5月末以来、すっかり記録機会が減っている西武鉄道だが…
9月に入ってから30000系「DORAEMON-GO!」の運転が終了。
更に、2000系についても大きな動きが見られた。
新2000系2451・2453Fが武蔵丘車両検修場に臨時入場したのである。
これは9月9日から2週間ほどだったが…
出場後も新宿線には戻らず、小手指に留まったままであった。
10月になっても動きは見えず、気になって10月2日水曜日に久しぶりに小手指を訪ねた。
この日は快晴だったのだが、夏の戻りで30℃を超える暑さ。
まだ午前中だったが前日との温度差に身体はキツく、麦茶を補給しつつの徒歩行に。
かつては西武鉄道の電車が生涯を終えた小手指車両基地17番線。
そこに、2451Fと2453Fはいた。
編成では、なにやら作業中。
特にクハ2454では、車内にブルーシートが掛けられて大掛かりに作業を行っていた。
甲種輸送に関連する機器も、各車両内にいくつも確認することができた。
それもあり、西武鉄道からの搬出は確実…と、多方面で見られていたのだが。
同時に、春先から気にかけてきた新2000系小窓車は、2両編成が最初に消滅することになる。
かつては池袋線でも2両編成が走っていたが…
静かに撤退してから1年半、こうして戻ってくることになろうとは。
この組み合わせでまた西武園線で走らないだろうか?と思ったが、それは夢になりそう。
この場所でこの4両を見るのも、これが最後になりそうだ。
この日時点では、連結器の交換は確認できなかった。
しかしついに今日、両端の連結器が自動連結器に換装されたのが確認されたそうである。
36年慣れ親しんできた西武線からの旅立ちは、どうやら近いことのようだ。
床下では、なにやら作業をしていたが…
ついぞ車体外装には、手を入れられることがなかった。
そのことが、行き先を断定する論調で語る向きもあるが…
公式リリースが出ていない以上、無用な混乱を招く書き方は控えたい。
喜ぶらくは、車齢36年を超えてなお新たな働き場所が見出せるか?という事実に対してである。
それに対しては、いちファンとして静かに喜び、静かにエールを送ることとしたい。