にも入線しているとの由。
やはり運転開始初日、かつ来年春までお試し期間とのことで利用客は多い。
本数も増えて、かつ本サービスが開始されればまた状況も変わってくるだろう。
今日は国立→高尾→新宿間で初乗りを敢行。
両開き扉になって、広くなったデッキと…
久しぶりの二階席からの車窓。
沿線も最大の期待をもって、迎えたと思う。
それは、今後も順次入ってくる車両たちにもエールを。
この日に限っては、E653系による秋の行楽臨時列車も影が薄いw
(ただ、うっかり忘れていただけ)
車内仕様的には、E235系を踏襲。
高尾駅でも、ハイキング客の混雑とはまた違う熱気が、二階建てグリーン車の周囲にあった。
…ただ、その熱さは、あまり過熱しては欲しくないかなという懸念も見え隠れする。
上りは三鷹あたりから、日曜の8時台に関わらず二階席にも立ち客が発生する事態に。
グリーン料金不要というお手軽さが、帰省ラッシュ時の新幹線のような様相を呈していた。
そして10両編成混在による乗車位置の相違の不慣れも、混雑に拍車を掛けた。
日中はJR東日本アプリの列車位置情報のどの列車を見ても満員の盛況で、遅延も生じていた様子。
それもあったからなのか、朝は数本走っていたが帰る頃には1本を残して入庫してしまった。
慣れるまでしばらくは、ある程度の覚悟も講じて乗る必要がありそうである。
そして真価は、お試し期間明けの本運用開始を待つことに…
有料になり、ダイヤも変われば、また雰囲気も変わっていくことだろう。