GW期間中はこれまで未踏破だった内房線を始め、記憶がごっそりと抜け落ちていたままだった
鴨川界隈での記録を大幅に塗り替え、概ね満足のいく行脚を仕掛ける事ができた。
それ以降は、5月29日までは平日に休みを取る事が不可能だったことと、さまざまな要因もあり
なかなか千葉方面に足を伸ばすことができなかった。
まして、やはり京葉線というのはうちからだと相当に行きづらいことを強く実感。
東京駅でアプローチするにも、西船橋や蘇我から回り込むにも45歳にはキツいものがあった。
そんな歳を感じつつの記録行脚は、日々年々高まる記録精度に反比例して厳しさを増していく。
GW後の記録再開は、5月12日日曜日からとなった。
土休日の日中に東京駅にやってくる255系は
「わかしお12号」13:36着〜14:00発「わかしお9号」
のみとなり、それぞれの京葉線走行時刻を勘案して予定を調整していくこととなった。
しかし、前日11日のようにイベントが入っていたりすると、これも自ずと記録は不可となり…
そのことが、5月に入って記録期間に空きが生じた要因となった。
この日は東京メトロ東西線南砂町駅の工事に関連して撮影に訪問しており…
西船橋から急遽時間を割いて南船橋に駆けつけ、下りホーム側から「わかしお12号」を迎撃。
何故か後追いのシャッターがうまく切れない、ということはあったが…
今回の一連の255系記録行脚、折々にその症状に悩まされることとなっていく。
5月30日(木)
いよいよ、アディショナルタイム後半の255系記録行脚が本格化する時が来た。
今回の定期運用、効率よく撮り回るにはやはり
平日に動き回る
ことが肝となった。
このため、一段落した5月30日に休みを取り、記録に動き始めた。
この日、最初に記録したのは京葉車両センターに疎開中のBe-05編成だった。
この時点では、海浜幕張側の電留線に移動した状態であった。
普段は留置車に囲まれた状態だったが、朝ラッシュの時は周りには少なく…
車内からではあったが、この時が編成全体を眺められた廃車回送前最後の機会となった。
そしてこの日、最初に訪れたのは海浜幕張駅。
現在蘇我側のホーム先端は、なにやら階段の増設工事中。
狭くなっているホームの幅に気を揉みつつ…
8:20「さざなみ6号」通過!
上りホームも工事中で、E233系との並びは仮設フェンス越しに。
続けてやってくる「わかしお6号」を撮ろうと、蘇我方面に移動を開始したのだが…
途中ですれ違ってしまった!!
両列車の運転間隔が僅か13〜4分差しかないことを、想像以上に甘く見ていた。
こうしてまた、撮れたはずの列車を撮り逃がす、痛恨の事態に…
それもあって、今度は慎重に慎重を期し、千葉みなとで一時下車した。
今度は38分差で「わかしお8号」が来るが、万全を期して…
9:07。
定刻通りに「わかしお8号」の通過。
この時は、中線である2番線には各停東京行きの待避があった。
夕方の「わかしお16号」は待避が無かったから、これも意外ではあったが…
とりあえず態勢を立て直すことには成功。
…そしてさらに、移動開始。
今度は検見川浜で、下り255系1番列車となる「わかしお3号」の通過を、9:29に迎撃!
最初に「さざなみ6号」で上がっていった編成の折り返しである。
京葉線内は最高速度は100km/hに抑えられてはいるが、高架線内でのスピード感はなかなか。
通過の際は、一気に緊張感が上がる。
それでも、他に撮る人もおらず悠々と収められたのであった。
続けて、向かった先は蘇我。
先ほど「わかしお6号」で上がっていった編成が、折り返し幕張車両センターへ回送されるとの
確証は取れていたものの、細かいダイヤは調べ切れていなかった。
かつての201系廃車回送のように、一旦誉田まで行って折り返すのだろうか?
以前は、蘇我駅の配線の問題があったからなのか、蘇我駅内での折り返しはなかった。
それだけに、どちらになるのか??と一時気を揉んだのだが…
10:14。
夕方に出庫してきた時に入線する1番線横の側線に直接入線。
京葉線と接続する旧都川信号場あたりまで構内・単線閉塞扱いとなっているようである。
延長された定期運用もさることながら、朝夕に運行される回送もまた、注目度を上げる一因に。
これらの列車の動きを巧みに組み合わせて、記録の動きを広げていくこととなっていく。